トンイ 第21回「闇の資金」

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今回のトンイで待つ勇気が必要だとヨンギがトンイを諭すシーンがありました。この待つ勇気というのは色んなシーンで有効な言葉ですよね。思い出したのあるアルファブロガーでアップルの製品の投入タイミングのことを書いた記事。iPhoneよりもiPadを先に開発していたがiPadを市場に投入するのを我慢して先にiPhoneを投入して市場がタブレット端末を受け入れらるタイミングを待って絶妙なタイミングで投入している。

人は誰しも切り札(と思える札)を入手するとすぐに使いたがるもの。そこをぐっと我慢して、身が熟すのを待って最大限の効果を発揮するまで待てということをヨンギは言っている。凡人はなかなか我慢できないんだよね。

韓国ドラマ・ガイド トンイ 前編 (教養・文化シリーズ)

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仁顯(イニョン)王妃は平民に降格され、宮殿から出されるシーンで、その現場を見て涙する監察府の女官たち。装飾品などを公衆の面前で取っていくというのは屈辱的です。それを見つめる禧嬪(ヒビン) 。仁顯(イニョン)王妃はここに来て「いい人」として描かれ、対照的に禧嬪(ヒビン)は今までは一本筋を通している女性だったのが完全にダークサイドに行ってしまったことを象徴的に表すシーンでした。

去っていく王妃のバックに流れていた音楽がとても素敵でした。

証拠の手形

今はその時ではないとトンイを諭すヨンギ。

「西人は力を失い南人が力を得た。だから証拠を失う可能性が高い。力で真実を伏せられる。しかし、真実が消えることはない。」「戦う勇気ではなく待つ勇気を持たなくてはいけない」名言ですね。

トンイは証拠の手形を使ってもらおうと粛宗(スクチョン)へ会いに行こうとするシーンがありました。トンイの気持ちとしてはなんとか藁にでもすがりたいという気持ちで行ったのでしょうが、もしも、仮に粛宗(スクチョン)に会えたとしたら粛宗(スクチョン)は困った立場になるでしょう。西人の勢力を削るために南人に肩入れすることを政治的に決断したのが粛宗(スクチョン)だからです。新たな証拠をつきつけられると、その政治的な思惑が崩れてしまいかねない。だからといって、粛宗(スクチョン)がトンイの手前、証拠を握りつぶすようなことはできないという非常に困った立場になる。今回は会えなくて正解というシーンでしたね。

トンイを恐れるチャン・ヒジォと禧嬪(ヒビン)

右捕盗庁の従事官であるチャン・ヒジェはトンイがどこまで知り、何を掴んだかを探ろうとしている。まだ、書記が生きていると言ったことが効いているようだ。

そんなところへノコノコとやってきたトンイに「脅そうと来たのか?」「違います。禧嬪(ヒビン)様がお待ちかと」 堂々と登場し、禧嬪(ヒビン)に面会するトンイ。

「何も見つかりませんでした」「時を稼ぐために書記が生きていると嘘をつきました」「なぜ、来たのか? 許しは罪を犯したものがこうもの」「力の無い者が力の強い者に請うものだ」「いつか真実は明かになると言いにきただけ」「王妃になる前にそなたは宮廷を出て行け。二度と戻れぬ」

という舌戦を繰り広げる。これって、意図はなんでしょうね。私の想定は有効な証拠を持っていることをわざと隠すためにこんなパフォーマンスをしたのかと。

占い師へが禧嬪(ヒビン)のことを占って「微かに明るい太陽が上ったものの暗雲に遮られて世に光を放つことが無い。結局、光を放つことなく朽ち果てる運命です」と言うのが暗示的というかほとんどネタバレしてる。

新たな証拠

流通する貨幣に問題が出ている。銅と錫の量が減っているという事実が伏線として語られる。

監察府で調査担当分けをして、 トンイが内需司(ネスサ)に割り当てられる。禧嬪(ヒビン)の尚宮の横車で振り分けられた。トンイの生真面目な性格を読んで内需司(ネスサ)と激突して大変な思いをさせてやろうという配属。 しかし、これがトンイに新たな証拠を握らせることになる。

最初の内需司(ネスサ)での調査では出納日誌を出せと言ったら春画が出てくる始末。 そして、出入りの業者が納品してきた金属製品が銅と錫の分量がすくないとして内需司(ネスサ)が支払い拒否。現代なら下請け法でもって摘発されるようなことを政府のお役人がやらかしている。ここで先の伏線の銅と錫不足がつながってくる。不良品など受け取れぬ。支払いを拒否する内官。

そして、この未払い金が仁顯(イニョン)王妃を陥れる謀略のための資金として流用されている模様。

肅宗を慰めるトンイ

調査の現場で肅宗と出会うトンイ。 そこで、肅宗を慰めようとしてトンジュとジュシクの二人を宴席に呼ぶトンイ。 最初は王様と親しく飲むなんて一度でこりごりと拒否っていた二人だがトンイの強引な頼みで宴会へ。そして、すっかり酔ってしまって粛宗(スクチョン)に絡むトンジュ。

そして、すっかり癒された粛宗(スクチョン)・・・いやーこんな風に二人は近くなっていくのですね。

監察府 vs. 内需司(ネスサ)

トンイはとうとう担当の女官に出納日誌がどこにあるかを強制的に聞き出すし、出納日誌を持ち出すトンイ。見咎める内官。激突する両者。

出納日誌には、

  1. 鍛冶職人がもらっていない代金が支払われていることになっている。
  2. その他不正を発見。

挙句の果てに拉致される、乱暴されるトンイ。事情もわきまえず余計なことをしたなとユ尚宮。「納得いかないなら勝手にするが良い。止めはせぬ」と言い放つ。

大妃(テビ)を狙ったホン医官の買収資金に禧嬪(ヒビン)に資金が流れている証拠となる出納日誌。ヨンギに応援を頼むトンイ。ヨンギは司憲府の知事へヘルプを頼みに。そして、とうとうトンイの頑張りにこたえる形で監察府をあげて調査となった。

さてさて、完全にトンイ vs. 禧嬪(ヒビン)という形となってしまいました。勝敗はいかに・・・。

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