『そして父になる』観ました~

そして父になる【映画ノベライズ】 (宝島社文庫)
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本日(9/28)イオンシネマ みなとみらい 10:00からの回で『そして父になる』を鑑賞しました。入りは20%くらいでした。

6年間育てた息子が他人の子だと告げられた二組の家族とその葛藤の中で「父になる」野々宮良多(福山雅治)を中心に描いていく。

福山雅治が演じる野々宮良多は大手建設会社に勤めるワーカーホリックなサラリーマン。都心のタワーマンションに住むいわゆる勝ち組。息子の慶多に対してはお受験させ、ピアノも学ばせる教育パパ。

自分を顧みるとお受験なんて、我が家では奥さんの方が一生懸命になるし、習い事も奥さんの方が一生懸命だったので、野々宮良多のここらあたりの気持ちは良くわからない。

でも、普段の子供の接し方が一歩引いた感じになっているのは息子と娘という違いはあるけどなんとなく気持ちがわかってしまう。しかも、子供が自立できるようにという理屈付けている点でも同じだし。

そんな野々宮良多に対して、取り違えた一方の斎木ゆかり(真木よう子)、斎木雄大(リリー・フランキー)は対照的な家族。3人の子供がいて群馬の地方都市に住み、電器屋としてのんびり仕事して遠慮なく子供と接していく。

子供を媒介にして、野々宮良多は斎木夫婦と接していくことにより、反発と葛藤を覚えていくことになる。それが父になるきっかけとなっていく。

とにかく、斎木雄大は子供の目線で子供たちと一緒に遊ぶし、壊れたおもちゃは修理するし、お風呂には一緒に入ってスキンシップをかかせない。確かにそこだけを取り上げてみると子供たちの理想の父親って感じがする。でも、仕事っていう面はどうなんだろう。

野々宮良多は仕事の面では理想的な父親だけど、サラリーマンなので働いている姿を直接、子供に見せてはいないし、仕事に時間がとられて子供とのコミュニケーションが不足してしまっている。

カメラ(キヤノン)が重要な小道具に使われていました。野々宮良多が気づいていないところで、息子の慶多が自分のことを撮影していたことに気付き、慶多がじぶんのことをちゃんと見ていることを認識する。野々宮良多が父として自覚し成長する一つのポイントでした。

ラスト付近で斎木家を飛び出した慶多を追いかける野々宮良多が道を挿んで「ごめんな」と言うシーン。歩いて行った先で二つの道は一つになって父と息子は一緒になるというシーン。わかりやすい演出ですが、これがなかなか良かったです。

そして、エンドロールで斎木家(電器屋なのでTOSHIBAとTSUTAYAという看板がかかっている)を映しながらゆっくりとカメラが引いていってまわりの街並みが見えてくるシーンは良かったな~。なんだか、ほのぼのとした感じが伝わってきました。

アクションシーンや福山雅治の格好いいシーンはなくむしろ、前半は鼻につく嫌な男って感じの映画ですが親ってなんだろうと考えさせてくれる映画でした。結構、心に刺さってくる部分がありました。

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