「神弓 KAMIYUMI」はスピード感あふれる映画

駐日韓国大使館、韓国文化院が主催の定期韓国映画上映会で「神弓 KAMIYUMI」を観てきました。てっきり、荒唐無稽な戦争アクションかと勘違いしていましたが、父親代わりになっている妹を救うための一人の男の闘いを描いたアクション映画でした。

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並外れた弓の技術を持つ主人公ナミはパク・ヘイルが演じている。パク・ヘイルはグエムルでナミル役を演じた人。映画しか出ていない俳優さん。

ヒロインであるナミの妹ジャインはムン・チェウォンが演じている。ムン・チェウォンは王女の男でイ・セリョンを演じた女優さん。なんだか、見違えるようにいい演技をしていました。

ジャインの夫となるソグンはキム・ムヨルが演じている。

時代背景は仁祖の時代

ナミとジャインは逆賊の子息となっていますが、これはおそらく光海君を倒すクーデターで仁祖が権力を握った時に光海君派だったから逆賊とされたのかな。

そして、後金が清に国名を変えた後に朝鮮に対して君臣関係と3万の援軍を要求、これを仁祖が拒否すると12万の兵士で侵略するという丙子胡乱が発生する。この丙子胡乱がジャインとソグンの婚礼の日に発生した出来事となる。

結局は45日間で降伏し、仁祖が跪くという屈辱的な三田渡の盟約が結ばれることになる。

うがった見方をすると、屈辱的な史実に対して「神弓 KAMIYUMI」という映画で一矢を報いるということをやっているかもしれない。

ジャインの救出劇

「神弓 KAMIYUMI」という映画を一言で言えば父親代わりの兄であるナミが清に捕えられた妹のジャインを救出する物語。

立ちはだかるのは清の重量級の弓を使う手強い兵士たち。最初はナミ一人の闘いだったが闘いの過程でソグンやソグンの家の使用人二人も闘いに参加する。

アクションの見どころ

鴨緑江をわたるところで、連行されている朝鮮の民に清の兵士が、この川を渡ると故郷に戻れないから逃げたかったら逃げてもいいよと扇動するシーン。ここで逃げれば嬲り殺されるとわかっていてもどうせならと逃げ出す人たち。隙を見てソグンが兵士の武器を奪い逆に殺し、皆が蜂起して返り討ちにするシーン。

林の中を走りながら弓を打ち合うシーンがスピード感があってカタルシスを覚えるほどの気持ちよさ。

最後は間にジャインを置いて敵将ジュシンタとナミの弓矢での一対一の対決シーンはまるで西部劇のガンマンの対決を見ているよう。

そして、忘れてはいけないのはジャインの気丈なふるまい。清の王子に呼び出されても臆することなく隙あらば命を狙いに行く気の強さ。兄のナミが敵将ジュシンタに狙われているのを気づかない場面でジャインは自ら弓を構えて敵将ジュシンタを狙うが間に合わないと判断してナミの馬を射って矢を外そうとする割り切りの良さ。うまく、ムン・チェウォンが演じていました。

この映画はほぼ、ラブロマンスはなく、アクションシーンの連続です。なので男子向きの映画と言えるのですが、やっぱり今日は女性が大半だったな~。

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