太王四神記 第23話「面影を追って」

今回の太王四神記は「恋の季節」

レンタルで借りたノーカット字幕版の印象では全編これチュムチとタルビの恋について描いていた回だと感じたのだけど吹替版だとチュムチとタルビの恋が背景になってしまって、スジニを想うタムドクが前面に出てきている感じがする。この回のタイトルからすれば当然、スジニとタムドクのお互いの想いを描いているのが本筋なんだろうけど、やや釈然としない。本当は2倍位の回数にして丁寧に描くべきエピソードが詰まっているのだけれど無理やり押し込んだ感じがして前回から引き続き駆け足のお話の展開となってしまっているのは残念。

太王四神記：第23話が20分遅れでスタートした理由とは？に書かれているようにかなり無茶なスケジュールで撮影しているようでもあり無理をしている部分がストーリにも出ているのかな?

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以下、ネタバレ。

チュムチとタルビ

太王四神記カップルとしては唯一幸せな家庭を作れそうなのがチュムチとタルビ。タルビが姉さん女房となって尻に敷きそうな感じですね。チュムチにしてみれば白虎の神器などという訳の分からないものを手に入れるよりタルビを手に入れたことの方が1024倍うれしいことだったはず。

ゴールインに至までには、

1. パソンとヒョンミョンの体当たりの実技指導
2. コ・ウチュン将軍の罰を与えたらという、おやぢギャグ
3. タムドクの家のプレゼント

という後押し?があって、最後にタルビが「陛下からくださった家に一緒住まない?」というあっさりとした逆プロポーズでクロージングかと思いきや、パソンねさんに背中を押されての鎧装着をタルビにしてもらう必要があった。世話焼ける。

スジニとタムドク

タムドクにとってスジニはどういう位置にあるのだろう。"友達以上恋人未満"なのか同士なのか?今ひとつタムドクの想いが読めないのでスジニが余計に切なく見えてしまう。

スジニを追いかけた日々は一体どれくらいの年月がたっているのでしょうね。

1. 後燕のコ・ウンから届いた書状の文章に、スジニの影を感じたタムドクは激しく反応して自らチョロ、チュムチ、ヒョンゴを連れて向かう。あっさりと太子を救出するもののスジニとはニアミス。
2. 後燕での使命を終えてチョロとタムドクが酒を飲み交わすシーンをじっと見つめるスジニが切ない。
3. 後燕が高句麗を攻撃した時に背後に火天会がいることを伝えにコ・ウンがタムドクを尋ねてくるのだけど、途中でかつての語学の先生と会ったと伝える・・・・・・。

子供の成長度合いからすると3〜4年くらいかな。あの子は幼稚園の年少くらいの気がするのだけど。

夕陽と川をバックに馬車を修理しているスジニを見つめるタムドクのシーンにスジニのテーマ(で合っていますよね?)が流され、否が応にも切なさが256倍に高まる。さーーーーっくるぞと思っていたらエンディングがきてしまいがくっ。盛り上がったこの気持ちをどうしてくれるNHK。と言いたくなってしまった。

次回はラストで2008年9月27日（土） 午後11時10分〜深夜0時30分で終了時間が遅くなっているので録画は注意しましょう。