「韓流百年の日本語文学」のうち、2つの韓流ドラマがテーマになっている評論を拾い読みする。
「冬のソナタ」ブームの背景——《最初の夫の死ぬ物語》外伝 平野芳信
「最初の夫の死ぬ物語」という説話論的構造ということで論を進めている。日本の1980年代作品だと、「タッチ」「めぞん一刻」「ホット・ロード」を挙げていて(すんません、ホット・ロード知りません)、1990年代だと「Love Letter」がある。この「Love Letter」が韓国で大ブレークしたとのこと。
確か小樽が一躍、韓国で知名度があがって旅行する韓国人が増えたという記憶があります。
韓国では「猟奇的な彼女」が「最初の夫の死ぬ物語」という説話論的構造を持っている。猟奇的彼女の主演女優であるチョン・ジヒョンが出演した「イルマーレ」も同じ構造を持つと指摘している。2000年のイルマーレ、2001年の猟奇的彼女、そして、2002年の「冬のソナタ」、2003年の日本での冬のソナタの大ブーム。当時はどうして「最初の夫の死ぬ物語」がこれほど受けたのか?
人々に受け入れられる物語の構造はさんなにパターン数がないからたまたまということもありえるかも知れませんね。
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2010-06-21(12:00:00) - 書評 , 韓国ドラマ - stanaka - No comments - TrackBack(No Trackbacks) タグ一覧:韓国
イ・サン —正祖大王—(3)を読みました。ドラマと比べると差異があり興味深いところを書いてみます。
ドラマの放送回と対比すると第15回「護衛官への道」~第19回「大いなる野心」に相当する内容が描かれています。
イ・サン 資治通鑑綱目を読んだと英祖に言ってドツボにハマる
資治通鑑綱目についてはコトバンクでチェックしてください。この四章が英祖にとっては問題の箇所であり、内容は側室について記述されている。英祖の母は身分の低い女性であり側室であった。そのため、英祖は王としての正統性を問われたりしたので、側室にかかわる部分のある資治通鑑綱目をイ・サンが読んでいるというのは許しがたい行為。
四章を読んだのかと英祖がイ・サンを詰問した時にホン・グギョンが四章は飛ばして読んだとフォローする。ところが、英祖はその本を持ってきて確かめるという。イ・サンは本当のところ四章を読んでいたのだ。ピ~~ンチ。王に嘘をついたものは死罪。つまり、イ・サンもホン・グギョンもアウトになってしまう。
しかし、そこは策士ホン・グギョン。ソンヨンを使って、紙を古く見せかける技術によりずっと以前から四章に紙を貼り付けて読めないようにしているように見せかけたのだ。
ソンヨンとヒョイ
ソンヨンがホン・グギョンから言い付かって資治通鑑綱目に細工をした書物を届けるときに二人は出会う。話を聞くためにはヒョイはソンヨンを後苑の入り口に誘って事情を聞く。そのことをイ・サンは目撃するのだけど、イ・サンが感じた二人の女性の表現が秀逸。
- ヒョイ
小奇麗な城瀟に美しく端整に咲いた水菊 - ソンヨン
村の通りに咲く、行き来する人の疲れた足に元気を与えるすっきりしたタンポポ
この時にヒョイは女の第六感でソンヨンのことをライバルと感じ取る。ソンヨンはソンヨンで幼いときに出会ったイ・サンが髷を結っていたので、結婚していることを認識していたけど、サンの隣はいつも空いているように感じてもいる。うわーーー、小説だとイ・サンを巡る三角関係はかなりくっきりと浮かび上がってしまっている。
しかも、ヒョイはソンヨンが自分のできる範囲でイ・サンを助けている姿を見て嫉妬しつつも自分も手伝いしなければと思い、コレラに感染した英祖にイ・サンが差し上げようとして老論派から大反対されてできなかった薬を勇気を出して持っていくことに成功する姿も描かれています。ドラマでは単に人の良いお姫様という描かれ方のヒョイですが小説では行動もできる人物として描かれています。
ナム・サチョ死す
ドラマではファワンが清国からの薬剤で英祖が感染してしまったコレラから救われることになっています。小説ではイ・サンが紅参が効くということを知って処方して救うようになっています。この紅参の効能を良く知っているホン・グギョンの師匠の元へ行く途中で老論派が送り込んだ刺客によりナム・サチョが死んでしまいます。ドラマではまだまだ元気なんですが。
イ・チョン、懲戒免職
