改めて太王四神記ノーカット吹替版を観るとタムドクがチュシンの王となっていく成長物語であり、ヨン・ホゲがダークサイドへ落ちていく物語。
ヨン・ホゲはタムドクがチュシンの王へ成長するするために必要な噛ませ犬のような存在・・・・と書くとヨン・ホゲ=ユン・テヨンのファンの方から石を投げられそうだが、設定としてはそういう扱い。これが両方ともチュシンの王になれる可能性があり決まるのは四つの神器を集めた者なんてということにするとロードオブザリングになってしまう。
エトワール (株式会社 ハゴロモ)
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キハはずっとタケドク一筋なのだけど、火天会の大長老の陰謀の構想によりタムドクとの溝が今回を境にして広がっていく。天の存在と人の陰謀に翻弄されるキハはかつてのカジンがファヌンに挑戦しつつも愛情を抱いたのと同様に自分の中に矛盾を抱え込んで行く。ヨン・ホゲとキハは天に翻弄されながらもあがらう人間を象徴する存在だ。
ヤン王のKYな失策
ヤン王が騎馬隊にタムドクの護衛を依頼したのは大失策。騎馬隊の隊長が誰の方に向いて動いているか情報を知らずにヨン・ホゲに忠誠を誓う騎馬隊をタムドク亡き者にするように動きやすくしただけ。また、これにより騎馬隊の隊長の口からキハが朱雀の守り主としてヨン・ホゲに忠誠を誓ったことをばらされてしまいタムドクの心に疑念を生じさせた。
キハとタムドクの一夜
なんでそんな風に一気にキハとタムドクの関係が進んでしまったのか、合理的な説明ないまま一夜を過ごしてしまう。しかし、ムン・ソリとペ・ヨンジュンの演技力とサウンドトラックの力でもって強引に納得させてしまうのはさすが。まあ、愛に論理性を言い出すのはやぼですが。ここで光っていたのはムン・ソリさんの演技ですね。目の演技が素晴らしい。
各部族長の息子を捕らえてヤン王に濡れ衣をきせた陰謀を聞いたときのキハがヨン・ホゲへ向けた軽蔑の目。キハが朱雀の守り主としてヨン・ホゲに忠誠を誓ったことを騎馬隊長によりばらされた時のタムドクへ向けた許しを乞い理解してほしいと訴えた目。
タムドクがチュシンの王へ成長するための試練はまだまだ続きます。
地上波でのレビューは太王四神記 第7話「都を追われて」でどうぞ。
コメント
stanakaさん、おはようございますm(__)m。
>ヨン・ホゲ=ユン・テヨンのファンの方から石を投げられそう
ヨン・ホゲ=ユン・テヨンさんのファンの人は私が知っている限りではありますが、冬ソナのサンヒョクに
肩入れしていたような傾向が多いようですし映画での敵役・悪役キャラの好演で免疫がついていると思います。
少なくとも以前私が「ヨン様の人生って幸せなの?」と記事にしただけでサイバーテロを仕掛けて来た
“カジョク”の人のような人はいないと思うので、stanakaさんの更なる鋭い分析を楽しみにしています。