今回のナルニア国物語は「お小さいかた(おちか)」
家族全員、このフレーズには受けてしまいました。映画の初めの方で出てきます。思わず吹き出してしまいます。
大人も子供も楽しめる作りになっています。ナルニア国とテルマール王国との戦闘シーンはお父さんのストレス解消。イケメン王子こと(誰も言ってないって)カスピアン王子と優しの君のスーザンとの淡い恋は女性およびカップル向け。頼もしの君のルーシーの活躍は子供たちを魅了する。
そうそう、勇敢なネズミの騎士のリーピチープは女性陣に受けることでしょう。
あまり、ツッコミを入れずにその場その場を楽しむという気持ちで観ると150分はあっという間でした。
講談社
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単行本
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・朝びらき丸東の海へ―ナルニア国ものがたり〈3〉 (岩波少年文庫)
・銀のいす―ナルニア国ものがたり〈4〉 (岩波少年文庫)
・馬と少年―ナルニア国ものがたり〈5〉 (岩波少年文庫)
・魔術師のおい―ナルニア国ものがたり〈6〉 (岩波少年文庫)
・ライオンと魔女―ナルニア国ものがたり〈1〉 (岩波少年文庫)
以下はそのツッコミ
アスランの謎
アスランはナルニア国の創造主ということで、ある意味で神に等しい。物語の最後の方でアスランがルーシーにより発見されて援軍にやってくるなりあっさりとテルマール王国の軍隊は敗北。なら、ナルニアが滅亡する前に手を打たずに放置していたのはどういう訳があるのだろう?
ミラースの謎
自分の妻に男の子が誕生するや否やカスピアン王子を暗殺しようとする。しかし、失敗して今度はカスピアン王子がナルニアの住人たちを引き連れて襲撃してきて撃退した後にカスピアン王子は謀反人だとして王冠を抱く。それなら、息子が生まれるのを待つなんてことせずに謀略でも何でも言いがかりをつけてカスピアン王子を陥れて、王位に付くなんて発想はなかったのだろうか?
また、この人は意外とプライドというか自意識過剰で、英雄王ピーターの時間稼ぎの挑発である一対一の戦いを受けてしまう甘い面も持っている。
男の子の謎
物語の最初と最後に登場するスーザンに声をかける男の子。もちろん、声をかけるのはお近づきになりたいからだけど、スーザンは鼻にもひっかけない。ただ、それだけの出演。一体どういう意味あるのかな。カスピアン王子の引き立て役なんだろうか?
少年達に殺人を犯させる謎
ペベンシー兄妹は末っ子のルーシーを除けば全員ナルニア国で殺人を犯します。もちろん、戦闘や正当防衛によるもの。でも、人を殺したことをショックに思ったり悩んだりを全然、ペベンシー兄妹はしない。普通は心に傷がつくだろうと思うのだけどあっけらかんとしたもの。ま、そこで悩み出すとファンタジーではなくなり、どろどろの物語となってしまいますが。
前作の「ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女」では、ナルニアってどんなところなんだろうという、未知な部分を知っていくという部分がファンタジーしていましたが、今回はファンタジーは抑えぎみでした。かなり軽めに見やすくなっている仕上がり。その部分が評価が分かれると思う。
コメント
ナルニア国物語 第2章 カスピアン王子の角笛
[ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛]
第一作目のときは、動物大戦争!みたいな観た目のノリの良さとインパクトが面白く、さほど気にならなかったですが、
本作ではそれに見慣れてしまったせいか、またはストーリー展開上、かなり似たシチュエーションが出てくる為か、「ロード・オブ・ザ・リング」のイメージとすごくかぶってしまっている印象。