トンイ 第54話「欲望の果て」

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今回は二人の母親であり女性の生き方と考え方の対比が際立った回でした。もちろん、二人というのはトンイと張禧嬪のことです。

韓国ドラマ・ガイド トンイ 特別編 (教養・文化シリーズ)
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トンイはしなやかに生きていく女性、張禧嬪は直球剛速球で生きていく鋼の女的な女性と感じましたが皆さんはいかがでしょうか?

今回のドラマで感じた二人の生き方について述べてみたいと思います。

しなやかな女性、トンイ

物語の冒頭で刺客に襲われそうになった延礽君を身を挺して守ったトンイ。これはもちろん非常事態なので文字通り身を挺して守ったのですが、長期的な視点では延礽君に対して権力を望むのではなく有意義な人生が送れることを望むように教育することにより宮中の権力闘争に巻き込まれないようにしてきたトンイ。

そのためには張禧嬪と直接交渉してトンイと延礽君には権力を望むような思惑がないことの理解を得ようとしていましたが残念ながらトンイが側室の最高位である「嬪」に昇格するということで張禧嬪の疑惑が湧き上がり頓挫しました。

今回も延礽君はトンイが重傷を負ったことに驚き心配しましたが世子に対しても気遣う姿勢を示していましたので、トンイの教育は一定の成果を上げていたということでしょう。

ハガネの女、張禧嬪

物語の前半ではしなやかな女性だったのですが、トンイが粛宗の寵愛を得るようになってから直球剛速球の女性となっていきくした。

これは張禧嬪が粛宗に語っていた「後悔するのは王様を心の底からお慕いしたこと」により「全てを自分のものにしたくなった」ために、権力を欲し、周りの人間は敵ばかりという心理となり「国と宮廷が信じられなくなった」のでしょう。

権力を奪取し維持するために真正面から戦い続けたことにより、策士、策におぼれる状態になったのでしょう・なので、トンイが「運命のせいではなく、自分自身の選択のせいだ」と言い切ったのは正にその通り。

最後は自決などという生温い方法ではなく賜薬による処刑を望んだのはハガネの女です。

しかしね~、朝鮮王朝のような宮廷で生き残る方法っていうのはトンイのやり方ではなく、張禧嬪のやり方がベストなんではと思うんですが、どうなんでしょう?

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