チュモン 第30話

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今回のチュモンは「カミング・アウト」

チュモンはとうとうソソノにも実の父がヘモスであることをカミングアウトしてしまいましたね。その後ろで寝たふりして聞いているウテ(優台)の姿がやや不気味。ウテ(優台)もソソノのことを慕っている。チュモンのことは扶余の王子といえども男としてはライバルであり、つい最近途中から割り込んできた情けない奴だったはず。何かの拍子でウテ(優台)が敵に回ったりするとヤバクナーイ!←なんのこっちゃ。

今回のチュモンでも、それぞれの人たちがそれぞれの思惑を持って行動していました。その思惑を軸にレビューしてみます。

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クムワ王

チュモンがクムワ王にテソとヨンポの二人の兄を配下におくなどということはできないと、言いにきたのをクムワ王は退けた。

それは今回の戦争は国内的には王 vs 王妃に代表される四出道(サチュルト)and 外戚勢力との権力闘争。戦争に負けるようなことがあるとクムワ王は王権を失いかねない。なので、対抗勢力の息がかかっているテソとヨンポを排除して、漢との戦いを主張してきたチュモンにまかせないといけないという訳だ。

クムワ王はかなり手札の少ない中で戦争を宣言した訳だけど、チュモンが繰り出すカード

  1. 鋼鉄剣の独自開発に成功
  2. 騎馬を得意とするマルカル族を傭兵として雇うこと
  3. 補給と援軍を断ち切る作戦

に心強い思いを得たはず。でも、これくらいの準備してから戦を宣言すべきと思うが。そこはドラマ。

チュモンとソソノ

完全に恋のパートナーと同盟としてのパートナーが一致してしまっている。公私混同となるけど人がすべてだから仕方ないか。今のところチュモンとソソノが属している組織にもメリットがある行動わしている。これが反するようなことになったときにどう行動するかが試金石となる。

テソと王妃

この二人は行動原理が違うと思う。王妃はあくまでもテソおよび自分の出身母体の馬加の繁栄。そのためには現国王=自分の夫が邪魔になる。なので、今回の戦で敗北した場合にしっかりと責任が問えるように民衆の戦争反対を煽ろうとする。

対するテソは自分なりの考えで扶余を生き長らえさせようとしている。それは、古朝鮮を救うなどという扶余の民にならない夢を追いかけるのではなく扶余が生き長らえる手段としての漢との友好を目指している。日本の状況に近いような気がする。世界の中でスーパーパワーは目指せないが優秀な2番手は目指せる。言うなれば不良に取り囲まれてか弱い秀才というところか。テソの方針も見識だと思う。チュモンやクムワ王の方針は冒険主義的、テソの方針は日和見主義的。あなたはどちらがよい?

ヤンジョンとテソ

ヤンジョンがテソを手玉にとっていると今は言っていいかな?

ヤンジョンはテソに対して、漢が扶余に勝利するのは自明、そして、誤解されないような行動をテソに期待すると書面を送っている。明らかに漢の統治下における総督みたいなポジションにテソがつけれるように条件整備というか行動しないように圧力をかけている。サボタージュあるいはスパイ行為を示唆する書面だ。そこをテソはどのようにうまく泳ぐつもりなのか?

テソとしても漢の配下にずっといたいつもりではなく、うまく立ち回って自主独立をキープしたいはず。このあたりのポイントが見どころだろうか。

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