宮廷女官チャングムの誓い 第47話「口封じ」 地上波

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「ヨンセン、おまえは優しすぎる。余だけに優しければいいのだ」

ヨンノの訃報を聞いて、ヨンセンが泣いてしまったのはヨンセンの優しさ。お嫁さんにするならヨンセンか・・・。 NHKカットシーンで、ヨンセンがヨンノとの思い出を回想するシーンがある。

  1. センガッシ時代の寝場所をヨンノがえらそうに仕切るシーン。さらに、ヨンノはヨンセンの亀さんを外に 投げ飛ばした。
  2. 女官試験のときに試験問題がわかるおまじないを一緒にやったシーン。
  3. ふざけてきじ(だろうな?)をヨンノがヨンセンにつつくシーン(このシーンは記憶なし)

これらを思い出してヨンセンが号泣するシーンにつながる。彼女の優しさと、ヨンノの意地悪ばかりではない振る舞いが見ているものに思い起こされるシーン。

銀河英雄伝説外伝〈1〉黄金の翼

銀河英雄伝説でラインハルトがキルヒアイスに言った言葉を もじったつもりだが、記憶に頼っているので間違っているかも。

リアルタイムで読んでいたが、こんなに夢中になったのは久々の本であった。 この小説にも華麗に見える宮中での暗闘が描かれている。

硫黄アヒル事件を巡って、チェ一族オ・ギョモとの間で、いかに責任を相手に押し付けるかという暗闘が繰り広げられ、またもや、そのあおりをくってヨンノが犠牲となってしまう。 宮中のこの戦いの行方はどうなるのか?

チャングムはなぜ復讐しようとしているのかをここで再確認(復習しようと書くとおやぢギャグだ)。

  1. 直接的にはハン尚宮を策略でもって死に追いやった。
  2. 見てはいけないものを見てしまった母ミョンイを毒殺未遂からその後に殺害

という仕打ちをチェ一族から受けており、1についてはオ・ギョモが共犯となっている。いずれの場合もチャングムの目の前で死んでいった。母ミョンイは野いちごをあげている最中に。ハン尚宮は料理の仕方を聞いているときに自分の背中で亡くなった。

私には近しい人が命を誰かに奪われるという経験はないので、復讐心がどれほどになるのかわからないが、普段の生活でもちょっとした言葉のやり取りや受けた仕打ちで何十年も恨みをもってしまい、受けた仕打ちと同じ季節が近づいたり、ふっと何かの拍子でまざまざと脳裏に甦って、メラメラと暗い情念が浮かび上がることはしょっちゅう。←単に修行が足りないだけ?

そのような経験から判断すると、現段階のチャングムの復讐心はすさまじいものがあるはず。クムジャさんモード全開となっていてもおかしくない。 親の敵に等しいクミョンに対して、チョンホのことをスルーしても当たり前と思わなくてはいけない。むしろ、ハン尚宮から託された包丁を持って一思いにぶすりとやらずに我慢しているのが不思議なくらい。今の暴走はまだ抑制された暴走と思っていい。

という前置きで物語を見ていきたい。

現在の焦点: 遺書とヨンノ

硫黄アヒル事件のことを知り、チェ一族とオ・ギョモを不利に陥れることの可能なものとしては、

  1. 遺書 — ユンスは硫黄アヒル事件のときの中宗の担当。自分の医療技術のなさをカバーするために、あろうことか料理に原因ありと主張することにより自分は助かりハン尚宮は死亡。 チェ尚宮(当時)は策略により料理に原因ありとしたし、オ・ギョモは政敵である趙光祖(チョ・グァンジョ)を葬ることに利用。
  2. ヨンノ — 硫黄アヒル事件の策略の全てを知る女。もっと言えばチェ女官長の悪巧みの実行犯といえる。

ヨンノの場合

  • 女官長になる野望を持つ
  • 宮中から離れては生きていけない

チェ一族としてはヨンノは知りすぎているために、しゃべらさないように宮中から遠ざけたい。 オ・ギョモとしてはチェ一族に不利な証言をヨンノから引き出すことにより全ての責任をチェ一族にかぶせたい。

