イ・サン 第51話「叶(かな)わぬ恋」

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今回のイ・サンは「男の最高の人生とは」

ソンヨンが本心から側室を断ってきたと思い込んでしまったイ・サンがナム・サチョに語る言葉が切ない。

「額に汗して田畑を耕し小さな家で愛する妻と私の跡を継ぐ子供たちを育て仲睦まじく暮らす。それが男の最高の人生ではないか」

現代でも通じる思いですよね。私は「私の跡を継ぐ子供たちを育て」という部分が男でも女でも最大の仕事だと思って、とても共感しています。庶民の暮らしと王様の暮らしを両方生きることはできないから何かを取れば何かを捨てることになる。イ・サンは王としての役割を果たし、多くの子供たちが育つ国作りをして最高の人生を生きて欲しいものです。

イ・サン 第3巻―韓国ドラマ・ガイド (教養・文化シリーズ) [ムック]4144071723

ホン・グギョンの権力への一歩

ホン・グギョンの周りに老論派の官僚たちがなんとか取り入って身分回復してもらおうとたくさん集まっていましたが、ホン・グギョンがとても大きな権力を手に入れたことを示すエピソードですね。

そして、ホン・グギョンの妹がヘビンの思惑に従って側室となる。妹が婚礼服を着て宮中にやってきたのを誇らしげに見るホン・グギョン。イ・サンの側近中の側近であり、今回の側室の件で外戚となったホン・グギョン。権力欲に集中するホン・グギョンのことだから、これが暴走の引き金をひかねばいいのですが。

アンチ ホン・グギョン

イ・サンの絶妙な政治的バランス感覚とも言えるのが政敵である、チャン・テウを左議政に任命した部分。イ・サンが言うようにイエスマンだけで周りを固めるのではなくあえて反対意見のものも配して偏りを正すというのはそのとおりだろうけど、おそらくはホン・グギョンを牽制する意図の方が大きいのではないかと思う。

悲嘆にくれるソンヨン

側室よりも王の画師を選択したソンヨンだけど、本心から選んだわけではなくヘビンからのプレッシャーによりやむなく選んでしまったソンヨン。

側室が宮中にやってきた晩にイ・サンの肖像画を描きながら涙ぐみとうとう泣き崩れるシーンは切ない。そこへ側室のもとへ行かずにソンヨンのもとへやってきたイ・サン。泣き崩れたソンヨンを見てどう思う。さらにはソンヨンに大事な新婚初夜を邪魔された元嬪はどうでるのか・・・。

コメント

  1. 「イ・サン」第51回「叶(かな)わぬ恋」

    あああ、切ない世孫とソンヨン…。テスはテスでかわいそうだし、政治的なことよりこっちの方が気になってしまいます(^_^;)。

  2. Sayopee より:

    TBしましたのでよろしくお願いします。
    ホン・グギョンの権力集中が気になりますが、チャン・テウをいきなり抜擢されれば、グレる気持ちもわからなくもない…。
    女性関係、政治関係と世孫は話題に事欠かないなあ(笑)。

  3. セソン様~ より:

    ホングギョンが今後どうなるかハラハラしながら見守っています。
    登場当初から権力への渇望がありましたし、チョンフギョムの権力におぼれた人間の末路も何か意味ありげですし、いかにも権力が集中しそうなシチュエーションになってきているし・・・。
    ホングギョンは、肥え集めでもくさらず頑張っていたりしていましたから好きなキャラで、少なくとも権力におぼれる悪役にはなって欲しくないのですが、何となくそうなりそうな予感がして、ハラハラしまくりです。次週予告をみると妹は悪者になりそうで・・・。
    ホングギョンはテレビドラマがあるのを前に見つけましたので、きっと韓国では愛されている歴史上の人物だと思っておりましたが、どうやら波乱万丈の人のようだとはおぼろげな情報がちらちらとネット上で目に入ってきます。もう開き直って歴史をそれなりに調べてみようかとも思いますが、安心して見るようになるとイ・サンのおもしろさは半減以下ですので、最終回までは当時の歴史がどうなっているかということからはなるだけ目を背けるようにします。

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