今回は私は夏休みで国外にいるためにファン・ジニ第20話「隠れ里」をレビューするのは1週間後になります。きっと、ミョンウォルはチニとなってキム・ジョンハンと幸せに暮らしていることでしょう。この幸せが20話の最後まで持つとは思えませんが。邪魔をするのはピョクケスです。
ピョクケス(碧渓守)は実在の人物のようで、ピョクケス(碧渓守)の名前にひっかけて、谷あいに流れる碧渓水に、そしてミョンウォルは名前の由来である名月を中天の月に例えて歌うことにより、ピョクケスはあえなく撃墜されたとのこと。
詳しくは〈朝鮮歴史民俗の旅〉 時調(2)でどうぞ。入手は困難かと思いますが、時調についてまとめられた本「朝鮮の詩ごころ―「時調(シジョ)」の世界 (講談社学術文庫)」にファン・ジニの時調もその歌の背景を解説して掲載されています。
さすがに詩の対決方法は書いていませんが・・・。
寂しいので華麗なハ・ジウォンさんのファン・ジニの艶姿を掲載しておきます。写真をクリックしていただければ他の写真も見れます。
2008-08-24(22:00:00) - 韓国ドラマ - stanaka - No comments - TrackBack(No Trackbacks)
ファン・ジニ 第19話「途切れた心」を観て、ミョンウォルとプヨンというのは対照的な二人であり、それぞれの師匠であるペンムとメヒャンに大きく影響されている点では同じだなと感じました。
天才 vs 策士の秀才
当然、ミョンウォル=天才、プヨン=秀才に今のところ策士という構図。さらに、ペンム=天才、メヒャン=秀才の策士あらため純粋 秀才という師匠たちの構図もある。
天才に秀才が立ち向かうためにプヨンは策士としての動きをして天才=ミョンウォルに立ち向かった。スキルで欠ける部分を策略で補おうとした。しかし、芸の師匠であり、策士としての師匠でもあるメヒャンに見事に策略はつぶされてしまった。策士としては師匠であるメヒャンを越えることはできなかったプヨンはさらにメヒャンの方針転換により勝負に勝ったにも関わらず女楽の行首にはなりそびれてしまった。メヒャンが宣言したように芸のスキルを磨いていくということを素直にプヨンはやっていくのだろうか。私の予想はプヨンは策を弄することはやめない。今後もメヒャンを出し抜こうとしていくだろう。
ミョンウォルは明らかに天才であったが、その天才を突き動かしている原動力は第一にペンムへの憎しみであり、第二に階級社会にあった。憎しみがミョンウォルのパワーであったためペンムが亡くなることによりパワーはなくなり腑抜けになっていった。
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師匠の手の上で踊る二人
結局はミョンウォルもプヨンも師匠を凌駕するほどには至っていなかったということ。ミョンウォルは先にも書いたように他社からパワーを貰って天才ぶりを発揮していたわけで、名前のとおり月と同じであった。セルフモティベート出来ない人であったのだ。
プヨンもまた師匠を貶める策を弄するが、メヒャンの察知するところとなり策を無効にされてしまう。挙句の果てに策など使わずに芸一筋に精進してこうなんてことまで言われてしまう。
ミョンウォルの立ち直り策は自己で完結した動機づけができるかどうかにかかっている。立ち直りさえすれば天才はそのままであるので優れた芸を見せることは可能。
対するプヨンは難しいところ。秀才がスキルで天才を打ち負かすことは基本に忠実に行っていくことしかない。そんなことをプヨンはするのか?きっと辛くなって策に溺れるかもしれない。
今後の二人の行く末が楽しみです。
2008-08-14(00:24:19) - 韓国ドラマ - stanaka - 2 comments - TrackBack(No Trackbacks)
今回のファン・ジニは「師匠思いの二人の弟子」
皮肉も入っていますが、宴(うたげ)で、プヨンが鳴鼓舞(ミョンゴム)を披露。プヨンの舞は、メヒャンの鳴鼓舞の舞譜とは違っていました。師匠への裏切り行為ですがこれはメヒャンの教えを忠実に守った結果。
メヒャンがプヨンの策略をするように仕向けてきた指導を謝っていましたね。うがった見方をすれば最大のライバルであるペンム亡き後、メヒャンが保身のために策略を使う必要もない。メヒャンは心おきなく芸を磨くことに集中出来るわけです。
プヨンはメヒャンの方針転換を納得したのでしょうか?そして、今後のメヒャンとミョンウオルの関係はどの様なものとなっていくのか、益々目が離せないにもかかわらず次週はお休み。でも、プヨンとミョンウオルの勝負がプヨンの不戦勝ではお預けを喰らった感じで不満が残る。
さて、今回は前回、崖から、身を投げて死んでしまったペンムへの鎮魂歌といった展開でした。以下、ネタバレ。
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2008-08-12(01:15:39) - 韓国ドラマ - stanaka - 4 comments - TrackBack(No Trackbacks)
