今回の奇皇后はヨンチョル一派への反撃の転換点となる回。←毎回、書いているような気がするけど。
呪術対策
タナシルリが犬の魂魄を利用した呪いはヤンに対して悪夢を見せるだけではなく物理的な現象として首筋や腕に犬の噛み傷が現れたりしている。
ヤンはタナシルリが呼び出しをかけたのを利用して呪いをかけているのがタナシルリであることを確認する。
タナシルリは呪いの効果を目にしてざまあみろと快感を得るだけに対して、ヤンは情報を入手して次の打ち手を打つために会見を利用している。このあたりが二人の人間の能力の差を表している。
確実に呪いをかけているのはタナシルリだと確信したヤンはタルタルが示唆したお札が埋められていることを確信して、なかなか見つからなくても捜索の手を緩めさせない。
お札が発見されると次は呪術師の捜索。ヤンが直接、面通しをして見つけ出す。
「自ら怖れを打ち勝たねば呪いを解くことはできません」という呪術師に対して、
「云われずとも打ち勝つ」
と、きっぱりと言い切り
「神の怒りは恐れても私の怒りは恐れないのか?」と云いつつ祭壇に火を放つヤン。このシーンは格好良く決まっていました。ハ・ジウォンさんならではの決め台詞でした。
タナシルリの女官たちを拷問訊問して、ヤンを呪い殺そうとしていたという供述を得ようとするものの口が堅くてタンギセ将軍の妨害もあって失敗。
女官たちが口を割らなかったのは
- タナシルリへの忠誠
- 仕返しが怖い
のどちらなんでしょうね。あんな我儘性悪女のタナシルリに忠誠を誓うのかな・・・。
供述をとってタナシルリを廃位にしようという目論見は崩れたが、実は今回の呪術騒ぎで大きくヨンチョルへのダメージがあった。
それは呪いのリバウンドがヨンチョルに返ってしまい幻覚を見るようになり錯乱するようになったこと。ヨンチョルの精神を蝕んだためヨンチョル一派の力が弱まってしまった。
反撃の材料が整っていく
ヤンが呪いを跳ね返して、おなかの子に悪影響を与えることなく男子を出産。タファンはアユルシリダラと名付けた息子を溺愛する親バカになってしまう。
何しろマハ皇子の誕生日会にアユを抱きながら二人を競わせて皇太子を決めると言い放つくらいで明確なヨンチョル一派への宣戦布告ですね。
武力でヨンチョルを打倒するために都の守備隊を掌握するために隊長となったワン・ユ。最初の仕事は去っていった兵士の補充であったがウォンジンの妨害によりとても兵士になれそうもない者たちばかりが志願兵として押し寄せてくる。
ワン・ユはこれらの者たちを受け入れて訓練を施して着実にレベルアップさせていく。
ヨンチョル打倒のための布石が打たれていく中、タナシルリが出産と称して身を寄せていた寺で出産の真相を隠匿するために尼僧を皆殺しにしたが生き残りが実はいた。
生き残った尼僧からヤンはマハ皇子はタナシルリの実の子供ではないという衝撃の事実を知らされる。
この証人を握ればヨンチョルへの大きな攻撃材料となるが・・・。
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