金子 浩(訳)
ネビュラ賞受賞した作品。物語は鷲がプリントされたカップから始まる。そのカップは九千年前に地球を旅立ったまま消息を絶った伝説の宇宙船〈探索者〉のものだった。古美術商のアレックスと相棒の女性パイロットであるチェイスは、探索者と、彼らが移住したといわれる植民星マーゴリアを発見するべく活動する。
ジャック・マクデヴィッド
早川書房
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単行本
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星を探すというテーマではアシモフの「ファウンデーション」シリーズでセルダンにより秘密にされていた第二ファウンデーションの捜索を思い浮かべるが、「探索者」ではファウンデーションよりはミステリー度合いは薄いし登場人物の切迫感も薄い。これは「ファウンデーション」では人類の未来と命までがかかっているのに対して、「探索者」ではお金と名誉とプライドといった個人的なものがかかっているという違いが大きい。
それと「探索者」ではアレックスの相棒であるパイロットのチェイスの視点から語られているために探索者と植民星マーゴリアを何が何でも探し出すという動機が弱いから当事者というよりは一歩引いた位置からの語り口になっている。
では、面白くないのかというとそうではない。読み始めたら4日間位で読み終えたくらい飽きさせずに先を読まさせる力を持っている。面白さの一つ目は探索者と植民星マーゴリアの捜索プロセスにある。ともすれば、やめたがるチェイスに限られたデータから次の糸口になる観点を見いだしすアレックス。まだ頑張るのと心で思いながらもアレックスの指示に従い実行するチェイスのコンビ振りがホームズとワトソンをアナロジーさせて面白い。
二番目はSF的ガジェット。死んでしまった人物のアバターを公開情報からモデリングして、そのアバターを呼び出してお喋りするというもの。その人物を知るということでは文献を読むよりも理解しやすいインターフェースだと思う。また、小説の技法としても、人物の説明を伝記的にするよりもインタラクティブで分かりやすい。
また、唯一の知性を持つ異星人であるテレパシー能力を持つアシユール人も面白いガジェットとして挙げていいだろう。チェイスが最初は嫌々ながらテレパシー能力を持つアシユール人の星を訪問するが、段々と打ち解けていく様が現代社会の人種間の問題をアナロジーしているように思える。私が新婚旅行でモロッコを旅行したときに東洋人が珍しいのかみんな、こちらをじっと見つめていくシーンを思い出した。
全宇宙的な災厄や謎解きではなく、あくまでも古美術商のアレックスと相棒の女性パイロットであるチェイスの冒険談というインディージョーンズ宇宙版というお話。重くならずに軽く読める作品です。2008-11-21(18:26:51) - 書評 - stanaka - No comments - TrackBack(No Trackbacks)
2008-11-20(07:47:22) - 旅行 - stanaka - No comments - TrackBack(No Trackbacks)
2008-11-19(07:44:24) - 旅行 - stanaka - No comments - TrackBack(No Trackbacks)
2008-11-17(07:52:09) - 旅行 - stanaka - No comments - TrackBack(No Trackbacks)
改めて太王四神記ノーカット吹替版を観るとタムドクがチュシンの王となっていく成長物語であり、ヨン・ホゲがダークサイドへ落ちていく物語。
ヨン・ホゲはタムドクがチュシンの王へ成長するするために必要な噛ませ犬のような存在・・・・と書くとヨン・ホゲ=ユン・テヨンのファンの方から石を投げられそうだが、設定としてはそういう扱い。これが両方ともチュシンの王になれる可能性があり決まるのは四つの神器を集めた者なんてということにするとロードオブザリングになってしまう。
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ヨン様、なかなか恰好いいですね!!
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キハはずっとタケドク一筋なのだけど、火天会の大長老の陰謀の構想によりタムドクとの溝が今回を境にして広がっていく。天の存在と人の陰謀に翻弄されるキハはかつてのカジンがファヌンに挑戦しつつも愛情を抱いたのと同様に自分の中に矛盾を抱え込んで行く。ヨン・ホゲとキハは天に翻弄されながらもあがらう人間を象徴する存在だ。
ヤン王のKYな失策
ヤン王が騎馬隊にタムドクの護衛を依頼したのは大失策。騎馬隊の隊長が誰の方に向いて動いているか情報を知らずにヨン・ホゲに忠誠を誓う騎馬隊をタムドク亡き者にするように動きやすくしただけ。また、これにより騎馬隊の隊長の口からキハが朱雀の守り主としてヨン・ホゲに忠誠を誓ったことをばらされてしまいタムドクの心に疑念を生じさせた。
キハとタムドクの一夜
なんでそんな風に一気にキハとタムドクの関係が進んでしまったのか、合理的な説明ないまま一夜を過ごしてしまう。しかし、ムン・ソリとペ・ヨンジュンの演技力とサウンドトラックの力でもって強引に納得させてしまうのはさすが。まあ、愛に論理性を言い出すのはやぼですが。ここで光っていたのはムン・ソリさんの演技ですね。目の演技が素晴らしい。
各部族長の息子を捕らえてヤン王に濡れ衣をきせた陰謀を聞いたときのキハがヨン・ホゲへ向けた軽蔑の目。キハが朱雀の守り主としてヨン・ホゲに忠誠を誓ったことを騎馬隊長によりばらされた時のタムドクへ向けた許しを乞い理解してほしいと訴えた目。
タムドクがチュシンの王へ成長するための試練はまだまだ続きます。
地上波でのレビューは太王四神記 第7話「都を追われて」でどうぞ。
2008-11-16(23:06:09) - 韓国ドラマ ( 太王四神記 ) - stanaka - - TrackBack(No Trackbacks)








