朱蒙 公式ノベライズ (上)

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朱蒙 公式ノベライズ (上)を今更ながら読みました。公式としているだけあって、ドラマの朱蒙(チュモン)とほぼ同じストーリ展開となっています。そして、意外なことに読み物としても結構面白い。通勤電車の中で朱蒙 公式ノベライズ (上)を夢中になって読んでしまいました。

小説ならではの部分では人物設定が俳優さんに影響せずに読み取れることがあります。例えば朱蒙(チュモン)は美女であるプヨン(芙英)をも上回るイケメン。ヘモス(解慕漱)もイケメンという設定ですね。ユファ(柳花)は春の光のように輝く白い肌という表現でおぢさんのすけべ心をくすぐります。

朱蒙 公式ノベライズ (上)
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朱蒙 公式ノベライズ (上)
チェ・ワンギュ/チョン・ヒョンス/ホン・ソクチュ
朝日新聞社
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単行本
在庫あり。
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ユファ(柳花)のおつきの女官であるムドクはごつい大女という設定にはへぇーーって感じ。ムソンの妹という設定だからそうなるのでしょうね。

ヘモス(解慕漱)とユファ(柳花)のラブラブぶりを見て嫉妬を覚えるクムワ(金蛙)の気持ちが赤裸々に描かれておりドラマよりも明確にクムワ(金蛙)の嫉妬振りがわかるようになっています。

朱蒙 公式ノベライズ (上)ではヘモス(解慕漱)、クムワ(金蛙)、ヤンジョン(楊晶)の3人が仲の良い学友だったのが古朝鮮が漢に滅ぼされ、ヘモス(解慕漱)は古朝鮮の再興、クムワ(金蛙)は扶余の王子、ヤンジョン(楊晶)は漢の手先となっている時点の、例の武術大会から始まる。そして、朱蒙(チュモン)が自分の剣をDIYで製作しているところをヨンポ(英圃)のたくらみで鉄器工房が爆発事故を起こし宮を追い出されるところまでが描かれている。

ドラマと朱蒙 公式ノベライズとの気になった差異は以下のとおり。

  1. 朱蒙(チュモン)が情けない奴だったのは朱蒙(チュモン)が赤ちゃんのときにヨミウル(汝美乙)が祈祷を上げるからとユファ(柳花)を騙して朱蒙(チュモン)を預かり気穴をふさいでしまって体をうまく動かせないようにしてしまったから。
    ドラマでは朱蒙(チュモン)がヘモス(解慕漱)と出会いその中でヘモス(解慕漱)が朱蒙(チュモン)の気孔を正してあげるというシーンはあったけどヨミウル(汝美乙)が悪さしていたとまではなかったと思う。
  2. 朱蒙(チュモン)がテソ(帯素)とヨンポ(英圃)の悪巧みで死にそうになるのは小説では狩の大会でヨンポ(英圃)が朱蒙(チュモン)の頭を殴りつけ半死にになったところを深い穴に落とすとなっている。そこにソソノ(召西奴)一行が通りかかって助けるというのは同じ。
  3. テソ(帯素)は初期の段階で太子となる。ドラマではクムワ(金蛙)が中々、首を縦に振りませんでしたが小説ではテソ(帯素)の功績に対して渋々ながらも太子にしています。

また、本の最初に年表と高句麗が建国された頃の地図が掲載されているのは朱蒙(チュモン)の物語を時間的、空間的に把握するのにありがたいです。

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