現代を生きている私にとって身分の差というものに対する朝鮮王朝の時代の人たちの感じ取り方について頭で分かっていても心で分からないというもどかしさがあります。
非常な真実
今回の馬医のタイトルとなっている「非常な真実」というのはチニョンとクァンヒョンが取り換えられていたという事実。
これって、
- 身分が入れ替わる(両班⇔奴婢)
- 財産がクァンヒョン→チニョンとなってしまっている
ことを意味しています。チニョンにとって身分と財産と分けた場合にどちらに比重があるのかという、おそらく身分が重い意味を持っているのではと思います。
つまり、クァンヒョンが苦労していたのは身分によるもので、本当はチニョンが負うべき苦労をクァンヒョンにすっかりと肩代わりさせていたということに申し訳ないという思いで一杯なのでしょう。
でも、チニョンとクァンヒョンが入れ替わることによってクァンヒョンの命が助かったわけなので、少なくともチニョンはクァンヒョンに負い目を持つ必要はないように思えるのですが。
イ・ミョンファン、大妃に救われる
大妃が倒れてしまう。原因は首に出来た腫気。大妃は体を傷つける外科手術は嫌だし、馬医上がりのクァンヒョンはもっと嫌と駄々をこねて首医であるイ・ミョンファンを指名する。
当然、イ・ミョンファンへの取り調べは延期となってしまう。
イ・ミョンファンは外科手術しなくても鍼と薬で治すことができると安請け合いしたけど果たして・・・。単に時間稼ぎしたいだけじゃないのかな?
一方のチョン・ソンジョはわざわざクァンヒョンのところへやってきて首医の地位をぶら下げて自分に有利なように動いてもらうようクァンヒョンを説得しようとする。
そんな説得には当然、ソデにして追い返すクァンヒョン。その様子をじっと見つめる家政婦じゃないイ・ミョンファンとカン武官。ますます内部の責任の擦り付け合いというか、ババの押し付け合いが激化する模様。
さて、こんな中で大妃の治療が今後の核心になってきました。今のところ治療には携わっていないクァンヒョンですが、どうするのかな?
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