うちのペットであった猫の「あずみ」が昨日、死んでしまいました。いつもなら「あずみ」がエサ、エサと起こしに来る早朝に目が覚めて、ああ、もういないんだと思うと胸がなんだか苦しくなってしまう経験をしてしまいました。たかがペットと思っていましたが、されどペット。
彼女を譲ってもらったときは、大事に育てれば20年生きるのも不可能ではないと聞いていたので老後を一緒に過ごそうという気持ちでいました。それが、一年ちょっとでいなくなってしまうなんて、なんて理不尽なんだろうと思いました。
「あずみ」が我が家にやってきたのは2010年9月4日。「ムサシ」の去勢手術で、TNR 日本動物福祉病院へお邪魔した時にうちの奥さんが彼女を見初めて2匹目の猫として犬猫救済の輪さんから譲ってもらった。
来たときはこんな感じで、本当に子猫って感じ。
カメラを向けるとカメラ目線でこちらを向いてくれました。外見からはおしとやかなレディーという感じですが、性格は関西のおばはん・・・。食べることには人一番意欲を燃やし、「ムサシ」を押しのけてエサを食べるしムサシからちょっと苛められても、小さい体で押し返していました。
ムサシとはケンカしたり、仲良くしたり、2匹で家の中を走り回って物を落としてくれたりしました。
最初の猫白血病の発症
異変があったのは2011年3月末。一か所にとどまり、忙しない呼吸をするようになりました。カトウ獣医科クリニックで診てもらったところ猫白血病と診断されました。抗がん剤治療をしていただき、寛解。このまま長く生きてくれと願ったものです。
治療中の「あずみ」能天気に寝転がって猫パンチしています。
寛解した後は今まで以上にパワーアップして、ムサシと一緒にドタバタしたり、冷蔵庫のてっぺんに上ることを覚えて上からドヤ顔で私たちを見下ろしたりしていました。
二度目の猫白血病の発症
二度目の異変は2011年10月末頃。食欲がなくなり、動かなくなってしまいました。再度、カトウ獣医科クリニックで診てもらったところ猫白血病が再発したと診断されました。抗がん剤治療したところ、食欲は戻り元気になったのですが、少し経つと食べるとすぐに吐くようになりました。二度目ということで、がん細胞に抗がん剤が効き目をなくしているとのこと。抗がん剤を変えて様子を見ることにしましたが好転することはありませんでした。
やせ衰えて骨と皮だけになってしまった「あずみ」。それでも、食欲だけはあって、食べては吐き、食べては吐きの繰り返し。どんどん体力がなくなって鳴き声もか細いものになりましたが、毎朝私のところに来て、布団の上に乗っかってエサ・エサと要求するのは忘れませんでした。
まだ、眼力があるので大丈夫と思っていたのですが。
こんな風に隅っこでぼっーとしていることが多くなり、そして、とうとう吐いている途中で痙攣をおこして倒れてしまい、そのまま亡くなってしまいました。
まだ、なんとなく気持ちの整理がつきません。ぽっかりと穴が開いた感じがしています。
コメント