ファン・ジニとチャングムを比較してみるというヒントをダモさんからいただいて考えてみました。もともとの真意はドラマのないようにあるかと思うのですが、比較するにはもう少しシンプルなほうがいいだろうということで、ファン・ジニとチャングムの属性を比較してみました。同時代を生きた女性で書物にもファン・ジニとチャングムの名前が登場するということでお遊びではありますが比較表を作成しました。
項番 | 項目 | ファン・ジニ | 解説 | |
|---|---|---|---|---|
1 | 職業 | キーセン | 女官→官婢→医女 | 職業というよりは身分と言った方が近いかもしれませんね。 |
2 | モテ度 | フェロモン出しまくりとも思えるほど男性がよってくるほどのモテモテ。セレブな男性の最高位は王族。 | 美人ではあったが男性が声をかけてくるタイプではない、フェロモン少な目。チャングムとコミュニケーションとった男性はその魅力にじんわりと気づいていくというタイプ。セレブな男性の最高位は王様!! | 王様に愛されたチャングムだが、一般的なモテ度ではファン・ジニが圧倒的。 |
3 | 好きなタイプ | 真剣に生きている人 | 本質で判断し、人を支えてくれる人 | ちょっと、自信なし。うまく表現できない。どちらも、似たようなタイプが好きですね。ファン・ジニだとチョンホはタイプになるのだろうな。 |
4 | 人生の目標 | 両班への復讐 | チェ一族に復讐し、チョン最高尚宮とハン尚宮の志を継ぐこと。 | チャングムの場合は本当はこころゆくまで探求することのように思える。ファン・ジニは本当は別の目標があると思うけど表に出てきていない。 |
5 | 得意技 | 時調、舞踊、コムンゴ | 料理、医術 | 料理も芸術と解釈すれば双方とも芸術的なセンスはある。しかし、詩をチャングムが詠んだというシーンは記憶にない。チョンホはあるけど。 |
6 | 地頭力 | 10人を相手にした詩の競い合いに勝利。明の大使に即興で感服させる。 | 皇太后にどう答えても皇太后の負けとなってしまう問題を出す。 | どちらも、地頭力は最高レベル。交渉人をすればタフな交渉するでしょうね。ある意味ずるいやり方もできるファン・ジニの方が上か? |
7 | 師匠 | ペンムという優れた師がいる。対立しながら学んでいく。 | 幼くは母ミョンイ、宮中に入ってからはハン尚宮、チョン最高尚宮、済州島ではチャンドク。医女となってはイン・イクピルと多数いる。 | チャングムの方が恵まれていますね。まあ、ファン・ジニは一匹狼的だから多くの師匠を持つタイプではない。 |
8 | 美人タイプ | 男性を破滅させる「魔性の女」タイプ | 健康的な美人 | 私の勝手な想像です。 |
9 | スポーツ | 乗馬 | 不得意 | 私の勝手な想像です。チャングムは静の人、ファン・ジニは動の人というイメージあり。 |
10 | 友人 | タンシム | ヨンセン、チャンイ、シンビ、(ミン尚宮) | ファン・ジニの一匹狼的性格が出ていますね。ミン尚宮は先輩ということで()にしています。 |
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2008-08-05(21:38:52) - 韓国ドラマ - stanaka - 5 comments - TrackBack(No Trackbacks)
今回のファン・ジニは「落花流水」
全体として、ペンムへの鎮魂歌といった趣きのドラマでした。悲劇の直接的な原因は松都教坊の責任者である行首ペンムの有力なお客様に対する乱暴狼藉。
何十年も客商売をしてきたペンムにしてはやり方が稚拙であったけど、そうなってしまう原因は
- ピョクケスの舞に対する侮辱
- その前にミョンウォルヵら受けた指摘によるペンムが大事にしていた鶴の舞への完膚なきまでの批判
ペンムにとって人間扱いされないキーセンにとって、生きる拠り所は芸にあったはず。その大切な芸に対して、最も大事にしていた鶴の舞いをロジカルに否定して見せたミョンウォル。そして、芸全般とキーセンに対する侮辱により芸とキーセンを全否定してみせたピョクケスという二重の打撃により悲劇が起きた。
メヒャンが容易に信じなかったようにピョクケスの振る舞いなどペンム・クラスになればあしらうのはたやすかったはず。それをストレートに大人げなく言い合いのようになってしまったのはミョンウォルが行った鶴の舞への全否定がトリガー引いている。
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2008-08-03(23:12:55) - 韓国ドラマ - stanaka - 3 comments - TrackBack(No Trackbacks)






