世の息子を持つ父親のための映画です「世界で一番いとしい君へ」は。私は娘しかいませんが、きっと、息子を持っていたら号泣しただろうなと思う韓国映画です。
ソン・ヘギョちゃんもヒロインで出ているんだけどどちらかというカン・ドウォンとチョ・ソンモクの引き立て役。「秋の童話」や「オールイン」のソン・ヘギョとはまるっきり違っていい感じのお母さん役を演じています。少女時代がさらりと出てくるんですがソン・ヘギョと少女時代の対比がソン・ヘギョも大人になったんだなぁ~と感じてしまいます。
物語は17歳で運命的(?)出会いをした二人が出来ちゃった婚して、苦労して子供を育てるのだけど子供は人よりも早く年をとる早老症という病気にかかってしまっている。その子供が余命いくばくもない16歳という時点から映画はスタート。
ひょんなことからテレビに取り上げられることとなりちょっとしたハプニングが発生したりする。でも、物語は難病のお涙頂戴ではなく子供の死に向き合う夫婦とその周辺の人たちとの触れ合いがメインで進んでいきハプニングはその触れ合いの触媒みたいな扱いになっている。
特に印象的なのは子供が紡ぎ出す言葉が胸に響いてくる。自分の不幸を呪う言葉はなく親への感謝の気持ちに溢れた言葉が涙を誘ってしまう。
この映画の原作は韓国の女性作家キム・エランの「どきどき僕の人生」です。
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