今回のチュモンは女たちの戦い
クムワ王が未だに意識が戻らないし、チュモンは死亡したものと思われるなか、クムワ派は王妃派から追いつめられていた。追いつめられているのは
- ソソノ
- ユファ
- ヨンタバル商団
- モパルモ
それぞれの戦いを見ていくことにする。
チェ・ワンギュ/チョン・ヒョンス/ホン・ソクチュ
朝日新聞社
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ソソノとヨンタバル商団
ソソノはチュモンに賭けてヨンタバル商団を扶余の軍商となった。漢との戦いで勝利をおさめた時点では賭けに勝ったと思われたが、以下の要因により敗北へ変化した。
- クムワ王の危篤
- チュモンの行方不明
- 遼東軍の合流によるテソとヤンジョンとの停戦合意
- テソとヤンジョンの娘、ヤンソルランとの婚姻
これにより、漢軍に敵対したヨンタバル商団は味方した扶余からも敵とみなされかれない。さらに、ソソノにご執心のテソが可愛さ余って憎さ百倍とばかりに側室にならなければ交易権を取り上げるとまで言い出す始末。このままでは意に染まない結婚を強要されると恐れたソソノはウテに結婚を申し込む。もともとソソノを慕っていたウテだが、ソソノの心にはチュモンしかいないことも理解している。
かなりの葛藤がウテの心には沸き起こるがソソノの申し出を受け入れる。私なら速攻でYesですって、お前には聞いていない?!
ソソノとウテの結婚を行首会議で報告すると、反対、困惑が多数。ヨンタバルは理解を示すが叔母は大反対。ソソノは身勝手だとなじる。
結局はテソがヒョント城へ行っている隙に結婚式をあげてしまう、ソソノとウテであった。
ヨミウルの戦い
クムワ王からは捨てられた形のヨミウルだが、ヨミウル自身はクムワ王への思いを断ち切れず危険を冒して扶余にやってきた。マウリョン達は自分達の気よりも強い存在が近くにいることを感じとる。考えられるのはヨミウルしかいない。早速、王妃へ報告。王妃はヨンポを呼びヨミウルの殺害を指示。ヨンポは追い出されたヨミウルが危険を冒して扶余に戻ってきたのを不思議がる。そんな、ヨンポにクムワ王とヨミウルは深い縁で結ばれていると諭す。ふーん、流石に王妃はヨミウルのクムワ王への思いに気付いているのね。
サヨンの陽動作戦とオイ、マリ、ヒョッポ達の手引きで御所にヨミウルは侵入に成功。ヨミウルがクムワ王への二回目の治療を行うがはかばしくない。治療を終えて外へ出たところをヨンポに見つかる。
無数の剣に取り囲まれるヨミウル。「以前はヨミウルの眼光を恐れていたが、今、お前の運命は俺の手中にある」と言い放つヨンポ。そんな、ヨンポの強がりに動ぜず、「私の運命を左右するのは、天のみ」とヨミウル。一度は言いたいセリフ。「そんな言葉に怖気づくと思うのか? 以前の俺ではないのだ」と言うヨンポに「私から見れば、何ら変わりはない。情けなく愚かなままだ」と瞬殺するヨミウル。ヨンポは完全に子供扱い。
剣を向けるヨンポに「私を殺せば、お前は一生、暗雲がかかる」と言い切るヨミウル。ぶちきれたヨンポが剣を振り下ろそうとした瞬間テソが止めに入る。テソは以前、ヘモスから受けた刀傷で死にかけた時、ヨミウルに救われた。今回はそのお返しというわけ。
ユファの戦い
テソ(帯素)により軟禁状態に置かれたユファ(柳花)。テソ(帯素)がヤン・ソルランとの婚姻により民に穀物と塩、囚人には恩赦が出される。民心掌握というやつですね。それとともにプドゥクプル(不得不)のサジェスチョンによりユファ(柳花)の軟禁状態も解かれる。
急ぎクムワ(金蛙)王の御所へ向かうユファ(柳花)。今の王妃派の勢いを止めるにはクムワ(金蛙)王の回復しかないから当然だ。その必死の願いがクムワ(金蛙)王に届いたのか意識が戻る。
王妃、テソ(帯素)にクムワ(金蛙)王の意識が戻る報告がされ、激震が走る。
ヤン・ソルランの戦い
ヤン・ソルランは父であるヤンジョンに自分は扶余の民衆から敬われ恐れられる王妃となり扶余を掌握すると宣言。
婚礼の夜、テソ(帯素)とヤン・ソルランが抱き合うが同床異夢という表情を二人は見せる。仮面夫婦の誕生だ。
ヤン・ソルランは姑の王妃に対するケアもしっかりサポート。すっかり、王妃に気に入られる。この二人の関係はずっとこのままかしらん?
今回も朱蒙(チュモン)はソソノ(召西奴)の回想シーンと最後に牢獄のようなところに閉じ込められているシーンのみ。
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