ファン・ジニ 第18話「空白の舞譜(まいふ)」

今回のファン・ジニは「落花流水」

全体として、ペンムへの鎮魂歌といった趣きのドラマでした。悲劇の直接的な原因は松都教坊の責任者である行首ペンムの有力なお客様に対する乱暴狼藉。

何十年も客商売をしてきたペンムにしてはやり方が稚拙であったけど、そうなってしまう原因は

  1. ピョクケスの舞に対する侮辱
  2. その前にミョンウォルヵら受けた指摘によるペンムが大事にしていた鶴の舞への完膚なきまでの批判

ペンムにとって人間扱いされないキーセンにとって、生きる拠り所は芸にあったはず。その大切な芸に対して、最も大事にしていた鶴の舞いをロジカルに否定して見せたミョンウォル。そして、芸全般とキーセンに対する侮辱により芸とキーセンを全否定してみせたピョクケスという二重の打撃により悲劇が起きた。

メヒャンが容易に信じなかったようにピョクケスの振る舞いなどペンム・クラスになればあしらうのはたやすかったはず。それをストレートに大人げなく言い合いのようになってしまったのはミョンウォルが行った鶴の舞への全否定がトリガー引いている。

ファン・ジニ―韓国ドラマ・ガイド (教養・文化シリーズ)
edit

ファン・ジニ―韓国ドラマ・ガイド (教養・文化シリーズ)

日本放送出版協会
¥ 1,365 (定価)
¥ 1,365 (Amazon価格)
なし (Amazonポイント)
 (私のおすすめ度)
 (Amazonおすすめ度)
単行本
在庫あり。
(価格・在庫状況は12月18日 15:31現在)

ミョンウォルのペンムへの愛憎半ばする想い

ペンムが牢から戻ってきた夜にミョンウォルはノックもせずにペンムの部屋に入り「涙とはヘンス様らしくないですね」と憎まれ口。泣くことはない、なぜなら自分はピョクケスの側室になるからと言うミョンウォルに「おろかなことを」と切り返すペンム。さらに「あわれみなど請うた覚えなどない」と追い討ちかける。そんなペンムにかちんと来たミョンウォルは「うんざりだわ、こんな人見たことないるあなたには人の血が通っているの」と言い捨てて出て行く。

お互い、気遣いながらも素直に口に出せず、プライドだけが異様に高くてしかも弱みを見せたくない一番の相手が当人通しだから始末に悪い。

最後の鶴の舞を舞って、飛び降り自殺したペンムが教坊に戻ってきたペンムにミョンウォルは「起きて!何をしているの?恥ずかしくないの?」「こんなのズルいは。一人で逃げるなんて卑怯よ。私は認めない。だから起きて。早く起きて!!目を開けて。話があるの。話があるの!!」

(2009/2/28追記)ミョンウォルがペンムに話したかったことというのは何なんだったのでしょう?うらみつらみ?それとも真の鶴の舞のことなのかな?見直してみて激しく気になりました。

ミョンウォルはペンムに対して、キーセンという差別のある社会から一人で逃げるのかと責めているのですね。ミョンウォルもペンムが身分差別に憤りを覚えていることをわかっていたのでしょう。だから、死人にムチ打つ言い方で、なぜ、もっと生きて一緒に戦わなかったのと言いたかったのでしょう。

みなが白装束で川への散骨わ見送っている時にミョンウォルは着飾って、ピョクケスに最後まで舞えなかった「宮廷舞」を舞って見送る。

ペンムのミョンウォルへのメッセージ

ペンムがミョンウォルに残した空白の舞譜。鶴の舞いを完成させろというメッセージなんでしょうね。ペンムがきちんとミョンウォルの指摘を認めた開かし。

メヒャンの喪失感

日頃は憎みあっていたかのようなペンムとメヒャンだったがお互いが存在してこその二人。

ペンムなきあとの喪失感を持ってしまったメヒャンはどのように変貌するのか。その変貌にプヨンはどのように割り込んでくるのか?

頑固な女性と情けない男性

自分の命は自分で決めると行動で示したペンムにそれを指示し行動したキーセンたちに比較して、男性たちの情けないこと。ペンムを想っていたソン長官もなすすべなく机の前で座っているだける部下に捜索も命令してなかったの・・・・・。女性の行動的な姿がまぶしく見えます。

今回は涙なくして見れなかった回でした。次回は対決ですね。

10時からなので注意しないと。

ハ・ジウォン主演『黄真伊』、NHK総合で10月スタートだそうです。もう一度みれるぞ。

コメント

  1. とん子 より:

    stanakaさんおはようございます。
    ミョンウォルの完全否定がなかったらああいう大人気ない行動には出なかったでしょうね。
    ひょっとしたらもう自分はこれまでって感じていたんじゃないかな?
    ピョクケスはきっかけだったにせよ、自分でけりをつけるつもりだったと思います。
    牢へ行くペンムの顔はある意味死を覚悟した顔でした。
    メヒャンは倒したい相手であり、大きな×2壁であり。でも心から尊敬し苦楽をともにした仲。その大きな壁がなくなった今、空しさだけが残ったんでしょうね。私が道連れになろう・・・というセリフがその象徴だと思います。

  2. ダモ より:

    10月に総合でやるそうですね。
    11話の半分、録画し損ねたのが見れる♪
    崖の上のポニョ・・じゃなくペンム。
    あの女優さんは怖くなかったのかな??
    飛び降りたところは、ヘモス将軍を彷彿とさせました。ヘモス将軍は、なんと、それでも生きていましたが\(◎o◎)/!
    あと、チェ尚宮ニム。
    「ファン・ジニ」は、夫に言わせると、チャングムと踊るか踊らないかが違うだけで、一緒じゃん。とバッサリ。。確かに(^_^;)

  3. stanaka より:

    とん子さん。こんばんは。
    そうですね、ペンムはピョクケスの言葉にカチンと来てしまい、ミョンウォルの言葉から自分の限界を悟り、刺し違えるつもりであんな卓袱台ひっくり返しをやったのでしょう・・多分。
    メヒャンはライバル亡き後どうするのかも興味あります。
    ダモさん、こんばんは。
    あの崖のロケ地が気になりました。どこなんでしょうね。やはり、ガイドブックを買うしかないのかな?
    ヘモス将軍もチェ尚宮も飛び降りたというよりも落ちてしまったと言った方がいいでしょうね。ヘモス将軍は矢の傷を負いながらも生き抜いてしかもユファ(柳花)まで手に入れるのですから、すごい!
    >チャングムと踊るか踊らないかが違うだけで、一緒じゃん。
    ファン・ジニとチャングムの比較をこの言葉から思いつきました。

タイトルとURLをコピーしました