ヨンノとしてはチェ一族の方針は受け入れがたい。そうするとヨンノはオ・ギョモに転びそうだが、信用できないという気持ちからか、どちらも選ばずにチャングムを選択する。

チャングムはクムジャさんモード別名バーサーカ・モードにあるので、ヨンノの申し出に付帯された条件は一顧だにも値しないもの。親の敵の片棒を担いだ半端者なんぞにチャングムは耳を傾けるわけがない。結果は役所に行けというつれないもの。

悄然として帰っていくヨンノ。その彼女が危ない目にあおうが消されようが自己責任でありチャングムの責任では断じてない。はははっ!!

状況判断を的確に出来ずにまだ、女官長にしてくれたらと甘ちゃんのように言うヨンノは帰らぬ人となって当然である。

オ・ギョモの場合

硫黄アヒル事件を利用して、中宗の病気を治すという目的を追求せずに自分の政敵を亡き者とするために行動したオ・ギョモ。硫黄アヒル事件の実行犯はチェ一族であるため、その実行部分を明らかにすれば全ての責任はチェ一族へ転嫁できる。そのために、ヨンノを利用しようしたが、すんでのところで、使えないピルトゥが今回は給料分(っていったっていくらかしらんが)の働きをしてみせて、ヨンノを拉致することに成功されてしまう。

さらに、チェ・パンスルからの科挙試験での不正を暴露され、罷免されてしまう。皇太后の支援を受けようとするが、ここでもチェ女官長に先回りされてしまいあえず。

さらに、ヨリを介してのユンスの偽遺書によりオ・ギョモが誤診を料理のせいにしたとされてしまう。取調官に対して、どこまでも居丈高に自分の無実を言い募るオ・ギョモ。さすが、格が違う。隣にいるヨリが今にも吹き飛ばされそうな勢い。

しかし、チョンホ様の内偵は着々とすすんであり、倭人と密貿易していることをつかまれてしまう。字幕版では捕らえた倭寇の中に香川の官員がいて、密貿易の契約書を持っていたとの事。

チェ一族の場合

  • チェ一族を維持することが最大の優先課題

ヨンノに不利な証言をされてしまうとチェ一族自体がお家とりつぶしとなってしまう。この危機感からヨンノを遠くにやろうとするが、ヨンノの気持ちを読み違えてしまう。長年パシリで使ってきた油断か。しかし、一旦は逃がしたものの再度捕まえて山中で帰らぬ人にしてしまう。

残るは遺書。皇太后をうまく誘導して、皇太后じきじきにチャングムに対して遺書を出すように命じさせる。しかし、遺書は出てこない。

ここでチェ女官長は一計を案じる。ヨリを使って、医局長の遺書をお役所へ届けさせるというもの。内容はもちろんオ・ギョモが不利となるもの。 筆跡鑑定でユンスが書いたものと判定されるが、どうやってユンスの筆跡をコピーできたのだろう??

さらに、女官長の立場を利用して先に皇太后にオ・ギョモの不正をインプットして不信感を植え付けることに成功。そして、オ・ギョモの謁見を皇太后が拒否するように仕向ける。

ここまではチェ女官長のペースですすむが、ヨンセンを通じて中宗にまで、チャングムの遺書のことが知られると風向きがおかしくなる。 硫黄アヒル事件での関係者を一堂に集めて審問会が開催さ
れることになり、チェ女官長、クミョンはその場につれていかれることに。

その場でもチェ女官長の口技は炸裂。ホンイに毒入り鮑を食べさせて、わざと料理の試食で発病するように仕向けたと詰問されるが、その時点では太平館に左遷されており水剌間にはいなかったので、そんなことは出来ないと主張。思わず勢いで、そうかと納得しそうになるが、ホンイを太平館へ呼んで毒入り鮑を食べさせている(実行犯は故ヨンノ)。何も現場にいなくてもできる犯行である。

が、しかし、チェ女官長の勢いで、誰も反論できない。流れはチェ女官長かと思われた瞬間、医局長が登場する。大口を開ける面々。後ろにはチョンホとチャングムがいる。遺書よりも強力な証人の登場である。

さあ、それでもチェ女官長は理屈をこねるのか?

