韓国映画「ミナ文房具店 (Happiness for Sale)」

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「ミナ文房具店 (Happiness for Sale)」は駄菓子屋を知っている世代(昭和20年~30年生まれかな)には完全にストライクゾーンの映画。涙腺も油断していると緩んでしまいます。貼りつけているYouTubeの予告編はコミカルタッチを強調した作りになっているけどそれだけではないヒューマンタッチな部分もあってグッときます。

■ 監 督 : チョン・イックァン
■ 出 演 : チェ・ガンヒ、ポン・テギュ
■制 作 年: 2012年
■韓国封切: 2013年5月16日

ヒロインのチェ・ガンヒさんは「ボスを守れ」でチソンと共演していた女優さん。「童顔女優」という愛称がついています。パワフルな女性をコミカルに演じるのがうまいなという感じです。

ミナ文房具店のお話

ミナの父親が病気になって借金の肩代わりの電話がかかってきてしまったミナは公務員。税金の取り立てをしているのだけど、のらりくらりと躱す滞納者にぶちきれたミナは滞納者の外車に車を突っ込ませる。

おかげで2か月間の停職処分となり、その時間を使って実家に帰って文房具店を売り払う算段をする。しかし、文房具店を訪れる小学生たちを相手していくにつれて自分が小学生のころのことが思い出され、そして、その時の父親の本心を悟るにつれて文房具店に愛着を持つようになる。しかし、買い手が現れて売渡の契約をしてしまうが果たして・・・。

ミナ文房具店の見所

文房具店とあれますが、どう見ても日本で言うところの駄菓子屋さん。小学校に近いので駄菓子屋がついでに文房具も売っているとしかみえません。この駄菓子屋が妙にノスタルジーを掻き立てます。売っている物は日本の駄菓子屋で売っているものとは違いますが共通点もあるので違和感なく入り込めます。

チープ、体に有害そうな材料が使っているけど、どこか子供心をくすぐる商品たち。おたまに砂糖(?)を入れて火にかざして溶かしたものを箸ですくいながら食べているのをみて「俺も食べてみたい」と思ってしまいました。「カルメ焼き」に近いのかな・・・。

そして親が刑務所に入れられていることでクラスメートから仲間外れている少女が泣かせます。

少女がお店から万引きして鞄に商品を入れているのを見つけたミナは追いかけて教師のチェ・ガンホに突き出します。ところが盗んでいないと言い張ります。実はノートに全て書き留めてあったのです。ミナの父親はノートに書き留めることでお金を払わずに持って行くことを許していたのです。

教師のチェ・ガンホがクラスメートのいい点をみんなで言い合おうと提案します。小学生たちは素直にみんないい点を挙げていきます。

ところが、問題の少女の番になると誰も言いださないのです。どうなるかと見ていたら少女が逆にクラスメートのいい点を次々と挙げていきます。驚くクラスメートと教師のチェ・ガンホ。ここが涙腺ヤバイ一番のポイントでした。

この映画は韓国では30万人程度の動員数でヒット作ではないのが不思議な映画です。

ボスを守れ DVD-BOXI
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