コロロギ岳から木星トロヤへ

コロロギ岳から木星トロヤへ (ハヤカワ文庫JA)
4150311048

橋本晋さんのイラストが可愛かったのでデカイサイズで貼りつけました。傑作「天冥の標」を書いている小川一水さんの時間SF。

時の泉を泳ぐ全長約200年(?!)のカイアクと西暦2231年の木星トロヤ群の小惑星アキレスにいる二人の少年リュセージとワランキ、西暦2014年の北アルプスコオロギ岳の岳樺百葉(だけかんばらももは)と水沢潔のお話。

宇宙戦艦アキレス号の放射線量の高い反応炉があった部屋に閉じ込められた二人の少年リュセージとワランキと尾っぽが宇宙戦艦アキレス号に引っかかってしまい抜け出せなくなってしまったカイアクの両方を西暦2014年の北アルプスコオロギ岳の岳樺百葉(だけかんばらももは)と水沢潔が救うお話。

通信は、

  • 2231年→2014年はカイアクを介したモールス信号
  • 2014年→2231年はモナリザの絵の裏側に書き込んだメッセージ

救出手段は小説を読んでいただくとして、気になった点感じた点をメモします。

  1. 宇宙戦艦アキレス号の艦長のヴェスタ軍との戦いを前にした不可解な行動が結局説明されていないまま。
  2. 多次元宇宙は否定されているのかな。時の泉の上流(過去)の変化が下流(未来)に影響して変わっていくがカイアクの視点からすると時の始めから終りまでは一つしかない。
  3. カイアクの種族は進化はないのに、どうして知能を獲得しているのだろう。どうして、カイアクは生まれたのだろう?

二人の少年リュセージとワランキとカイアクの両方を世界は努力して救うということで、心優しき想いを感じてしまう小説です。読み終わった後にほんわかした気持ちになります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました