映像を通して知る「日本の中の韓国文化」に参加しました~

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韓国文化院が、本年の日韓国交正常化50周年を記念して、昨年の夏から取材して制作した「日本の中の韓国文化」の映像が完成したことを記念しての講演会に参加しました。

プログラムの最初は47分間の「日本の中の韓国文化」を鑑賞。その後に映像制作に携わった柳在順(ユ・ジェスン)さんの講演がありました。

映像「日本の中の韓国文化」について

撮影地と登場人物は王仁博士墓飛鳥戸神社飛鳥寺法隆寺高麗神社東大寺、陶芸家 沈壽官   李参平 など。

一番印象に残ったのは王仁博士のこと。千字文と論語を日本にもたらして漢字を伝えた人と云われている。ただし、Wikipediaの王仁によれば自在に疑問符がついているようでもある。

また、蘇我氏が朝鮮半島からやってきたということを柳在順さんは講演の中でも言われていましたが、これは言い過ぎではないでしょうか。異説としてこのような話があるというレベルで留めておいた方がいいように思います。

高麗神社

映像「日本の中の韓国文化」の苦労話や伝えたいこと

撮影拒否に会うことが多かったそうです。韓流ブームのころは問題なく撮影できていた場所が今では拒否されて撮影できず、2/3が撮れなかったそうです。

また、1970年代までの文献には朝鮮半島からやってきたと書かれているのが1980年代以降は「渡来人」や「大陸」からとされているケースが多いので「日本の中の韓国」とする根拠資料としては1970年代までの資料を採用したとのこと。

このあたりは政治的な話しとしてそうなったのか、1980年代に入って研究に新たな展開があったためにそうなったのか冷静に判断しないといけないでしょうね。

とは言っても、王仁博士墓をきちんと守っている地域の人たちなどがいるのも事実。

また、李参平の碑が1917年に有田町に建立されている例もある。何より古代に朝鮮半島からの文化や技術を持った人たちを受け入れている当時の日本(という国ではないですけどまだ)はオープンマインドな風土を持っていたんだろうなと柳在順さんは指摘していました。

また、当時の朝鮮半島からやってきた様々な文物がきちんと維持されている日本は素晴らしいと柳在順さんは云っています。韓国人はこんな風に長期にわたって維持することはできないだろうなとも言っていました。

次は韓国の中の日本文化を撮ると云われていましたので期待しましょう。

(東アジアの窓)日本の中の韓国文化、DVD完成:朝日新聞デジタル

 

上のサイトにも書かれていますがDVDは韓国文化院の図書室で試聴できるそうなので興味のある人はぜひ見てください。

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