ベンジャミン・バトン 数奇な人生

「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」を公開日に観ました。

中学一年の娘を含めて家族三人で「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」を観るために吹替版を鑑賞しました。

2008 アメリカ Warner Bros.Pictures,Paramount Pictures,166分監督:デヴィッド・フィンチャー 原作:F・スコット・フィッツジェラルド脚本:エリック・ロス 音楽:アレクサンドル・デスプラ映画版原案:ロビン・スウィコード出演:ブラッド・ピット、ケイト・ブランシェット、タラジ・P・ヘンソン、ジャレッド・ハリス他

生まれたときに80歳の老人と同様の肉体状況で生まれたベンジャミン(ブラッド・ピット)は実の父親に老人ホームへ捨てられる。老人ホームを営む黒人女性 クイニー(タラジ・P・ヘンソン)に拾われたベンジャミンはすぐにも死ぬかと思われたが年齢が逆行していくという特異体質で生き長らえる。

ベンジャミンは老人ホームで様々な人と出会う。特に祖母の見舞いで訪れた6歳の少女デイジー(ケイト・ブランシェット)と運命的な出会いをとなり結婚することとなる。

この映画を一言で言い表すと「一期一会」ではないのだろうか。周りの人とは時間が逆行しているベンジャミンは出会った人と時間を末永く一緒には過ごしていけない状況にある。彼が出会った人には

  1. 母親を務めてくれたクイニー
  2. 最愛の人、デイジー
  3. 雷に七回打たれた人
  4. ピアノを教えてくれた女性
  5. 働く意味を教えてくれたマイク船長
  6. イギリスのスパイ、アボットの夫人エリザベス
  7. 父親だったバトン

これらの人々と誠実に向き合ってコミュニケーションしていくベンジャミン。ベンジャミンのように若返ることのない普通の人でも人との出会いはある期間だけのものだけどベンジャミンの場合はよりシャープに一期一会が意識される状況にある。ベンジャミンと人との出会いは連れ添う出会いではなくすれ違う出会い。

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ベンジャミンの人生はそれこそ数奇な人生なんだけど映画の描き方は淡々とした抑制された描き方。最愛の人デイジーに対するベンジャミンの態度もアポなしでニュージャージからニューヨークへ訪ねたり、デイジーが交通事故に合った時にはアメリカからパリへ訪れていたりして一見積極的だけど結果はデイジーのネガティブな反応にあっさりと引いている。積極的ではなく献身的な態度なんでしょうね。だから積極的に関わろうとするが嫌がることは無理に押さずに引いてしまうということなんでしょうね。

でも、デイジーってかなり我がままなんじゃない?って、途中まで思っていたのだけどベンジャミンが少年まで逆行して認知症になったときに一緒に住んで献身的に看取るシーンを観てなんだかジーンとする。

うちの娘も面白かった、感動したと言っており家族でみてもいい映画でしょう。娘が記憶に残ったシーンはデイジーが交通事故に至る「もしも、こうだったら・・・・デイジーは交通事故にあっていなかった」というエピソード。

166分と3時間近い長さの映画ですが長さを感じませんでした。劇的なものはないけど優しい気持ちになれる作品です。

評価は4/5です。

コメント

  1. ベンジャミン・バトン 数奇な人生

    1月29日、MOVIXの一斉試写会で「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」を観てきました。
    とーってもいい映画でした。超オススメです。
    80代で生まれ、そこから若返っていくという内容をどう映像化していくのか、興味があったのですが、さすがハリウッド!素晴らしい映像技術で、何の違和感もありません。
    ベンジャミン(ブラッド・ピット)がどんどん若返っていくのが、もう、たまらなく素敵です。おじいちゃんの時も可愛らしいのですが、それがだんだん髪の毛もフサフサになり、若くなるにつれ、あまりのかっこよさにホレボレ。ブラピファンじゃなくても、この映画を観たらホレてしまうんじゃないかしら。いつも…

  2. 「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」みた。

    ある裕福な家庭。待ちに待った我が子の誕生。しかし母親の命と引き換えに生まれてきた赤ん坊が醜い老人の姿だったとしたならば、例え我が子と言えども愛する妻の命を奪った”悪魔の子”にしか見えない夫の気持ちもわ

  3. ベンジャミン・バトン 数奇な人生 THE CURIOUS CASE OF BENJAMIN BU…

    「ベンジャミン・バトン 数奇な人生 
                         THE CURIOUS CASE OF BENJAMIN BUTTON」
    2008 アメリカ Warner Bros.Pictures,Paramount Pictures,166min.
    監督:デヴィッド・フィンチャー 原作:F・スコット・フィッツジェラルド
    脚本:エリック・ロス 音楽:アレクサンドル・デスプラ
    出演:ブラッド・ピット、ケイト・ブランシェット、ティルダ・スゥイントン、ジェイソン・フレミング他
    <最後のほうで、ネタばれしてます>
    私としてはこの年明け一番の注目作で、封切りの日…

  4. 『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』を観たぞ〜!

