「柳宗悦 河井寬次郎 濱田庄司が歩いた道 韓国をふたたび歩く」参加してきました。

韓くに、風と人の記録
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韓国文化院・講演会シリーズ2013「韓国の魅力」の第一回は写真家の藤本巧さんでした。藤本巧さんは韓国へ行き始めてから43年になるという韓国のベテラン(?と言っていいのだろうか)です。

民芸運動の柳宗悦、河井寬次郎、濱田庄司たちが朝鮮半島を歩いたのは1936年あたり。そして、藤本巧さんが韓国の風景を撮影した写真を見てこんな写真を撮りたいと思って、最初に韓国を歩いて写真を撮ったのが1970年。

見せていただいたのは1970年に初めて韓国に渡って撮影した白黒の写真に1936年ころに柳宗悦、河井寬次郎、濱田庄司たちが書いた文章を朗読した音声を入れたスライドショー。

30年以上の時代の差があるのだけど、不思議とマッチしています。藤本巧さんが旅したのは以下の場所。

  1. ソウル
  2. 栄州
  3. 安東
  4. 金泉
  5. 海印寺
  6. 高霊
  7. 南原
  8. 通度寺

そして、さらに2011年に再調査ということで韓国の国立民俗博物館のスタッフと1970年に撮影した場所を訪問した時の風景を見せていただきましたが40年の時間以上に韓国の近代化が風景を激変させているのがよくわかりました。

  1. 山は植林されて丸くなり
  2. 藁葺屋根の家はなくなってしまい
  3. 舗装された道路になってしまい
  4. 高速道路ができてしまったり
  5. 逆に高速道路が清渓川(チョンゲチョン)になってしまったり

1970年の仁寺洞や明洞は本当に路地で露店があってという感じで現在の街の様子とは全く違っています。

写真を見ていると1970年の風景は味わいあるのに2011年になると、場所によってはありきたりの風景となってつまらないものとなっていたりします。まあ、住んでいる人からすれば今のほうがきれいだし便利だと言われるかもしれませんが。

例として、江華島の近くの島に藁葺の教会が1970年にはあったのですが、2011年には建て替えられて普通の・・・というか、ちょっと・・・というか建物になっておりました。

また、通度寺も紹介されていました。李朝の建物で、建築家からすると「堕落した建物」と言われているのだけど、河井寬次郎は「すばらしい生きた建築」と評価しています。それは曲がった柱をそのまま使ったり、一本の木から削り出したような梯子があったりして河井寬次郎はとても気に入ったようだと紹介されていました。1970年に撮影された写真にもその梯子は存在していたのですが、2011年にはなくなっていたようです。

現在、藤本巧さんの写真展が開かれているので観ることができます。

韓国を愛する巧写真展 
「70-80  過ぎ去った韓国の日常」

○ 会期:2013. 1. 16(水) ~ 1. 31 (木) 10:00 ~17:00 日曜休館
○ 場所:韓国文化院 ギャラリーMI (1F)  ※入場無料
     東京都新宿区四谷4-4-10   Tel : 03-3357-5970
   (地下鉄丸ノ内線「四谷三丁目駅」1番出口から徒歩3分)
○ 主催:駐日韓国大使館 韓国文化院    
○ 後援:国立民俗博物館(韓国)、公益財団法人 日本民藝館

韓国の1970年代から80年代の写真が展示されています。美しい風景というよりは、「おばちゃん」の力強さと懐かしい風景を観ることができます。

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