今回のファン・ジニは「母と娘」
チニの母ヒョングムがふとんをそっとめくるとそこには涙を溜めたチニの顔がある。
「この匂い・・・この匂いだ。忘れられなかった。いい、匂い。お母さんの匂い」
「どうして違うと言ったの。私のこと気に入らないの。また捨てたくなったの?私のこと見えないの?どんな顔かも分からないのね。そんなに悪い子ではない。悪い子にならないようにがんばっている。それが触って分からなかった?お母さん!お母さん!ずうっとずうっと、そう呼んでみたかった」
今回のドラマのハイライトですね。子役のシム・ウンギョンちゃんの演技と声優さんの声の演技がうまい!!泣いてしまいます。もう、ここだけでドラマ1回分です。
妓生と人
松都(ソンド)教坊の行首(ヘンス)であるペンムはこう言います。
「一人の男を愛するなどという面倒な考えは捨てよ。豊かな知識か実に奥深い人生だ。両班の女のように世間体を気にする必要などない。宮中の姫君もうらやむ美しさ、姫君も持てない技芸かある。清流のごとく清楚な歌声。華やかな舞い。その一生はまことに優雅で楽しい。頂点を極めれば思うがままに生きれる。それが妓生の一生」
まさにペンムは妓生に一生を捧げた専門家と言えます。ライバルである女楽の行首(ヘンス)のメヒャンは政治的な動きを加味して頂点を極めようとしている。どちらも妓生として生きるつもり。
対するチニの母であるヒョングムは女として人として生きるようにと6年間も同じことをチニに言い続ける。「妓生とははかないもの。道端に咲いた誰にもつめる花が妓生」と妓生そのものの生き方を否定している。
でも、そんな母ヒョングムに対してチニは「私は違う、お嫁入りも恋にも興味がない」「私は幸せなの。教坊で新しい舞いを習ったり友達がいたりするから」と妓生を肯定する。
そんなチニにひょんなことで、ウノという両班(ヤンバン)のキム家の息子が登場します。チニが描いた竹林の水墨画を拾って、チニと奪い合いとなり半分に引き裂かれてしまう。さて、チニはこのウノをどうさばくのか。妓生にとって男なんて芸の肥やしと適当につまむのか、それとも母ヒョングムのように本気になるのか。
見事な場面展開
妓生の訓練で川の水の中にもぐって息を止めるというのをやっていて、子役のチニが潜った後に季節が変って、そして水から顔を出すとハ・ジウォンがチニとして登場するという粋な場面展開。チャングムのようにお転婆で駆けて行く姿が変化するわけではない。水の中から登場して全身が水で滴っているというセクシーショットです。茶母でも川の中からセクシーショットというシーンがありましたね。
次回がますます楽しみな展開となってきました。
コメント
stanakaさんおはようございます。チニとお母さんのシーンですが、私はお母さん目線で見てました。我が子の幸せのためあえて捨てようとする母心に泣いてしまいました(涙)こういう愛もあるんだな~~と・・・
ヒョングムは男に捨てられ視力を失い、キーセンの世界がいかに儚くて哀しくて牢獄みたいな場所が骨の髄までしみこんじゃったんでしょうね(涙)だから我が娘にはそういう思いをさせまいとあえて死んだと嘘ついて子供を寺に預けたんだと思います。
ここでもペンムのキーセンに対する考え方との違いが出てますね。
恋愛に興味ないといったジニがいよいよウノと出会いますね。楽しみです。
とん子さん、こんばんは。
>私はお母さん目線で見てました。
男性にはこの目線では見れません・・・:cry:
思いもつきませんでした。この母の思いがチニにどのように影響していくのでしょうね。
ウノとの出会いはぜひ、チニには芸の肥やしにしてほしいです。:wink: