NTT R&Dフォーラムブロガーツアー

2009年2月19日にNTT R&Dフォーラムブロガーツアーに参加しました。会場はNTT武蔵野研究開発センタです。

 NTT武蔵野研究開発センタかつて武蔵野通研と呼ばれ、NTTは電電公社と呼ばれていた今から約30年弱前に私はこの研究所に足しげく通ったことがありました。当時は研究室の前にたまにアルコール飲料の空き瓶がごろごろと並んでいるのを見たことがありましたが、左の写真のような建物になっているとそんなことはないんだろうなと時代を感じます。

今回のツアーは一般には公開されないNTTグループの研究成果の発表イベントに、gooラボのサービスを提供するNTTレゾナントさんからの招待でブロガーの参加が実現したもの。

三鷹駅からスーツ姿の人たちにまざって無料バスに乗って会場に到着。平日の13時半ということで会社は有休にしての参加なので、私はあえてカジュアルな服装で参加しましたが浮いていた感じ。

最初にNTTレゾナントさんから以下の2つの説明を受けました。

ココde検索

ケータイから自分の近くの情報を探せるサービス「ココde検索」の最大の特徴はランキングに地理情報を利用している点。携帯から位置情報を利用してキーワードとあわせたランキングで検索結果を表示するので近くのお店をすばやく見つけることができる。地理文書検索ランキング技術

位置情報に関わる情報はブログ内には、かなりの割合で含まれているとのことなので有効な検索技術と言えるかと思います。

ぐにゅナビ

ぐにゅナビは感性から映画をリコメンドしてくれるというもの。

感性解析技術とは

“かわいい”とか”テクニカル”とか感性表現を指定していくことによりお勧めの映画が提示されるというもの。

私は逆の発想でドラマや映画のレビューを書くときに自分の感じた気持ちを的確に表現する言葉が見つからなくて、結局はちょっと違うなーと思いながら次善の言葉で書いていたりする←単に年だからということかも知れないが。そんなときに思いついた言葉でナビゲートしていきながら、色々な類義語を提示してくれてその中から選ぶということができればなーと感じました。そうすると、裏で情報を取得する側もきちんとしたデータが取得できるのでブロガーも検索エンジン側もお得だと思うのだけどいかがでしょうか?

自由行動

説明が終わって、17時まで自由行動で会場内の展示を見物する。時間は余るかなと最初は思っていたのだけど、全然足りませんでした。それだけ興味を引く研究開発の展示が多かったということです。下の写真は展示会場の一部です。

展示会場風景

スモールワールドに基づく高速類似探索

膨大なデータから手元のコンテンツと似ているものを検索し可視化する技術。スモールワールドという言葉がディスニーランドですか?というボケをしたくなる言葉だったのですが、wikipediaのスモールワールドの解説を読んで納得。膨大なものであっても似たような性質を持つものにグルーピングされる。世間は狭いというやつに膨大なものを押し込めて手早く検索する技術・・・・なんて書くとデフォルメしすぎか。

デモでは政治記事の文章を検索入力として、新聞記事から類似する記事を検索させていましたが、結構適合していました。その他、画像検索にも適用したデモがありスポーツしている人物の写真を検索入力すると類似した写真が出力されていたのを見てうちの写真素材集サイトにも欲しい機能だと激しく思いました。

画像検索ではインデックス化するのに画像をブロック単位で区切って階調情報を抽出してそのパターンでもってスモールワールドに基づく検索していく手法と説明されていました。

モバイル・スニペット生成技術

携帯電話の小さな画面でも目的とするページがひと目でわかる検索結果を表示させる技術。検索結果にタイトルとともに内容の概要が表示されるが多くの場合は単に先頭から決められた文字数を表示しているだけ。これだと余計な文章が混ざっていたりタイトルと同じ文字が並んでいたりして検索者の手がかりにならないことが多い。

モバイル・スニペット生成技術は要約技術を使って、重要な情報を表示させることにより検索者が判断しやすくするもの。

携帯からインターネットにアクセスすることが多くなっていくので、この技術は重要ですね。私のブログにも似たような機能で各ページ毎にメタタグのdescriptionとkeywordに自動的に埋め込む機能が入っています。読んで貰うという点では今後ますます重要となる機能と思われます。

ライフログ可視化・開示支援技術

これは究極の個人情報の蓄積・公開システムと言えるかも。人がどこへ(Where)だれと(Who)何を(What)したかをセンシングしたものを蓄積し公開するもの。実際に人が実験対象となってデモしていて、おそらくその人が持っている携帯の情報をセンシングしているのだと思うのだけど、そこからGPS情報、どのサイトを閲覧したといった情報を取得。その情報を使って、その人向けにターゲットした広告を送るということをしていました。

これは・・・こんなことをしたいと望む人はいるのだろうか。究極のアリバイ証明にはなりそうだけどそんなことのために自分の情報を他人にゆだねるようなことはしたくないという気持ちは強いはず。それを上回るメリットが提示できないと受け入れられそうもない。

所感

私も展示会で製品紹介のために説明員として立った事がありますが、今回の説明を聞いて「俺もあんな独りよがりの説明をしていたんだ」と話が振り見直して冷や汗かきました。研究員の方なのでなおさら、要素技術の説明に終始しがちで、かつ、言葉がその世界の言葉で聞き手が理解できない。また、どんなメリットをユーザにもたらすのかが一切説明がないままに技術のみ説明されるので利用シーンが浮かばずに理解できないということがしばしばありました。

おそらくは研究所から事業会社への説明の場なので、商業利用への展開は聞き手の事業会社側の責任なのでしょうね。

久々の先端研究と技術に触れられて私の頭の中もリフレッシュされました。次回も機会があれば参加したいです。

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