今回の馬医ではチニョンが自分の出生の秘密を知ってしまうところからスタート。とうとうチニョンがクァンヒョンと取り換えられたことを知ってしまいます。
責任感の強いチニョンですから、自分が行ったことではないとはいえ、取り換えられたことにより本来はクァンヒョンが手にすべき人生を奪ってしまったように感じてしまいます。
本当は取り換えられていなければクァンヒョンの命がなかったはずなんですけどね。
物思いに耽るチニョン
自分がクァンヒョンとの入れ替わりだと認識して、クァンヒョンとの思い出を辿るチニョン。
- 幼い頃に靴を履かせてもらった頃の事。
- 再会してから靴を履かせてもらったこと。
- 溺れかけて、クァンヒョンに人工呼吸で救ってもらったこと。
- 異人村での騒々しい出会い。
- 牧場での出会い
励ますクァンヒョン
すっかり悩んでいるチニョンの傍に座って元気づけるクァンヒョン。このシーンは風景とマッチして癒されるシーンでした。
- あの道を通って都に来たの。揚州の役所を逃げ出してね。
- そしてあなたに出会い別れを迎えてヨンダルからチニョンになった。
- そして1日ですべてが変わった。逃亡した使用人から都一の名家の娘になり、周りの人に敬われ何の不自由もなく今日まで生きてきた。
- あなたが兵士たちに追われ牧場に流れ着いた時に、あなたのものを私のものにした。
- 取り返すのよ、クァンヒョン。元々すべてあなたのものだもの。
- そうすれば卑しい生まれとは蔑まれなくなる。
対するクァンヒョンは、
- そんな家門はいらない。
- 賎民となって損したことよりも、得たものの方が多い。
- 俺は身分を失った。でもそのおかげで多くのものを得ることができた。
- だから自分を責めるな。
このあたりはイ・ビョンフン監督の想いがこもっているのでしょうね。生まれや出自は関係なく自分の力量でのみ評価される世の中になってほしいとの想いのこもったメッセージなんでしょう。
大妃の治療
大妃の治療をするミョンファンだが、彼の治療は全く効果がない。このままだと責任を取らされてしまうため、時間稼ぎのために芥子を用意させる。
芥子を投与して病状が好転したように見せかけることに成功したミョンファンだったが、そんなのがずっと続くわけがなくばれるのは時間の問題。だから時間稼ぎに治療法を隠しているミョンファン。
そんなミョンファンの治療に真っ先に疑いを持ったのが、ヒョンウク。似た者同士だから何をするかがピンと来るのでしょうね。
「鍼と薬で治るか。一日で好転するとは」
という至極もっともな言葉に込められた真実と皮肉。
そして、大妃の治療で血水をふき取った布が発見される。
これを見て鎮痛作用の強い芥子を使っていると気づくクァンヒョン。
さすがに、その話を聞いて恵民署の署長は大妃の治療方針に関して顕宗(ヒョンジョン)に反対を表明する。
大妃を診察する署長とインジュ。爪の色が変色しているなど病状の悪化を見つけて衝撃を受ける。
この報告により顕宗(ヒョンジョン)はクァンヒョンに治療を任せる方針をとるが、いつも遅いのよね~。
しかも、クァンヒョンのことを賎しい馬医だとして治療を拒む大妃。それでも真摯に診察させるようお願いするクァンヒョンだけど許しは得られない。
そんな状況を見てとったチニョンはクァンヒョンとの入れ替わりを告白して大妃に治療を受けさせるように説得するのだった。
でもね、身命を賭して説得するまでの人なのかな大妃は・・・。スルーして代替わりしてもらった方が風通しもよくなっていいんじゃないのと邪悪なことを考えてしまう私でした。
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