イ・サン 第32話「突然の別れ」

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今回のイ・サンは「KYなイ・サン」

いい加減気づいてやれよとツッコミを何回も入れつつ観た回でした。ソンヨンにとって清国への使節団へ入れられ更に芸府司に留学と称して実質的な追放にされる事態が発生している。これを解決するには手っ取り早いのはイ・サンに直訴すること。これをソンヨンがしなかったのは、以下のような理由でイ・サンに迷惑がかかると思ったことからだろう。このあたり、とにかく耐えるヒロインということでいじましい。

  1. イ・サンの母親である恵嬪(ヘビン)との仲を悪くしてしまう。
  2. イ・サンのような地位のある人物が茶母を気にかけるというのは普通ありえないので憶測を呼ぶ

ということでイ・サンのことを思って自分を犠牲にして身を引いたということなのでしょう。別のやり方として、たとえば、テス経由でホン・グギョンに事態解決を相談するというのもありかと思うのだけど、相手は老論派との戦いで支援してもらった恵嬪(ヘビン)なので途中で断念ということになるかもしれない。後は清国の芸府司に手を回して即効で卒業(?)できるようにできないかということだけど、こちらは清に行っていたことのあるチョン・フギョムの得意な領域かもしれないので変な横槍が入るかもしれない。

ということでソンヨンが清国へ追放される環境は整っているということと言える。

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イ・サンとソンヨンの市場デート

どういう訳か韓流ドラマでのデートは現代劇でも時代劇でも市場などでのお買い物デートが定番。ソンヨンがドジなことにイ・サンへの贈り物にと買った風簪(プンジャム)をひったくられる場面はあったけど、市場の人通りは多いし花火をしたりしてみんな楽しげにナイト・ショッピングしている。これって、この当時の治世がうまくいっているということですよね。あの風景を観て私もそこで買い物したいと思ってしまいました。

きっと、このシーンを某国総理大臣夫人が観ていたら、ハン・ジミンさんに代わってイ・ソジンさんとあの市場デートしたいと思ったことでしょう。

風簪(プンジャム)ですが、イ・サン 第2巻—韓国ドラマ・ガイド (教養・文化シリーズ) (ムック)によると笠の下の見えない部分煮付ける飾りなので、慕っている人に永遠を約束する証として贈ることもあったとのこと。ソンヨンの切ない気持ちが込められていた品物なのですね。為になるは~。

ソンヨンが足をくじいてイ・サンが手当てをしようとソンヨンの履いているポソンを脱がせてさりげに足を触りますが、これを観ていた世のオヤヂたちはきっとイ・ソジンに嫉妬の眼差しを送ったことでしょう。まあ、女性からはどうなんでしょ?

ヒョイの逡巡

恵嬪(ヘビン)がソンヨンを清国への使節団に便乗して追放しようとする動きをしていることに、ヒョイはひどい仕打ちだと感じてなんとかとりなそうとする。しかし、いくら人の好いヒョイも人の子、イ・サンへ言いにいったが結局は言えずじまい。さらに決定的なのは涙ぐむソンヨンの肩と手を握っているイ・サンの姿を目撃したこと。このシーンを観たらイ・サンとソンヨンはただならぬ関係と思わないのは鈍い当事者二人だけ。これによりソンヨンは助かる機会をイ・サンのおかげで逃してしまったことになる。

ヒョイもこの件で心に傷を負うことになるのかな。

臥薪嘗胆する人たち

チョン・フギョムはイ・サンの攻勢から逃れるために清国への使節団の書記官となりしばらく宮中を留守にする。ファワンとの別れのシーンはなんだかほのぼのしていて悪役とは思えない感じ。本当に母と子の会話みたい。

チョンスン(貞純)王妃は「私がこの手に何を握っているか」なんて恐ろしい独り言を言っている。まだまだ、このチョンスン(貞純)王妃の心は折れていないようで強いお人です。イ・サンは大変です。

それで、イ・サンがソンヨンが乗る船を後悔の念で見送るシーンは「宮廷女官チャングムの誓い」でチョンホが済州島へ流刑となるチャングムの乗った船を見送るシーンを思い出させました。

さて、ソンヨンはいかに?

コメント

  1. 「イ・サン」第32回「突然の別れ」

    いやあ、本当に突然の別れでしたね~。ソンヨンがかわいそうで見ていられませんでした。一方、サンとラブラブなのはいや~ん(*^ ^*)でした(笑)。

  2. Sayopee より:

    こんばんは。
    サンにはどうしても厳しくなってしまうのは、ソンヨンチャンがかわいくて健気だからかなあ、と思ってしまいます(笑)。
    ピングンの本名がヒョイだということを忘れていて、記事を読んでヒョイって誰だっけ?と思ってしまいました(^_^;)。
    もうすぐ折り返し地点のこのドラマですが、まだまだ何が起こるかわからないですね。

  3. とん子 より:

    おはようございます~~~:-P
    ソンヨンは実に真っ直ぐな人ですから、自分のことでテス経由でグギョンになんとかしてもらおうとか、サンに直訴するとかそういうことは決してしないでしょう~~~:-D
    たとえ自分がピンチになってもだ~~れにも迷惑をかけないようあえて何もかも背負う人だと思います。
    イチョンはグギョン経由で清の使節団になりましたがね:lol:
    私としては久しぶりにミリさんらしいシーンが見れて嬉しかったです:-D
    ソンヨンのプレゼントはそんなに深い意味があったんですね。ガイドブック読んでない私としては勉強になります<(_ _)>

  4. セソン様~ より:

    市場のにぎわいは、ナレイ自体が年末差し迫っての行事という設定でしたし、王妃の誕生祝いをみそかに予定してたけど取りやめたという話がありましたので、正月のにぎわいかな~、等と思いながらみていました。確かに楽しそうでしたよね~。花火なんかもやっていましたし。
    ピングンは、セソン様にソンヨンのことを言えなかったことに、自己嫌悪を抱いていたようですので、本当に純真な人なんですねぇ。心に傷を負ってダークサイドに落ちたのか、後半さらに(引け目もあって)いい人になってソンヨンを支えてくれるのか、ちょっと目が離せなくなってしまいました。ヘビンはやっぱりチェサングンだったんだなとか思ってしまいました。
    王妃は楽しみです。これで終わるということはなさそうですね。セソン様を苦しめないのであれば、バンバン悪巧みして老論派に復讐してもオッケーなのですが、どっちにしても復讐した後セソン様に反撃してきそうですねぇ。
    なんだかんだ言って、ソンヨンは凄い才能を見せつけて、せいぜい1年くらいで芸府司を修了してしまうのではないかと踏んでいるのですが、どうでしょう?

  5. stanaka より:

    Sayopeeさん
    ソンヨン可愛いです:oops:
    健気ですし、だからこそイ・サンには敏感に感じ取って欲しい。身近にいる人の困ったことや要望を汲み取れないで政治はできないぞと言いたいです。王妃が何をするのかが期待です。
    とん子さん
    キョン・ミリさんのチェ尚宮を彷彿とさせるところが出ましたよね。20歳くらいの小娘のソンヨンが雲の上の人である世継ぎの母親と対峙するのですから普通に考えると、チェ尚宮出さなくてもびびりますよね。
    セソン様~さん
    なるほど、お正月近くということですね・・・ここでガイドブックをチェックすると今回の使節団は冬至に送られる冬至使という名前の使節団なんですね。だから、年の瀬の12月中旬くらいという設定ですね。新年が近くてみんなお祭り気分かな。
    ソンヨンはどうなんでしょうね。更なる試練が用意されているような気がしますが。

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