トンイ 第14回「密輸商人」

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今回のドラマの背景として、丙子胡乱(へいしこらん)を知る必要がある・・・単にガイドブックの受け売りなんですけどね。詳しくは丙子胡乱 – Wikipediaを参照してください。

かいつまんで書くと、明が衰えを見せ、それに変わり後金–後の清–が台頭してきたのだけどあくまでも清を認めない朝鮮に、業を煮やした清は朝鮮に攻め入り朝鮮を降伏においやる。当時の王様である仁祖は三跪九叩頭の礼(手を地面につけ、額を地面に打ち付ける)による清皇帝を公認する誓いをさせられるという屈辱的な儀式をさせられ、さらに50万の朝鮮人を捕虜として強制連行され、戦争に兵隊として動員され、農業と工事に不足した労動もさせられ、暴行されることは常で、婦女子たちは随時にレイプされたという。

そして、戦後も清からの使節団が訪朝した場合には王様は三跪九叩頭の礼で迎えることを余儀なくされている。なので、ドラマではそんなシーンは出ていないが粛宗(スクチョン)もまた、三跪九叩頭の礼を使節団にしたはず。そんなただでさえ屈辱的かつ不平等な関係にあるのに密輸までされたら堪らんというシチュエーションなんでしょう。監察府まで動員してなりふり構わず身辺調査するのも、さにあらんというところか。

韓国ドラマ・ガイド トンイ 前編 (教養・文化シリーズ) 4144071790

現代においても同盟国であっても情報戦を仕掛けるのは普通の世界で、盗聴から要人の健康状態を調べるために排泄物も盗んでしまうことがあるらしい・・・ものの本に書いてあったのを読んだだけですが。清の使節団に密輸を企む輩がいるということで宿泊している部屋の家探しをするのは荒っぽいやり方だけどやることはわかる。でも、なんで手鏡なんてものを慕華館で使う必要があるのか意味不明。そんな容易にばれるようなことをしなくてもと思っていたら南人派のオ・ユンがリークしていたのね。

その密輸に一枚かんでいるチョン尚宮の兄であるヒジェの動きが不気味。キム・ユンダルとも関連しているし。銃の密輸で南人派というよりもチャン尚宮のための資金を稼ごうとしているのかな。

そして、監察府の中の女官で容姿端麗なものを清国使節団の接待係として潜入調査することになるが、 トンイも選ばれる。トンイの場合は容姿端麗かつ宴会にも詳しいというのが選ばれた理由。選に漏れた女官の悔しがること・・・。トンイは小学という冊子に挟み込まれていた短冊状の書類を怪しいとにらんで持ち出すが、チョンイムに書いている内容がまるで意味不明なので重要なものではないと指摘され戻す。しかし、気になったトンイはチョンスに相談すると暗号化されたものだろうという回答が。あるものに巻きつけて読めば意味が通る文章になるという。再度、茶母として潜入したトンイは見つけるものの清国の人間に見つかってしまう。逃げて助けを求めた先はあの判官様—–本当は王様。さーーーて、どうなるか。

さらに、粛宗(スクチョン)とトンイの今後の関係を暗示するような伏線がありましたね。チャン尚宮にトンイの話をうれしそうに話をする粛宗(スクチョン)のシーンです。ちょっと、不快な表情をするチャン尚宮。いやー粛宗(スクチョン)は女心をわからんのかな??

今回でチョンスとあっさり再会を果たし、さらに判官様が粛宗(スクチョン)であることを知ったトンイ。どんな展開が待っているのかな?

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