「7番房の奇跡」は涙腺直撃

7番房の奇跡」は本当にヤバイ韓国映画です! 特に小学校に上がる前の娘を持つ父親の人は要注意です。「7番房の奇跡」を観る場合にはタオルを用意してからにしてください。

7番房の贈り物 韓国映画OST (韓国盤)
B00BF954A6

 

「7番房の奇跡」の出演者

主人公の知的障碍者であるイ・ヨングリュ・スンリョン。リュ・スンリョンは「王になった男」では都承旨(トスンジ)のホ・ギュンを演じていて渋い骨太な男を演じていました。今回は6歳の心を持つ知的障碍者という全く違ったキャラかつ難しい役どころを抜群の演技力で演じていました。

そのイ・ヨングが愛してやまない娘イェスンの少女時代を本作が映画デビューとなるカル・ソウォンが演じていました。この子はパッと見それほど可愛く感じないのだけど演技を観ているうちに可愛いさがぐいぐい伝わってくる不思議な魅力を持った子です。
きっと、同じ年頃の娘を持つお父さんは自分の娘を彼女に投影して映画を観てしまうことになりそうです。

成長して法学生となったイェスンを演じたのはパク・シネ。「美男(イケメン)ですね」や「俺のことスキでしょ。」の明るい演技とは違った内に想いを秘めた大人の演技がパク・シネの違った面を見せてくれています。

刑務所の課長を演じるのはチョン・ジニョン。チョン・ジニョンは「トンイ」で内禁衛の大将ソ・ヨンギを演じていました。この人がこの映画を引き締めていた感じがしました。

「7番房の奇跡」の3人の父親

「7番房の奇跡」で重要な意味合いを持つ娘を失った(引き離された)3人の父親。

1人目は主人公であるイ・ヨング。無実の罪を着せられ死刑囚となって刑務所に入ってしまう。当然、最愛のイェスンとは引き離されてしまうことになる。

引き離されてしまったイェスンと会うために7番房の仲間たちが知恵を絞ることになります。

2人目はイ・ヨングに娘を殺された(と思いこんでいる)警察庁長官。イェスンと同じ年頃の娘が突然死んでしまったのだから父親の心理としては犯人はいくら憎んでも憎み足りない存在。自分の警察庁長官という立場をフルに活用して犯人(と思いこんでいる)のイ・ヨングを死刑に追い込もうとする。

3人目は刑務所の課長。彼は信じていた受刑者に自分の子供を殺されてしまった過去を持つ。だから、最初にイ・ヨングと出会ったときに激しくあたったのでしょう。その後、イェスンを引き取って義父となる。

イェスンとの関わり合い

この映画はいかにイェスンを刑務所内に引き込んでかつまだ外に出すかという仕掛けのところを見せる映画ではありません。そもそも刑務所の慰問の聖歌隊にどうしてイェスンが紛れ込むことができたのかは何も説明有りませんし、そのあと、いくら科長の命を救ったとはいえイェスンがフリーパス状態で7番房を出入りするなんてことは普通あり得ません。

そんなのは見せたいところではなくイェスンとイ・ヨングのピュアな父娘の関係を通して周りが変わっていく様をコミカルあるいはセンチメンタルに描いている部分が見どころ。
決して、イェスンが刑務所に出入りするシーンでは突っ込みを入れないように。

最後の父娘のセリフが泣かせます。イェスンがイ・ヨングにチョル(お辞儀)をして

「パパのおかげで生まれました。ありがとう」
「パパの娘に生まれてくれて、ありがとう」

言葉自体はどこかで言われているような言葉ですが、いままでのシーンの積み重ねで上のセリフがぐっと重みを持って見ている者に迫ってくるものがあります。

あと、韓国でもセーラームーンは大人気なんですね。事件のトリガーとなる黄色いランドセルはセーラームーンのキャラクターものでしたし、韓国語でセーラームーンの主題歌も流れてきました。

娘を持つ親にはぜひ見てほしい映画です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました