VAIOに添付される画像アプリケーションを約2ヶ月に渡り試用してきました。
今回は他の同種のソフトから差異化を図っている機能をご紹介。
ソニー・グループとしてコンテンツからAV機器まで扱っています。この強みがどのように画像アプリケーションPMBにどのように生かされているかを確認していきます。
今回、試用しているPMBはVAIOにバンドルされるものでPMB VAIO Editionとなっている。ソニーのデジカメやビデオにもPMBがバンドルされていますが、それらとの違いは、PMB(Picture Motion Browser)バージョン別機能一覧表によると
- AVCHDの画像をMPEG-2 に変換
- SD(標準)画質DVD作成
- HD(ハイビジョン)画質DVD作成
- ブルーレイディスク作成
- ワンタッチディスク
などが挙げられます。(他のバージョンでもできるのはあります)これらもクールな機能ではありますが変換やディスク作成ということで機器にそもそも再生や作成機能がないと意味ないものです。
今回紹介のクール機能は他のバージョンでも機能があるものです。
ショートムービー作成
本機能はVAIO 画像アプリケーションPMBで動画編集で紹介済みですが前回は静止画メインで作成したものなので今回は動画メインで作成してみました。また、素材は大長今テーマパークへ行ったときに撮影したDVテープをiLink経由でPMBに取り込みました。ちなみに以前、手作業で編集したものもありますので比較のために並べて掲載しておきます。
あきさせない編集ということではショートムービー作成に軍配が上がりますね。
↓こちらが手作業で編集したもの。
検索機能
デジタルカメラが普及したことと、大容量ディスクが安価になったことにより大量の画像を保有する人が増えたのではないでしょうか? 海外旅行に行けば1回の旅行で1000枚程度撮影することもあるでしょう。また、お子さんが生まれたらそれこそ毎日大量に写真やら動画が発生していきます。
これらを全てプリントしてアルバムにするなんてことを銀塩写真時代のようにはできません。そうすると普段はハードディスクに入った写真を何かのおりに探して鑑賞するということになります。
ブロガーのイベントで写真を沢山とられている人にどんな管理をしているか聞いたことがありますが日付を名前としたフォルダーを作成して該当する撮影日の写真を入れていくということをお聞きしたことがあります。
私は年のフォルダーを作成して、その下に旅行先やイベント名を付けたフォルダーを1TBの外部ディスクに作成して保管しています。さらに、専用サーバを借りていてオープンソースのアルバムソフトでほとんどの写真を管理しています。
でも、そろそろ1万枚を超えようとする写真を管理するには検索手段が不十分だと感じています。オープンソースのアルバムソフトに保管した写真には極力タイトル名を付けようとしていますが大量に撮影した写真の前には一部しか付けられず多勢に無勢です。
そんなカオスな写真管理の状態を改善するためのツールをPMBは用意しています。
簡単な仕掛けはインデックスと呼ぶフォルダー構造による検索とカレンダーと呼ぶ日付による検索というかブラウジングが基本で用意されています。さらに高機能なものとして以下のものが用意されています。
顔検索
顔が自動抽出されてインデックス化されていますので、探したい顔をクリックすると該当する写真が検索されます。
私のような大人の顔は変化があまりないので比較的過去のものもヒットしますが子供の顔は成長により変化が激しいのである年代しかヒットしません。
たとえば、これを利用してインデックス化された子供の顔をマニュアルで何歳とかソフトに教え込むと年代別に並べて表示するとかしてくれないでしょうか。
また、笑顔検索というものもあります。まあ、実家に子どもが笑っている写真を選んで贈るという用途に使えるかも。
ラベル検索
タグのようなものであらかじめ用意したラベルを各写真や動画に設定しておき、ラベルで検索しようとするもの。複合検索も可能です。
ただ、クリックするだけとはいえ、手間は一手間いるし、用意したラベルに当てはまらない場合はどうするかとか、そもそも最初に分類を考えるのが面倒というのもあります。
例えば、旅行好きなら国別、都市別、建物、風景といったラベルをもっと用意してくれていると使う気になるかと思います。
位置情報あり・なし
GEOタグが入っているかどうかで検索するもの。これも緯度経度から国、県、市くらい分類できるかあるいは指定された位置から近いもの順に並べるといったことをしてくれるとうれしいのだが。
これからさらに成長していくソフトと思いましたのでクールな機能の紹介とあわせて私なりに改善点を述べさていただきました。
これとあわせて従来の紙に焼いた写真に代わる表示デバイスの工夫もお願いしたいと思います。フォトフレームの方向とテレビへの表示という方向がありますが、みんなでワイワイガヤガヤと見るのなら大画面のテレビかなと思います。PMBと大画面テレビの融合についても研究をお願いします。
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