ドイツの現代写真を代表する写真家、アンドレアス・グルスキーの日本初の個展、アンドレアス・グルスキー展が開催されていましたので観てきました。この写真展はPHaT PHOTO 写真教室の鈴木雄二先生が勧められていたので行ってきました。
2012年11月、オークションハウスのクリスティーズで、写真家アンドレアス・グルスキーさんの撮った写真「RehinⅡ」が430万ドル(4億3000万円)で落札され、地球上に存在する写真の中で最も高額の値段が付けられました。
その最も高額の写真と言うのが下記の写真集の表紙です。ライン川です。音声ガイドの説明によれば対岸はデジタル処理で余計なものはすっぱりと削り取られているそうです。
Andreas Gursky: Photographs from 1984 to the Present
写真家というよりは写真を媒体に使った芸術家と言えばいいようなお方ではないでしょうか。
個展が開催されていたのは六本木にある国立新美術館です。
気になった写真は以下の通りです。
- カタール
ガスタンクの中を撮影しているのですが金色でしかもサイズの巨大さがわかるような構図と展示されているプリントも249×337.3cmと巨大で圧倒される迫力です。モニター画面や写真集では伝わらない迫力です。 - カミオカンデ
これもカタールと同じで巨大さに圧倒されます。さらに、金色の光電管がずらりと並んだ繰り返しパターンがなんだか聖堂を想起させます。 - F1 ピットストップ IV
ポストカードで販売していたのですがトヨタのピットだけの半分だけでちょっと残念。作品はトヨタとホンダのピットインのシーンを捉えています。黒い背景にピットクルーが光に浮かんでいる写真は昔の宗教画をイメージさせてくれました。黒と光をとてもうまく使った作品ですね。 - スニーカーを展示している写真
タイトルを覚えていませんが色とりどりのスニーカーを棚に置いているのを撮影したものがとても、なんだか良かったです。↓
↑アンドレアス・グルスキー展のチラシとポストカード。
刺激的な写真展でした。それで刺激されてすぐさま撮影したのがこれ↓
これも↓
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