イ・サン 第22話「流血の罠(わな)」

今回のイ・サンは「泣く子供に傷口に薬を塗り続ける」

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どうしても日本の小泉政権時代に行った構造改革とダブって見えてしまうイ・サンの構造改革。

小泉改革は道半ばで小泉から引き継いだ自民党政権は逆行する動きをした。その逆光の正統性を主張するために構造改革により格差が拡大したという論法を使った。

ドラマ「イ・サン」においてはイ・サンの改革により都の経済麻痺が起こったと言う論法で、老論派はイ・サンの行った改革を覆していく。

イ・サンに対してトドメの一撃となったのは民衆の集会を解散させるのに流血沙汰となったこと。その武力行使はイ・サンの部下のホン・クギョンの命令よるものとされてしまった。実際はホン・クギョンの命令をもみ消し流血沙汰になるようにと唆したチョン・フギョムの謀略によるもの。

民衆に死傷者が出たことによりイ・サンの立場は悪くなり、英祖はイ・サンの摂政という地位を取り上げてしまうことになった。

ヒョイの名言

イ・サンが自身の改革が老論派の妨害によりうまくいかずに却って民衆に苦労を懸けていることに悩んでいるのに対して、ヒョイは

「母親は子どもが泣いているからと言って傷口に薬を塗るのは止めない」

と励ます。まさに今の日本の状況にぴったりの言葉だけど自民党も民主党も傷口に薬を塗るのではなく痛み止めを塗ることしかしていない。日本の政治家はヒョイの言葉をかみしめて欲しいな。

イ・サンの構造改革への支持者たち

大臣たちはイ・サンの行った構造改革を次々と反故にしていく中、底辺の者たちにイ・サンへの賛同者が現れる。

  • 図画署の茶母たち
    画員たちが茶母であるソンヨンと一緒に講義を受けたくないし絵を描くことを認められないと騒ぎ立てる。
    ソンヨンの描いた絵の実力を認めた訳で、今回なぜ認めなくなったのか理由を教えて欲しいとソンヨンは毅然と反論。「・・・茶母で卑しい女だから」としか言えない画員。腹いせに明日までの納期の記録画をソンヨンに押し付けてさっさと帰るタク・チス。
    そんなソンヨンを応援するのは同僚の茶母たち。自分たちも絵を習いたい茶母たちはソンヨンを画員相当にしたイ・サンの改革を支持していたのだ。
  • 下級役人たち
    大臣たちはイ・サンの改革を全て反故にしていったが下級役人たちはイ・サンの改革政策を評価していることをチョン・フギョムにハメられて責任をとってやめていくホン・クギョンに伝える。
  • 闇商人たち
    イ・サンは闇商人たちに自身の改革政策がダメに成ってしまいそうなことを謝るが、闇商人たちはほんの少しでも自由に商売できたことを感謝していることをイ・サンに伝える。

利権とは関係のない底辺の層がイ・サンの改革政策の支持者という訳だ。

英祖により摂政の地位を剥奪つれたイ・サンは大臣たちからすると失脚したも同然。イ・サンは後継者レースから脱落したと見なされても当然。イ・サンに変わる候補として新キャラ「キム・ギジュ」が都に呼び寄せられる。

さぁて、またまた老論派に完膚無きまで謀略によりやられてしまったイ・サン。イ・サンの復活の芽はあるのだろうか?

コメント

  1. セソン様~ より:

    英祖は、摂政を辞めさせるときに、ちゃんと重臣達がキチンと補佐をしなかったということを指摘していましたね。やっぱり英明な人なんですねぇ。
    先週は、チョンフギョムが大丈夫かなんて心配していましたが、ここまでセソン様が追いつめられると、下手な情けをかけてしまったことを後悔しております(笑)。
    もう十分相手がなりふり構わないということを分かっているはずなのですが、ホングギョンも甘かったですね。
    ただ、専売商人もこれを機に一気に商品の値段を上げてくるでしょうから、民の生活はますます苦しくなるのでしょう。そこで、セソン様が新たな流通ルートを開拓して反撃してくれることを祈ります。今は我慢の時です。あ~。ホント~に私も相当我慢しなければいけないのがつらいです。

  2. stanaka より:

    セソン様~さん
    >ちゃんと重臣達がキチンと補佐をしなかったということを指摘
    ちゃんと指摘していると私も思ったのですが重臣たちはスルーでしたね。
    せっかく摂政になったイ・サンがその地位を追われるのを見るのは辛いものがありますが今後さらにおもしろくなる布石だと考えて我慢してみるしかないですよね。

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