2013年11月30日土曜日にPhat Photo写真教室のみなさんと一緒に鎌倉の紅葉を撮影してきました。この記事を掲載している写真は全てFujiFilm X-E2で撮影したものをアップしています。一部を除いてjpegの撮って出しとなっています。
FujiFilm X-E2はrawから現像するよりもカメラ本体が備えている様々なモードを活用して、自分がイメージしている写真になるような色味だとか露出をいじりながら撮影していくのが楽しいのではと思い始めています。
というのはX-E2が吐き出すrawデータを現像できるのは今のところカメラ本体で現像するか付属のソフトウェア「RAW FILE CONVERTER」で行うかしかありません。「RAW FILE CONVERTER」ではX-E2のウリであるフィルムシュミレータは機能として持っていません。
ということからするとカメラの機能をいじりながらの撮影となってしまいます。シャッターチャンスに設定を変更している時間がない時はrawで撮っておいて、カメラ本体で現像するということになるでしょうか。
今回の写真はFujiFilm X-E2の設定をいじりながら撮影したものです。
X-E2のフィルムシミュレーション
フィルムシミュレーションはフィルムを製造しているフジフィルムだからこそ出来る機能なんでしょうね。
今回は3種類のフィルムシミュレーションを連続して記録してくれるブラケティング撮影してみました。
見た目に自然な色再現のPROVIA(スタンダード)、鮮やかな色調のVelvia(ビビッド)、柔らかい階調のASTIA(ソフト)を連続して記録してくれます。もちろん、フィルムシミュレーションはこれ以外に軟らかい階調のPRO Neg.Std、メリハリ感のあるPRO Neg. Hi、また、3種類のフィルター効果を使った表現ができるモノクロや、セピア調のシミュレーションもできますので設定変更していろんなシミュレーションを連続して記録できます。
上記は松岡山東慶寺の境内で撮影したもの。クリックしてリンク先のFlickrで大きなサイズで見た方がわかりやすいですがVelviaは鮮やかな色になっています。
上記は松岡山東慶寺の境内で撮影したもの。季節外れの桜が咲いていました。ピンクの蕾を見ていただくとVelviaの鮮やかさが際立っているのがわかるかと思います。あとはお好みでどのフィルムシミュレーションを選択するかですね。
X-E2のWBシフト
ホワイトバランスをいじって色味を調整します。今回は紅葉なのでREDを0から+3にしてみました。ホワイトバランスからMENU/OKを押すと下記のようなWBシフト画面が表示されます。
キーを操作してR(赤) ⇔ Cy(シアン)方向、B(青) ⇔ Ye(黄)方向に±9段の調整ができます。
REDを増量することにより紅葉が鮮やかになりました。ここでは鮮やかになりましたとしていますが、表現したいシーンや物語に合わせて色味を調整するということにも使えます。
ぐるっとパノラマ
広大な風景を撮影するときにはこの「ぐるっとパノラマ」で撮影します。この撮影モードを選択すると画面に水平線とカメラを動かす方向が指示されます。そのとおりにゆっくりと動かすと自動的に連続撮影してくれてカメラが勝手につなぎ合わせてくれます。
横方向/縦方向、それぞれM(2160*6400:縦、6400*1440:横)とL(2160*9600:縦、9600*1440:横)の2タイプの画角が選べます。
夕暮れ時の由比ヶ浜です。つなぎ目がわからないくらいの精度で作り上げてくれます。
動かす速度が速いと怒られてその時点で中断となりもう一度やることになります。
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