奇皇后 第25回「側室選び」レビュー

※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。また、記事には広告を含むものもあります。ご了承ください。

今回の奇皇后はヤン(スンニャン)が側室として選ばれるよう3次の試験を戦い抜くというもの。

皇后タナシルリが繰り出す妨害工作を乗り越えて、ヤン(スンニャン)が試験をクリアーしていく様は観ている者をスカッとさせてくれますね。

奇皇后 -ふたつの愛 涙の誓い- Blu-ray BOXII
B00MDX53F4

 

側室を選ぶ目的は何か?

  1. 皇室の権威を高める
  2. 人質
  3. 血統を絶やさない

といったことがあげられますが、タナシルリはそんなことは全て無視して絶対拒否の構え。まあ、この人はヨンチョルから権力欲だけが遺伝したのか政治的なセンスはまるでない人ですね。

一次試験 人相を見る

貢女を宮女、雑用係、追放と選別するときにも人相をメインにしていましたね。皇太后としては形式的な試験にするつもりで事前に合格とすべき側室候補を人相を見る担当者に伝えておくという戦術だったのがタナシルリが人相書きで判定するという茶々を入れてきてかき乱される。

ヤンは目印となる髪飾りを付けることにより当初の予定通りに合格すべき側室候補を選び出すという方策を具申してタナシルリの妨害工作を跳ね除けることができた。

皇太后にヤンの聡明さを印象付けたことが一番のポイントでしょう。

二次試験 貴重な食べ物を作る

ヤンを厨房に入れさせないという極めてわかりやすい妨害工作をタナシルリはヨン尚宮にさせる。

ヤンは料理を作ることができずに苦し紛れで塩を料理だと提出する。

「塩は料理に欠かせないもの。疲れた体に染み入るようにこの国の民は皇帝陛下の善政と暖かい御心を求めている。料理にかかせぬ塩のように民の心に沁み渡る暖かい恩恵を施してください」

と語り言葉によりフォローするヤン。皇帝と皇太后は合格点を与えようとするが皇后は不合格だとしてこれが入れられないなら側室選びは進められないと強硬に主張して不合格を押し通す。

ヤン(スンニャン)皇后タナシルリの強引な妨害と横車により一敗をきす。

三次試験 絵に隠された真意

絵には観音菩薩と夕餉の料理をしている農民と牛の絵が描かれている。ヤン以外の側室候補は「天下泰平」を回答としている。

しかし、ヤン(スンニャン)のみが首をかしげている。なかなか答えが書けない。時間切れ寸前という時に女官時代にタファンに読み聞かせていた詩を思い出す。

それは北宋時代の蘇軾(そしょく)の詩「呉中の田婦の歎き」であった。絵をよくよく観ると

  1. 薪があるべきところになく、家を壊して薪としている
  2. 農民の大切な財産である牛を売っている

この点から蘇軾(そしょく)の詩「呉中の田婦の歎き」としたと説明するヤン。その説明を聞いた出題者は満点を与えるように意見する。ヤンの聡明さに驚く一同。

蘇軾(そしょく)の詩「呉中の田婦の歎き」というのは時の政府を批判する詩で、反骨精神の塊みたいな人のようですね。蘇軾(そしょく)は高官だったのに左遷されたりしているようです。

結果は???

三次試験を一人だけ満点合格となったヤンであるが二次試験が不合格ということで予断は許されない。さて、どうなる???

コメント

タイトルとURLをコピーしました