今回のイ・サンは「ピンチをチャンスに」
現代の日本の政治状況に通じるお話が今回のイ・サンで展開されました。老論派の意図的なサボタージュに対して、イ・サンがなんとか政務を滞りなく進めようとして、仕事量に対して従来の官僚の人数が過剰であることがわかってしまう。お役所も重複感があることがわかって統合を進める。つまり、老論派の重臣達が辞表を撤回しても半分は戻る部署がないことになる。
日本においてもこれくらい徹底的にガチンコ勝負して官僚に対抗してやってくれればいいのにと思うのだけど。それにしても、野党で批判しているだけの時はそれなりに力量あるのかと思わせるのだけど、いざ実際にやらせるとスキルのなさを露呈してしまうヘタレ政治家はイ・サンの爪の垢でも煎じて飲むべき。
今回は仕事が忙しくてどうしても視聴するのが遅くなってしまうのを解消するためにVAIO GigaPocketDigitalのおでかけ番組機能を使って、PSPに取り込んで通勤電車の行き帰りで視聴しました。
それで、ヒョイ王妃がイ・サンに側室はソンヨンをと薦めるシーンでヒョイのあまりにも健気な献身ぶりにうるっときてしまったのには参りました。通勤電車の中で涙ぐむわけにもいかないもんね。
イ・サン 第3巻―韓国ドラマ・ガイド (教養・文化シリーズ) [ムック]
イ・サンの老論派への反撃
さらに、イ・サンは科挙を受けない者には今後10年間は受験資格を剥奪するという厳しい罰則規定を設けることにより前回のように科挙のボイコットをさせない打ち手を打つ。チャン・テウが掌握している儒学者たちは朝廷に登用されて出世することを夢見て勉学しているわけでこの処置は覿面に効いた。チャン・テウの通達を無視して科挙を受験する人が続出しイ・サンの狙いは的中。
ヒョイ王妃とヘビンの側室選び
イ・サンの王権の安定を狙ってのヘビンによるホン・グギョンの妹を側室にするか、イ・サンの心の安らぎのためにヒョイ王妃によるソンヨンを側室にするかという対立が生まれる。
どちらも、イ・サンのことを思ってのこと。ヒョイがイ・サンに対して側室にはソンヨンをと名前を出したときのイ・サンのあの表情は何を表しているのだろう。ヒョイに自分の心の内を把握されていたことの驚きか、ソンヨンを側室にするというコペルニクス的アイデアに驚いていたのか、もしくは喜んだのか・・・。
側室選びを契機としてヘビン+ホン・グギョンとヒョイの対立というのは生まれるのでしょうか。ヒョイがあまりにも人が良いから対立までいかないかもしれませんね。
そて、ここでまたもや貞純大妃が登場して、ホン・グギョンの前に立つ。そして、チャン・テウを追い返す方策を教えてあげると言うではないですか。どのような方策で、かつ、どうやって地位回復しようとしているのか目が離せません。
コメント
「イ・サン」第50回「側近たちの思惑(おもわく)」
チャン・テウにどのように対抗するのかと思いきや、思い切った策を打ち出すサン。いやあ、日本の政治家にも見習ってほしいものです。
TBしました。よろしくお願いします。
サンの改革がどこまで進められるのか、ワクワクです。今の日本が真似できるとはとても思いませんが…。
恋愛関係も気になるし、ずっと引っ張ってくれるドラマです(笑)。