アイスマン。ゆれる

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「アイスマン。ゆれる」梶尾 真治 著

著者の梶尾 真治は一般的には映画化された黄泉がえりこの胸いっぱいの愛をの原作者で知られている。私にとってはおもいでエマノンの梶尾 真治なんだなー。

「アイスマン。ゆれる」のお話です。ヒロインの知乃には自分以外の人間の恋を成就させるという特殊能力がある。知乃には介護しなくてはいけない母親がいるため好きな仕事をやめ、自分の結婚もあきらめていた。

アイスマン。ゆれる
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アイスマン。ゆれる
梶尾真治
光文社
¥ 1,680 (定価)
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単行本
在庫切れ
(価格・在庫状況は12月18日 15:32現在)

以下、激しくネタバレ。

そんな知乃の前に高校時代にあこがれていた東村が登場する。皮肉にも高校時代からの友人の鮎美も好きになっていて、知乃に恋を成就するお祈りをしてくれて頼まれる。お祈りには祈った人自身の体を削ってしまう副作用があったのだ。

母親の介護があるから一生結婚できないとあきらめてしまっている知乃は友人のために自らの体を削って祈るのか・・・・。

ラストはヒロインが幸せをつかむし、友人の鮎美とも友人として今までどおりつきあえることになり、そこだけ読めばハッピーエンドで少女マンガのラストなんだけど梶尾 真治はそれだけではない。ヒロインの幸せと引き換えに大事なものとの別れがあったのです。切ないです。

女性自身に連載されていた小説です。道理で少女マンガしているんだと思った次第。ほんわかとしたい人にはお勧めの一冊です。

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