FB国内最大級の写真投稿・閲覧ページ「東京カメラ部」で投稿された約10万作品の中から選ばれた10作品「10選2013」の写真展が渋谷のヒカリエで開催されましたので仕事帰りに行ってきました。
東京カメラ部写真展が写真の世界に与えるインパクト
なお、会場内は撮影自由かつSNSなどで積極的にシェアしてねという、FaceBookページから産まれた写真展らしいコンセプトです。私の知り合いのブロガーさんも参加されてやはりシェアされていました。
新たな出会いが東京カメラ部で生まれ始めています。写真の新しい楽しみ方、表現形式だと思っています。
これは銀塩カメラからデジタルカメラへ変化し、プリントした写真でみんなに見てもらう形式からSNSで広く見てもらう、さらにSNSでシェアした写真をプリントしてリアルな写真展を開催し、さらにその写真展をデジタルで切り取りSNSでシェアするという新しい動きに代わってきていると考えられます。
フォトグラファー 相原 正明 氏 トークイベント
19時からフォトグラファー 相原 正明 氏のトークイベントがあるというので、必死で仕事を終わらせて駆けつけましたが若干遅刻。でも、席が空いていたのでちゃっかり座って聞けました。
主にオーストラリアのタスマニアでの撮影をメインにトークが展開されました。写真撮影の考え方を語ってくれたと考えます。
心に響いた言葉を箇条書きで書いていきます。
- X-T1を過酷な環境で使用した。富士フィルムが出展していてその一環でのトークショーという位置づけです。上の写真で撮影風景が映し出されていますが水滴などが付いていたりしています。
- 心の中に見えたシーンがどれ位写し出せるか。
- 地球だって寝顔があってもいいんじゃないの。
- 何を観てどこを観て感動したのか?綺麗だけでは世界の中では生き残れない。強さが必要。
- 植物をどうやって撮るか?自然とシンクロしていく必要がある。
- 頭の中に絵を作って、それからファインダーを見て頭の中の絵に近づけるように設定していく。
- 心の中に何が残っているか。その部分を切り撮っていく。
- 被写体となる人物と自分との間のバリアーをどう外すか。人の感情を読み取らないといけない。
風景とるのなら、まずは人物が撮れないとだめ。
モノクロの人物がしっかり取れないと基本ができていないと判断される。 - その人の背後にあるストーリーをどれだけ撮れるか。
私の課題だと感じたのは6と8。特に被写体となる人物との間のバリアーを外していくという部分は私にとっては永遠の課題となりそう。
たまたま湖に水を汲みに行ったらこの情景があったのでシャッターを切った。自然とシンクロ出来ていたからこのような写真が撮れた。シンクロできていなかったら単なる湖としか感じていない。
上の写真は相原 正明 氏が今回撮影していた中でのベストショットとして説明してくれました。男性の人生が感じ取られるシーンですよね。
オリジナルバックとコラボバック
今回はなんと東京カメラ部のオリジナルバックとコラボしたバックが会場内で販売されていました。まずはオリジナルバック
受注生産モデルのため12,800円(税込)ですが、質感はとてもいいですし持ちたくなるカバンです。
フルサイズのデジイチがちゃんと収まるスペースかつ東京カメラ部のシンボルカラーであるパープルとなっているので黒い鞄をおもむろに開けた時のおしゃれ感とサプライズ感が堪りません。
東京カメラ部のオリジナルバックである証。細かくて縫うのに時間がかかると職人さんに泣きが入ったいわくつき。
写真展の様子
10万点の中から選ばれたということで力作ぞろい。
構図といい背景の建物の色、モデルさんの表情とてもいいです。
もうこれはニャンコの持つパワー炸裂という作品
独特の世界観が心地いいです。
ひまわりと少女の組み合わせが素敵です。
他にも一杯展示されていて短い時間では見きれませんでした。さらに、展示作品以外にフォトブックも結構おいていましたので全ての作品を堪能するにはかなりの時間がかかりそうです。何回か通うつもりです。
展示会情報
会場
渋谷ヒカリエ8F「クリエイティブスペース 8/」
開催日時
2014/6/18(水)~2014/6/30(月)
午前11時~午後8時
※一部、開催時間が変更になる可能性があります。こちらで情報を更新いたしますのでご確認ください。
入場料
無料
メーカー展示
オリンパス
シグマ
ニコンイメージングジャパン
パナソニック
富士フイルム
写真に興味ある人なら参加はMUSTの展示会です。
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