韓国映画「ごめんね,ありがとう」

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駐日韓国文化院主催の定期韓国映画上映会で「ごめんね,ありがとう」を鑑賞しました。「ごめんね,ありがとう」はオムニバス形式の映画で4本の中編作品から構成されています。

それぞれの作品には犬もしくは猫が登場して、犬や猫を介して人が変化したり想いが現れるさまを描いています。

4本中3本は犬、猫は1本+最後にちらりの0.1本くらいで、どちらかと云えば犬派の映画となっています。犬好きには多分、たまらない映画だと思います。

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ありがとう,ごめんね

父親が死に父が飼っていた犬のスチョルが取り残される。娘のオ・スヨンはソウルでは飼えないと地方にいる叔父に頼って犬を預ける。実はオ・スヨンの経営しているギャラリーが破産寸前で父の実家を売却しようともくろんでいた矢先の父の死であった。

叔父が娘のオ・スヨンに見せる過去の写真と父親がスチョルに託した娘のオ・スヨンへの贈り物によりオ・スヨンが変化するのが見どころ。

スチョンが去っていくオ・スヨンたちを追いかけていくシーンが涙腺緩むポイントですね。

チュチュ

ホームレスしている青年ヨンジンが、ホームレスの親分に福祉センターへ行って犬を貰ってこいと命令される。ホームレスに対して伴侶犬譲渡プログラムというのがあり申し出れば福祉センターが保護している捨て犬を与えるというもの。

もちろん、親分は犬肉にして食おうという算段。親分の命令で犬を殴りつける子分を見ていたヨンジンは無我夢中で助けて逃げてしまう。

ヨンジンは貰った犬をチュチュと名付ける。最初は邪険にしていたが、ボールを咥えてきてはきては遊ぼうと目で訴えるチュチュにいつしかメロメロになっていくヨンジン。

そんな時にチュチュの体に異変が起きる。不治の病の腫瘍が発見されてしまう。そこからヨンジンは生き方を変えて働くようになる。

とにかく、チュチュの目が可愛い! あの目でじっと見つめられると萌えてしまうくらいの可愛さ。ヨンジンが立ち直るだけのパワーを持っています。

私の妹

少女ボウンは妹のボリと仲良し。いつも一緒に遊んでいる。実は妹のボリというのは子犬だけど、ボウンの視点からすると妹に見えている。映画でも少女で表現されたり子犬で表現されたりしている。

そんな中、ボウンの母親が妊娠する。小さな子供と一緒に子犬を置けないということでボリと別れることになる。

離別してしまったボウンは悲しみにくれてしまう。

そして、成長したボウンは獣医師となっている。別れたボリのことを今でも覚えている。

別れのシーンとそれに続くボリが引き取ったおばあさんの元を去って帰ろうとするところを途中で怪しい男に拉致されてしまうシーンは涙腺緩むポイントです。

猫のキス

1人暮らしをしているヘウォンはかつて父親から猫を取りあげられたことがあり、その反動なのか地域猫の面倒を見ている。

ヘウォンはTNR活動(Trap-Neuter-Return)をしている。つまり、野良猫を捕まえて不妊手術をしてまた放つというもの。不妊手術をすることにより猫の数をむやみに増やさないというもの。
日本でも一般的な運動です。

そこへ母親が海外旅行に行くことになり父親がヘウォンの家へやってくる。猫嫌いの父親との共同生活が始まる。とにかくぶつかりあう二人。

ヘウォンが足を骨折したことにより、父親が地域猫の世話をするようになり猫に対する考え方を変えていく。

野良猫を介して父と娘が和解するという話。

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