今回のライアーゲームは「母の愛」
どこぞの韓国ドラマのテーマみたいですが、バカ正直の神崎直は母性の象徴なんでしょう。そして、それを取り巻く男たち–秋山深一、“ライアーゲーム”の主催者であるハセガワなどは母親に深い想いを持っている。そんな男たちには直は女神のように見えているのだろう・・・・・。
はっきりと言って、最終回は失敗作です。原作から離れた瞬間につまらなくなってしまうというのは脚本家(古家和尚)の力不足でしょう。ライアーゲームという作品の面白さを理解せずに勝手にかつありがちな結末を書いてしまったために失速してしまった。北大路欣也を黒幕に持ってきてもとってつけたような使い方で、ありきたりなヒューマンドラマとしたためにつまらない駄作となってしまった。
甲斐谷 忍
集英社
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コミック
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女神、神崎直
バカ正直な直ちゃんが騙されて、どん底に落とされてしまう。そこを秋山深一が救うというパターンを今回も踏襲したが、面白みにかけてしまった。なぜ、だろう・・・。
- 神崎直のジタバタがなかったため
どん底に落とされたときに秋山深一は助けるが、その前に直ちゃんはじたばたともがいていた。ところが、今回はヨコヤにあっさりと騙された後、謝るだけでそれ以上のアクションはなかった。秋山深一が自動的に救出に動いていた。 - 必然性のなさ
敗者復活戦で最後に見せたみんなが幸せになるというコンセプトで江藤光一をリストラして救ったことが伏線となって、フクナガ ユウジのヨコヤへの裏切りを理由付けていた。しかし、弱すぎる。3時間スペシャルなんだから、時間をかけて直ちゃんがフクナガ ユウジの心を溶かしていくというシーンを作らないと納得性がない。 - ゲームがどこかへ行った
ライアーゲームの一つの面白さは必勝法にある。ところが、今回は大した必勝法もなく、単なるルールの重箱の隅をつつくような銀行と同じサービスくらい。直ちゃんが必勝法で騙されるシーンがないというのは不満
結局はゲームは密輸ゲームで終わっていて、必勝法も原作を越える部分はない。脚本家はゲームを知らないのでヒューマニズムという安直な部分へ逃げていったという構図だろう。
ゲームのルール
ある意味、視聴者をも騙すライアー脚本とも言うべき銀行ルール
- 口座間のマネー移動
- カードの再発行
これは叩けよさらば開かれんということですかね。目一杯知恵を絞ってルールを創造していくということでしょうか。なんとなく、ホリエモンや村上ファンドを思い浮かべてしまうグレイな部分。それが、ライアーゲームか。でも、テレビ的には示唆するようなシーンがないと後だしじゃんけん的な感じがしてしまう。
今までがとてもテンポよくお話が進んでいたのに、最後で腰砕けでとても残念。うちの家族もラストはつまらなかったと言っています。
みなさんはどう感じましたか?
コメント
はじめまして。
私は「ライアーゲーム」の後半から見始めたのですが、確かに最終回のゲーム展開はお粗末な気がしました。
10話まで盛り上がっていたのに最後でコケた気分です。
しかし出演者それぞれのキャラが好きになれたのが自分的には救いでした。
リフさん、こんばんは。
出演した人たちのキャラはそれぞれ立っていましたね。惜しむらくは深く掘り下げる時間が足りなかった。ドラマのテンポを考えると痛し痒しですが、もう少し回数が多くても良かったかもです。
今後ともよろしくお願いします。
「ライアーゲーム」最終回感想(キノコ萌え語り+落書き)
なかなかドラマを見る時間がなく、今頃春ドラマをまとめて一気に見てるんですが、「ライアーゲーム」がすごく面白かった!
もー何が良かったって、キノコことフクナガユウジ(鈴木浩介)のキャラが!
元々ヒール役が好