イ・チョンの副業である春画を職場である図画署でかつ官給品で描いていたことがばれてしまい、イ・チョンは馘となります。再度、画員の試験に合格すれば画員になることもできると言われていたので復活するかも。ドラマではそんなことはありませんでしたけど。
通貨改革と市場改革
ドラマでは病に倒れた英祖を代理するということで摂政になったイ・サンが違法商人たちにも公式に市場で商売することを認めて大混乱します。小説ではイ・サンが代理できることを証明するための試験のテーマとして流通量が常に不足している貨幣の問題を解決するように命じられます。貨幣を作るには銅が必要ですが朝鮮には銅が算出せず倭国から輸入するしかない。そこで、イ・サンは倭国の商人と交渉するのですが後一歩のところでチョン・フギョムにより横取りされてしまいます。
そこで、イ・サンが編み出した解決策は開城の商人が使っていた手形制度を導入すること。信用取引の導入ですね。小説ではこちらの方がメインで描かれていました。
さて、この市場改革と通貨改革はうまくいくのだろうか・・・というところで、第三巻はおしまい。
2010-05-09(08:42:52) - 韓国ドラマ ( イ・サン ) , 書評 - stanaka - No comments - TrackBack(No Trackbacks) タグ一覧:歴史ドラマ / 正祖 / 英祖
取り溜めていた「カインとアベル」を観ていたら確か15話だと思うのだけど、麻酔医のチングン(クォン・へヒョーー冬のソナタで次長をしていた人)が差し出した本が↓
こちらの本は、いま愛していない人、全員有罪で紹介した「愛の群像」の脚本家ノ・ヒギョン初エッセー集。思わず「カインとアベル」のサイトへ行って脚本家を確認したらパク・ゲオクという方なので違う方。それだけ話題になった本ということなんでしょうね。
2010-05-02(09:25:12) - 書評 , 韓国ドラマ - stanaka - No comments - TrackBack(No Trackbacks) タグ一覧:
うちの娘は基本的に出不精です。ほぼ年一回は行っている家族での海外旅行へ娘を説得して連れていくのが段々と困難になりつつありました。おそらく、娘が1才半の時にベルギー、オランダへ連れて行って以来、親の気の向くままに娘の都合は考えず連れ回したのがトラウマになっているのかと想像しています。
上の写真はゲントのマクドナルドで現地の子供たちと遊んでいる在りし日の娘です。1年くらい前までは海外旅行へどこへ行こうかなどと娘に聞いてもパパとママの二人でどうぞというつれない返事だったのですが、最近、ヨーロッパなら連れていけと変わってきました。言うに事欠いて、「どうして小さい時にヨーロッパ連れて行って最近は行かないの?小さい時のことなんて覚えていないんだから」なんてことを言うではありませんか。どうやら、ヘタリアというコミックの影響のようです。国を擬人化した作品です。アメリカさんとイギリスさんの対決は独立戦争のことを情緒的に表現したりしています。実際の国へ行って娘は確認してみたいようです。最初はイタリアへ行こうかと話をしています。来年の中学卒業くらいかな・・・。
2010-04-19(23:21:56) - 書評 - stanaka - No comments - TrackBack(No Trackbacks) タグ一覧:海外旅行 / ヘタリア
イム・ホ、11才年下の女性とウェディングマーチと報じられています。3月6日にジュエリー会社のデザイナーの方と結婚されたそうです。
王様が語る!もうひとつの「チャングム」 (単行本)
イム・ホさんと言えば「宮廷女官チャングムの誓い」で中宗役を演じたことで良く知られています。決め台詞は「マシッソヨ」。まあ、前半はチャングムはスラッカンの女官として活躍していましたので王様は食べて「うーん、うまい!!」と言うのが仕事みたいでしたね。
後半はチョンホとチャングムとの間で三角関係になったりしましたが、こちらの世界のイム・ホさんはめでたくゴールインということでお祝い申し上げます。
2010-03-07(17:00:13) - 書評 - stanaka - No comments - TrackBack(No Trackbacks) タグ一覧:イム・ホ / チャングム / 中宗










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