絶対彼氏 第1話

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ロボットの恋人というのは、SFの世界では結構、書かれている。ただし、ロボットは圧倒的に女性だが。テレビドラマ的にはロボットが女性だと、アダルトビデオのストーリ展開にしか、なり得ないから今回はロボットが男性という設定なのだろう。火曜日の9時台で「エッチしない」なんて、女性型ロボットが言ってしまうと放送禁止になりそう。

さて、今回はドラマの筋書きとは無関係にSFにおけるロボットの恋人を振り返ってみたい。(勝手な奴)

われはロボット 〔決定版〕 アシモフのロボット傑作集 (ハヤカワ文庫 SF)
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ロボットものと言えば、アイザック・アシモフのロボットシリーズにとどめをさす。ロボット工学三原則なんてのを提唱したのもアシモフです。三原則はアシモフの手を離れてかなり一般的になっています。そこからすると、ナイトが石関隼人を殴ったのは、

第一条
ロボットは人間に危害を加えてはいけない。またその危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。

に反するわけだけど、ナイト君にはロボット三原則が「プログラム」されていないかも。で、われはロボットの中で「ロビイ」という短編があります。これは恋人ではなく子守ロボットとして、少女のもとにやってくるのだけど・・・という物語。少女マンガにも昔あきらかにロビイのパクリなのに原作者の表示もなく掲載していたのがありましたねーー。

さらに、アシモフにはロボットシリーズと並ぶファウンデーションシリーズがあります。アシモフは晩年にこの両シリーズを統合させることをしていて、その中でロボットと結婚する男性が出てきます。その人の名は天才数学者ハリ・セルダン。心理歴史学の創始者とされている人。ロボット工学三原則を拡大発展させて人類を守るという使命を帯びたロボットは心理歴史学という重要な学問を生み出すハリ・セルダンを庇護するために常に傍にいても怪しまれないよう奥さんとなるロボットを派遣した。ハリ・セルダンはロボットとは知らずに結婚するのだが、さて。私ならロボットでもいいです!!


ヴァーチャル・ガール (ハヤカワ文庫SF)
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こちらは少女ロボットです。いやーー、男性の夢みたいなロボットです。もともと、男性の理想の伴侶として生み出されたロボットです。ナイト君も一緒ですが。物語は表紙の絵にあるように少女ロボットが成長していくお話です。

機械の花嫁 (ケイブンシャ文庫)
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小松左京のお話です。こちらは男性が女性ロボットだったかな??見初めてしまい結婚するというもの。かなり昔読んだ話なので忘れてしまいました。

さて、ドラマの絶対彼氏ですが男性視線で見てみるとつまらない。女性がもっと魅力的ならナイト君を自分だと感情移入して見れるのだが、はっきり言って井沢梨衣子(相沢紗季)の魅力が乏しい・・・・。女性視線では天城ナイト(速水ナイト)がお相手と言う夢みれるからいいのか???

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