太王四神記 第11話「天の裁き」

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今回の太王四神記は「離れた手と手」

ヨン・ガリョをはじめとした貴族たち、大神官たち、そしてキハが集まっている天地神堂にタムドクが現れたときのキハの驚きの表情。「どうして死にに来たの?馬鹿ね」と言わんばかりでした。

さらに、大神官が近衛兵の証言を持ち出して、ヤン王殺害の真犯人はタムドクではなくキハだと示したシーンでは絶望的な表情を見せていました。それでも、気丈にタムドクに向かって「私に直接聞いてくれれば」と訴えましたが、ヨン・ホゲの邪魔によりその願いはかなわず却ってカウリ剣の執行を早めることになってしまう。

タムドクがカウリ剣の執行を受けるために大神官へ向かうときにキハのそばを通ったのに、キハが差し出した手を取ろうともせず、キハの顔も見ずに通り過ぎたのはヤン王殺害の疑念があったからか。さらに、ヨン・ホゲが構えたカウリ剣をキハは奪い取りタムドクに突き刺す。それは死ぬときは一緒というキハの愛。

キハにとってみればタムドクは自分のことを信じてくれると思っていたのに、それがタムドクの疑念という予想外の反応に自らも後追いで死ぬつもりの覚悟の一刺し。

キハにとって切ない一瞬でした。キハもタムドクも死を覚悟した一瞬。カウリ剣は正しく天の裁きを行うことにより、タムドクは生き返り、キハは自ら死ぬことを取りやめた。天の裁きによりタムドクとキハの道が二つに分かれた瞬間でもあった。

太王四神記ずっこけ撮影応援日記
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タムドク、チュシンの王を自覚する

あれほどタムドクは王になるのを忌避していたのにカウリ剣の一件以降王になることに目覚める。タムドクの人生観のチェンジの理由を考えると、

  1. カウリ剣がタムドクを生かしたことにより、天の意志を実感してチュシンの王になるべく自覚した
  2. タムドクが信頼していたキハに裏切られた思いを抱いた

ことだろう。特に2が大きく関与していると思う。

タムドクがヨン・ホゲに対向するための打ち手としては、

  1. 情報部門の新設→コムル村の人たちを雇用
  2. 武器防具の強化→パソン姉さんの雇用
  3. 精鋭部隊の獲得→傭兵部隊のチュムチたちの取り込み

1,2はスムースに行ったが、3はちょっと手強そう。でも、きっとタルビがタムドク側にさっさと付いたから大丈夫。

キハ、前世を想い出す

火天会の大長老がキハが想い出したカジンとしての記憶を取り去ろうとするが何かの力により妨害される。キハは人事不肖に陥る。火天会の大長老はヨン家にキハを運び込む。ヨン・ホゲの影響力を期待してのことか?

キハの身に何が・・・・って、思わせぶりに書いてもあのキハのお腹に手をあてるシーンや吐き気を催すシーンを見ればバレバレ。でも、タムドクに誤解され、冷たい仕打ちをされた後にこんなことが判明するなんて皮肉な展開。切なさが増します。

次回からはタムドクがチュシンの王として成長していく成長物語・・・・・かな。

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