次回はチェ女官長が主演の回です。

本ページの情報は2021年2月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにて
ご確認ください。

コメント

  1. Kio -朔北- より:

    チャングムの誓い 47話 口封じ

    チャングムの誓い 47話 口封じもう、イ・ヨンエさん、最高です。まずは先週の続きで・・、ヨンノがチャングムに相談します。「協力するから守って」はいいでしょう。「女官長にして」は×ですね。まぁどれだけ危…

  2. とん子 より:

    stanakaさんおはようございます。チャングムが「医局長の遺書を持っています」は事実でしたね。
    医局長の登場はまさに生きた遺書でしょ?これほど確かなものはありませんから。でもどうやって彼は隠れていたんでしょうね。そこが不思議・・・
    ヨンセンとヨンノの回想シーンがあったとは知りませんでした。NHKもいろいろカットされてるんですね。ヨンノのことを一番理解しているのはヨンセンだという証明が出来たのに~~~!!残念・・・
    来週はチェ一族を語りたいと思います!

  3. 「チャングム」第47話「口封じ」

     「宮廷女官 チャングムの誓い」(総合)第47話「口封じ」。  タイトルからすると、今回の主役はヨンノだったということか(お。 ´事が少しずつ暴露されていく回ではあったのですが、主役の意思に関係なく仲間割…

  4. Sayopee より:

    おはようございます。TBさせていただきましたので、よろしくお願い致します。
    それぞれの立場からの分析は、わかりやすいですよね。
    私は、ヨンノは野望を持ちすぎだと思うけど、チャングムがかくまっておいた方が利用価値は高まったように思いながら見ていました。
    来週はクライマックスですね!

  5. チャングムの誓い 第47話 

    初回視聴時のレビューはこちらチャングムが医局長の遺書を持っている、っていうのも変な話なんだけど、ヨリが医局長の遺書を持っているというのも不思議。やっぱり、「深い仲」と言われていましたね〜   今まで疑…

  6. new雑記帳2 より:

    驚き連続〈地上波第47話〉

    近所のデパートに行ったらキャンペーンの特賞が「チャングムの誓いロケ地ツアー」でした(汗)。こんだけブームになってるのは「冬ソナ」以来ですかね。っつかたぶん最後の韓流ブームなんじゃないかと思うけど(爆)…

  7. ruko より:

    stanakaさんこんにちは。
    復讐を遂げるための暴走、という視点興味深く拝読しました。けれど、イクピル先生やウンベク様に医術を復讐の手段に使わないと約束しているのはチャラですか(医術を政治的に、復讐の手段として使っている)などツッコミどころはいろいろあります。
    また、センガッシ時代から憎かったかもしれないけれど、ヨンノの利用価値を判断しきれなかったのもやはりいつも通り甘いとやはり感じてしまいました。
    そういう意味では、理屈はぶっ壊れていますがブレていないチェ・ソングムさんのほうが見ていて別の意味で爽快かもしれません。
    スパムの件ありがとうございました。このコメントが書き込めますように……。これまでも幾度かはねられたことがあったのですが原因がわかってよかったです(爆)。

  8. がーこ より:

    stanakaさん、いよいよ済州島ですねっ!!
    気をつけて行ってきてください、なんせ“強風”の島なので・・・!!
    ヨンノはただの“意地悪”じゃなかった、そうですよね、可愛げのあるところもありましたっけ。
    そんなヨンノが殺されるのはあまりにも気の毒で、なぜかそんな場面で泣けたがーこです。
    stanakaさんはツアーで行かれるのですか?
    チャングムとは関係ありませんが、“トケビ道路”という通称“オバケ道路”というのも見逃せません!面白かったので、ぜひ行ってみてくださいね!