    『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』を観ました『セブン』『ファイト・クラブ』に続いて3度目のコンビを組んだデヴィッド・フィンチャー監督、ブラッド・ピット主演で贈る感動ヒューマン・ファンタジーです>>『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』関連原題: THECURIO…

  5. ベンジャミン・バトン 数奇な人生

    1918年、クイニーは赤ん坊なのに80歳の老人のような風貌をした男児を拾い、ベンジャミンと名付けて慈しみ育てる。 成長するにつれどんどん若返るベンジャミンは、ある日6歳のデイジーと出会い、自分の秘密を打ち明ける。 やがて人生のちょうど真ん中で、ほぼ同じ年齢を迎えた二人は結ばれるが…。 人生を逆回りに生き抜いた男の数奇な物語。

  6. ベンジャミン・バトン 数奇な人生

    ブラッド・ピット的に考えると、筆者の評価が最も高い作品は「ジョーブラックをよろしく」である。この作品が評価が高い理由はレビューを読んで頂きたいのであるが、ひとつには時間の取り方である。この作品は物凄くゆっくりと(確かに上映時間も180分と長いが・・・)、流れているが、それはブラピが演じる死神の時間軸であり、同時に一財を為すために仕事一途で人生を駆け抜けてきた男(アンソニー・ホプキンス)の人生最後の時間を丁寧に描いているからである。この「ベンジャミン~」の作品化を知った際に最初に脳裏に浮かんだのが筆者にとってジョー・ブラックだったのは、多分、この時間軸の取り方というものに同じブラピの主…

  7. soramove より:

    「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」ある男の幸福な一生

    「ベンジャミン・バトン」★★★★★オススメ
    ブラッド・ピット、ケイト・ブランシェット 主演
    デヴィッド・フィンチャー 監督、2008年、167分、アメリカ
    「この映画に原作があり、
    それがスコット・フィッツジェラルドだと知って
    そうかもなと思った、
    一番輝いた瞬間も夢のようだと
    書き続けた作家だったから」
    赤ん坊で生まれて
    老いて死んで行く、
    そんな普通の人間の一生を
    全く逆の老人で生まれ、だんだん若返るという
    生を受けたひとりの男の物語。
    167分ある映画と知って
    正直「長いな」と思っていた、
    けれど見終えて思った、
    人の一生167分じゃ短いよと。
    醜い姿から、
    だんだん若く成長していく主人公と、
    彼を愛した女性の物語、
    ふたりは同じ時代を過ごしながら
    年齢という同調は僅かな時間だけだった。
    ふたりが同じ時間を過ごす時の
    奇跡のような輝きが
    この映画の真骨頂だった、
    その輝きは誰の人生にも必ず訪れる。
    だからこそ「その後」が残酷にも感じるが
    それは映画として客観的に見ているからで、
    きっとその輝かしいときも、
    そして「その後」も自分では
    それほど区別もないのかもしれない。
    プラスだったりマイナスだったりを
    繰り返しながら時間を過ごして
    いつか美しくもなく、うまく動かない体になっても
    きっとその時はその時の精一杯を
    過ごしていくのだろう。
    この映画はブラッド・ピットの顔をCG処理し、
    体だけは別の人が演じるという
    最新の技術で視覚的にも
    違和感なく物語を受け入れることが出来る、
    大画面でも身を乗りだすくらい見つめたが
    「ホント、よく出来てる」とつぶやいた。
    大河ドラマを見終えて
    心揺さぶられるということはないにしても、
    極上の小説を読んだ後のような
    充実感があった。
    オススメだ。
    ★100点満点で90点★
    soramove
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    アカデミー賞にもノミネートされているが
    特殊技術は目を見張るものがある。
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  8. ベンジャミン・バトン 数奇な人生

    1920年代にF・スコット・フィッツジェラルドが執筆した、
    ニューオーリンズを舞台に、80代で生まれ、そこから若返っていく、
    1918年の第一次世界大戦から21世紀に至るまでの、
    ひとりの男の姿を描いた短編の映画化作品。
    主演はブラッド・ピット。
    老人ホームの玄関に生ま

  9. 単館系 より:

    ベンジャミン・バトン 数奇な人生

    マイミクさんからのお誘いで試写会に行ってきました。
    1/25、九段下サイエンスホール
    1918年のニューオーリンズ。80歳の姿で生まれた赤ん坊は置き去りにされていた。黒人女性のクイニーはその赤ん坊を拾い、…

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