イ・サン 第72話「王位の継承」

今回のイ・サンは「親バカは時代と国境を越える」

親バカっていうのはどの時代でもどの国でも一緒なのかなと今回のドラマを見ながら感じてしまいました。 あれだけ、ソンヨンのことを認めずに冷たくしつづけていた恵慶宮(ヘギョングン)も孫にはとても甘い。恵慶宮(ヘギョングン)が自分で「目の中に入れても痛くない」と言っておりましたが、溺愛という言葉がぴったりの行動。その上、王妃まで可愛がっていてヒャンを巡って取り合い状態。

さらには、イ・サン自体もヒャンの物覚えの早いことや書いた文字を手放しで褒める「親バカ」ぶり。ヒャンが書いた文字を奎章閣の連中に見せてやろうと言う始末。見せられた方もどんな書であってもイ・サンの嫡男であればデフォルトで褒めなくてはイ・サンの心証を悪くしてしまうと思い褒めまくることでしょう。

さらに、ヒャンの遊びには内官や女官が多数ついていて、かしずいている。こんな環境でまともな性格の人間が育つのだろうかと疑問に思ってしまった。このままでは挫折をしらず、苦しさを乗り越えたことのないお坊っちゃまが出来上がってしまうが当時の教育システムはどうなっているのでしょうね。競争相手の子供がいないことが問題のような気がします。

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ヒャンの世子問題

世子という言葉に反応する恵慶宮(ヘギョングン)。これはソンヨンに対する意地悪ではなくてヒャンのことを思っての心配。老論派の重臣たちは自分たちの影響が行使できる世子ではないためイ・サンの王権がさらに強化されることに反対している。老論派の嫌がらせがヒャンに向くことを恵慶宮(ヘギョングン)は心配している。

案の定、女官たちの陰口という形でソンヨンの卑しい身分をあげつらい、ヒャンは絵画の勉強を卑しい身分のものがするものとして拒否するようになった。ここで、イ・サンがヒャンに教え諭したシーンが素晴らしい。ヒャンが人のことを思いやった行動を取り上げて、そんな行動する人を尊い人だと教えていく。この考え方を延長していくと、尊いということは生まれとは関係なくてその人の行動や考え方によるものとなり、封建制を否定する考え方につながっていくとおもうのだけど大丈夫かな。

イ・サンは道理を説くことにより傷心のヒャンに正しいことを気づかせ、ソンヨンは英祖から貰った英祖の母(和敬淑嬪崔氏)の形見である指輪を身につけさせ、少しでも自信をつけさせる。

英祖からソンヨンが貰った指輪を恵慶宮(ヘギョングン)が見つけ驚きイ・サンにその事実を告げる。イ・サンは英祖が大事にしていた形見をソンヨンに譲ったことを示して英祖がソンヨンを認知していたことを重臣たちに示して英祖の威を借りてソンヨンが卑しい身分の出身であることを無効にすることによりヒャンを世子として認めさせることに成功。

チョン・ヤギョンによる水原に新都計画と貞純(チョンスン)大妃(テビ)の疑い

イ・サンは秘密裏に水原に都を移転させる遷都計画をビジョンとしてチョン・ヤギョンに示す。イ・サンが史実より長生きして遷都していたら都が変わったという以上に様々な旧弊がなくなり、その後の朝鮮半島の歴史はかなり違ったものになっていたかもしれませんね。

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貞純(チョンスン)大妃(テビ)はイ・サンが水原への遷都計画を進めていることはまだ知らないが、老論派の不利益になる計画だろうことは察知している。また、貞純(チョンスン)大妃(テビ)の政治生命+リアルな生命を握っているイ・サンが英祖からもらった遺言を奪おうと画策するものの失敗する。

ソンヨンの貰った英祖の母の形見とイ・サンが貰った英祖の遺言と英祖の面影が色濃く残ったエピソード。まあ、貞純(チョンスン)大妃(テビ)は英祖の置き土産でもありますからね。英祖って人はイ・サンにブラスの遺産とマイナスの遺産を両方残しているということなんでしょう。

そして、様々な思惑をそれぞれの登場人物が抱えつつ「世子冊立の礼」が行われる。ヒャンが王室のメンバーにあいさつするのだけど、その時の

  1. 貞純(チョンスン)大妃(テビ)の無表情を装った態度
  2. 和嬪(ファビン)の憮然とした表情
  3. ヒョイ王妃と恵慶宮(ヘギョングン)のニコニコ顔

「世子冊立の礼」の時に世子が挨拶したときの女性のそれぞれの表情が、それぞれの立場を表していて面白い。さて、次回は悲しい回のようですね。

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