  9. チャングム・ニセの遺書

    昨夜放送のチャングム、第47話「口封じ」
    おおおおお!!!!!
    いいいいい、、、医局長がぁ〜〜〜生きていたっ!![:びっくり:]
    おっと失礼・・・まさかの展開で終わりを向かえた今回のチャングム。
    死んだハズの医局…

  10. 閑遊閑吟  より:

    チャングム(勝手に)名言集 第47話「口封じ」

    ヨンノ、懲りないと言うか、死ぬまで変わらなかったね
    「協力するから私を守って
     あなたから皇后さまに頼んで。
     私を女官長にして」
    ってそりゃぁ、アンタ・・・
    そこまで図々しくなければ、チャングムだって何か違っ…

  11. ちょし より:

    stanakaさん、こんばんは。
    今回と次回はいかにチェ一族とオ・ギョモが往生際悪くもがき、共倒れになるか、ってとこだと思うんですが、そのせいかチャングムの影が薄いような気がします。もう既にユンスという証拠も握っているし、チョンホもしっかりオ・ギョモとチェ一族の悪事を暴いているし、この期に及んでヨンノのことを構っていらんない・・ってのが本心でしょうか。そう考えると、やっぱりヨンセンは優しいですよねえ。奥さんにするならヨンセンかミン尚宮じゃないでしょうか?

  12. terutell より:

    ヨンノはチャングムとヨンセンが宮中に入った最初の日から苛め始め、宿舎から追い出し、それでチャングムは泣きながらおかあさんのことを思い出して、退膳間に行ったのでした。
    その後も、ヨンノはチャングムをいじめてばかり。
    チャングムはそんなヨンノに対しても、殺されたと知ると、自分を責めていた、と、チャンイの口から語られていました。
    チャングムはやさしいし、医術を政治的に利用したりしていません。
    医術は医術で、王様の病気を治すためにがんばっています。
    チョンユンスが藪医者だったくせにハン尚宮に罪を着せたのが悪い。
    彼は、チャングムが内医院に来た最初の日から、彼女を追い出すために、あの手この手を使いました。
    彼とヨリのタッグマッチのせいでチャングムは内医院で孤立しました。
    彼らは医者失格です。
    チャングムは、ちゃんと医者としての義務を果たしています。
    チャングムは、ヨンセンが困ったときでも、クミョンが困ったときでも、いつも親身になって助けてあげました。
    人が困っていると、自分を後回しにしても助けてあげる、情の深い人であると、ハン尚宮も認めていました。
    また、チャンドクも、患者のために尽くす心があることを、最初から認めていました。
    友達にするなら、チャングムです。
    妻にするのも、チャングムです。
    なぜなら、真心があるから。
    誰にも負けない、たとえ人から誤解されても、孤立しても、頼まれたらやりとげる意志と力があるから。
    こんなに誠実で正しくて愛情深い人はいません。
    それなのに、まわりに適当に調子を合わせる人のほうがやさしいと思われたりして、誤解されやすいのがチャングムです。
    ヨンセンはとてもやさしい人ですが、チャングムのよさをほんとうにみぬいているからこそ、チャングムに誠実さを貫くのであって、他の人に対してはチャングムに対するほどの誠実さは貫きません。なぜなら、チャングム以外の人は、ヨンセンの捨て身の誠実さに値しないからです。
    ハン尚宮もチャンドクも、ヨンセンも、チャングムを自分勝手だと思うような人達のことを、弟子にしたいとか友達にしたいとか思わないのです。
    チャングムだからこそ、彼女達の知識や志を受け継いでもらいたい、友情を尽くしたい、と思うのです。

  13. stanaka より:

    みなさん、おはようございます。
    仕事が忙しいモードになっておりコメントを返せなくて申し訳ありません。
    がーこさん、
    >ツアーで行かれるのですか?
    ツアーは完売でとれませんでした。正規割引チケットをHISで手配してもらい。ホテルは私がインターネットで手配という次第です。トケビ道路も行きたいリストにあがっています。どういう交通手段を利用するかが悩ましいところです。レンタカーを借りるかどうか・・・・。

  14. stanaka より:

    とん子さん
    NHKのカットも重要な部分だったら豆知識の方をカットすればよいのにと思います。今となってはどうしようもないですが。次回はチェ女官長の独演会ですね。
    Sayopeeさん
    チャングムも視野が狭すぎという感じがしますね。もっと広い視点で考えられないかと思います。まっ、この一直線が彼女の持ち味なんでしょうね。
    rukoさん
    ちゃんとコメント受付できてほっとしています。
    確かにチャングムぶれています、その点を屁理屈こねて一貫してぶれていない論を展開してみようかしらん? 完全に合理的、論理的に行動せず感情で行動するところから、最近流行の行動経済学をもじって、「行動チャングム学」←たんなる言葉遊びです。

  15. がーこ より:

    stanakaさん、いよいよカウントダウンですね!!すでに行ってしまった私は…思い出しては淋しいばかりで、これから行かれるstanakaさんが、うらやましいです!!
    さて、そのような手段で行かれるとは!!すごいですね!(私には出来ない!!)
    レンタカー、あ、stanakaさんは男性なので大丈夫か・・・
    あのね、食事の時に一緒になった横浜から来た親子さんは、タクシーを借り切って好きな所に連れて行ってもらえて、一日130,000ウォン、と言っていましたよ。
    現地タクシーによって違いはあると思いますが、ご家族で行かれるのだから、一人分で計算すると安くあがるかもしれません。
    チャングムのロケ地だった民俗村から、ロッテホテル近くにある、チャングムの最終回の“洞窟”まで、かなりの距離があります。1時間やそこらじゃあムリかと・・・。
    だから、やっぱりタクシーがいいかもしれませんよ。
    ヘタな地図ですが、私のブログに済州島の地図を載せましたので(これはstanakaさんのために書いたようなもの)、位置関係を見て参考にしてくださいね。
    レンタカーで行かれるのなら、気をつけて行ってきてください。済州島は淡路島の4倍だそうです!

  16. stanaka より:

    ちょしさん、おはようございます。
    ミン尚宮も捨てがたい・・・と、勝手な妄想モードにちょしさんのコメントを読んでいて入ってしまいました。楽しい奥さんだろうなと・・・。

  17. stanaka より:

    terutellさん、亀レスですいません。
    熱いコメントありがとうございます。
    チャングムは医術を政治的な利用はしていませんが、復讐に対してはどうでしょうか。ユンスの誤診を明確化すればハン尚宮の名誉を回復できる一助になると考えていることは確かだと思います。それを復讐の手段と位置づけるのかあるいは名誉回復の手段として位置づけるのかで変わってくるかと思います。チャングムは当然、後者のつもりでやっているのでしょうし、その前に中宗=患者を治療するということを最優先でやっていると思います。
    チャングムを妻に・・・というのは妻に迎えるほうも相当なレベルの高さが必要かと思います。チョンホクラスでないとつぶれてしまいそうな気がします。

  18. terutell より:

    >stanakaさん
    チャングムがまだ水剌間の女官だった頃、カンドックの作ったチュンジュチュナプタンを食べた王子が、手足が麻痺したので、トックが捕えられたことがありました。
    そのとき、チャングムが、王子の麻痺の原因は、チュンジュチュナプタン単独ではなく、医者の処方する、ニクズクの脂との食べ併せによることを突き止めました。
    それでカンドックは釈放されました。
    チェ尚宮もそのときのことを覚えていて、硫黄家鴨事件のときに、逆に、ハン尚宮を陥れるのに使っています。
    チャングムは、カンドックのチュンジュチュナプタン事件以来の方法を、もうハン尚宮は死んでしまったけど、せめて名誉だけでも回復するために、繰り返したのだと思います。

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