「旅猫リポート」でにじむkoboかな

旅猫リポート-【電子ブック版】有川浩氏の小説をkoboで読了しました。キャンペーンで50%OFFのクーポンがあったのでゲットしました。小説がリリースされてからだいぶ周回遅れですが感動したのでレビューを掲載します。

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旅猫リポートは一言で言って反則技の小説です。もう、人を泣かしてしまおうという魂胆であちこちに地雷をしかけた作品。だから、ベタで来るなと思っていても思わず涙が、逆にそう来たかとやられてしまって涙した作品でした。

物語は秘密を抱えた30代のサトルとカギしっぽの雄猫ナナがサトルの知り合いを訪ねていくロードノベル。行く先々でサトルと尋ねた知り合いとの関わり合いが語られ徐々にサトルの抱えている秘密が明らかになり、さらにナナとの深い絆が読者がわかっていくスタイル。

やっぱり、猫は賢くて飼い主のことを気にかけてくれる仔がいいなと再認識して、虹の橋を渡っていった我が家の「ムサシ」のことを思い出して作者が意図していないところでホロリとしてしまったりした。おそらく、猫好きの読者は自分が飼っていた/いる猫やかかわりのあった猫をナナやその他登場した猫たちに投影して色んな思いをもったことでしょうね。

私が一番印象に残ったシーンは最後の旅の北海道のところ。北海道の原野で色とりどりの花をお墓参りのために摘んでお供えする。その花たちの色が虹のようだったというところが頭の中にその光景が浮かんで写真に撮ってみたいと埒もないことを考えてしまいました。

素敵な思い出を色んな人や猫と共有できる人生を過ごしたいと改めて思わせられた作品でした。

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