講演会シリーズ2013 「韓国の魅力」 第6回 曺喜澈さん その1

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韓国文化院さん主催の講演会シリーズの本日のテーマは「魅力溢れる!韓国の社会と日常生活事情」でした。講師はNHKのハングル講座でおなじみの曺喜澈(チョヒチョル:東海大学外国語教育センター教授)さんです。

1時間でハングルが読めるようになる本
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昨年からのもろもろの事件で中国語や韓国語を取る学生が減少している中でチョヒチョル先生の「社会と文化」の講座は1100人も学生が集まり大変だとうれしい悲鳴状態らしいです。

今回は食文化を中心としてクイズ形式で進めていく方式でした。でも、スライドを早く出し過ぎて答えが先にわかってしまうのがしばしばでしたが、形式ばらない気さくな方という感じで良かったです。冗談もかなり飛ばしていました。

1 2006年アメリカの健康雑誌「ヘルス」に「世界の5大健康食品」として選ばれた韓国の食品は?

①キムチ ②ブゴク ③スンデ

もちろん、①のキムチが世界。他に選ばれたのは日本の大豆、スペインのオリーブ油、ギリシャのヨーグルト、インドのレンズ豆だったそうです。

2 洗濯機に似ていて、一家に一台あるとされる次の家電製品は?

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キムチ冷蔵庫ですね。冷蔵庫が普及してしまったけど、キムチ冷蔵庫のおかげでもう一台各家庭に買わせることができた商品だそうです。

チョヒチョル先生のご家庭にもあるそうです。日本でも購入できます。チョヒチョル先生が買ったきっかけは9月に実家からキムチ30kgがやってくるということがあったから。韓国で9月は涼しいそうですが、日本ではまだ暑いのでキムチを不用意に置いておくと大爆発してしまうとのことで、購入したそうです。

3 初冬に大量に漬けるキムチを何と言う?

キムジャン(김장)ですね。

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Gimjang, or preparation for making kimchi. Photo taken in South Korea 대한민국 풍경Source=[http://www.flickr.com/photos/carolineknox/152079591/ Kimchi!!] |Date=Originally taken on 20

4 朝鮮半島に唐辛子が入ったのはどこから? また、最初の名前は?

①中国 — 唐芥子 ②日本 — 倭芥子 ③フィリピン — 比芥子

正解は②です。日本では唐辛子 韓国では倭芥子とお互いに名前を譲り合っているのはなんとも平和的と言われていました。唐辛子の唐は中国だけど日本からすると朝鮮半島経由で入手したりしていたからほぼ唐=中国=朝鮮だと説明されていました。

16世紀では居酒屋で出す程度で死んだ人もいたそうな・・・。18世紀に入っても料理本には記載なし。19世紀から広く使われ出した。

5 「スイカ」と言えば(マクワウリ)、「リンゴ」と言えば()、「ホヤ」と言えば(ナマコ)、「豆」と言えば(小豆)?

6 雨が降ると無性に食べたくなると言われる次の料理の名前は?

もちろん、チヂミです。ところでこのチヂミという言葉の韓国の南部の方言だそうで、ソウルでチヂミと言っても通じないそうです。在日の方の多くは南部から来ている人が多いので日本でチヂミと言う言葉が定着したのでしょうとのこと。

それで、雨が降ると食べたくなるというのは日本人にはない発想ですよね。韓国と日本の降雨量を比較すると7月と8月を除くと日本の半分ほどの降雨量なので普段は雨が振るのは珍しいからとか、焼く音が雨の音に似ているとか・・・説はいろいろあるようです。

次回に続く

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