FINE ART TOKYO × テラウチマサトによるFINE ART講評イベント「ゴッホの部屋」へ行ってきました。何しろ私が通っている写真教室の校長先生ですからね。
司会は佐々木紗々さん
司会は佐々木紗々さんです。安定の美貌です。茶髪から黒髪へチェンジされていますが、フォーマルなファッションと合っているんじゃないでしょうか。
ゴッホの部屋とは?
↑開始前にチェックしている(多分)テラウチ先生と塚崎氏。
「ゴッホの部屋」は
「現在は主流の作風ではないものの、アートとして面白い、新しい流れを感じさせる作品を取り上げる」ことで新しい写真文化の創造を応援することを目指しています。
「ゴッホの部屋」の開設を記念してCP+内で開催された御苗場 Vol.14横浜にて、「ゴッホの部屋」公開イベントを開催する予定だったのですが、記録的な大雪のため中止となってしまいました。今回はそのリベンジのイベントという位置づけ。
「ゴッホの部屋」ができたエピソードとして、昨年の東京カメラ部の写真展のパーティでのテラウチ先生のあいさつがあったとのこと。
いいね!を集めていると写真がつまらなくなる。人の目を気にするとつまらない写真になる。というコメントがそれ。東京カメラ部の投稿の中からいいね!の数やシェア、コメントなどで選抜され写真展に展示されるというもの。まさにテラウチ先生はその仕組みに対して辛口のコメントをしたのです。
テラウチ先生は言い過ぎたと反省して、「ゴッホの部屋」というものを塚崎さんに提案して、ちょうどFINE ART TOKYOを立ち上げようしていたタイミングだったのでコラボしたとのこと。
ゴッホは生涯2枚しか売れていない。でも、後世に名を残した。こんなのどうという問いかけ。わからなさが大事だと力説されたテラウチ先生は入選作の講評へ。
ハイエストタワーオブトーキョー
光の泡だらけで、一箇所だけ焦点合わせている作品です。ティルトシフトで撮影している。この写真は文京区の区役所で撮っている。 シリーズで撮影していて都内の展望台は全て登ったと豪語されていました。
- 足を止めて見てもらわないといけない。少数派でいかなければならない。
- この作品は発表し易い作品。
作者は北島さんなんだけど、テラウチ先生はわざと鈴木さんと言い間違いを何回もして、これだけすれば北島という名前が間違いなくみんなに覚えられると言っておりました。
alongside the wall
文京区、千代田区を撮っている。心にとまる瞬間を撮っている。この作品はビルとビルの間の光を狙って撮影した。
- 好きな理由があるはず。
- なんなくいいなと思って撮りましたでは世界では戦えないし、観てももらえない。
- 撮影ポジションを決めて、コンセプト決めて撮影したらいいのではとのアドバイス
Shinjuku Sta.
新宿駅の通路で歩いて行く人たちを見ていると異様な人たちだという思いにとらわれて撮影した一枚。フラッシュなしで、1/4秒で真ん中の人が止まっている。フラッシュなしで止まった人物を撮れたのはこの一枚だけ。他人になんと言われてもいい、撮っている時に殺されてもいいと思って撮っている。
その他講評
- やり通すこと。
- 一線を越えて行く。
- 一枚だけではだめでシリーズ化していくこと。
- タイムレスな作品であること。時を越えて行く。
テラウチ先生の愛情あふれた辛口の講評が炸裂していました。
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