太陽を抱く月 (下) 読了

※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。また、記事には広告を含むものもあります。ご了承ください。

太陽を抱く月 (下)
440322069X

実は下巻に限っては2回読んでしまいました。フォンとヨヌにとってはハッピーエンドなんですが、他の人にとっては微妙です。でも、それぞれの人にとって悔いのない生き方をしたという意味ではフォンの一派の人たちはハッピーエンドと言ってもいいのでしょう。

ユン・デヒョン一派の嵌め方は胸のすくような思いをさせてくれましたが、太陽を抱く月 (下) の真骨頂はそこにあるのではない。

キム・ジェウンの継母への想い、陽明君の父王への鬱屈した想いとフォンとヨヌへの気遣い、ソルの命を懸けた純愛、ヨムの筋を通した主張でミンファ王女を守り抜く愛。

怒涛のように押し寄せる、登場人物それぞれの想いが読んでいる者を圧倒する物語でした。

この太陽を抱く月は人の人への愛というものを描いた物語ということを認識しました。架空の朝鮮王朝を舞台としていて、朝鮮王朝の制約をうまく使いながら政治的な部分は小道具に使って愛を描いています。

詳細なレビューは後ほど投稿します。

コメント

タイトルとURLをコピーしました