妥協しない3D ブラビア

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3Dブラビア

ソニーの発売前の新製品である3D〈ブラビア〉を体験してきました。上記は3Dブラビアと3Dメガネの商品企画をされた亀友氏をはめ込んだイメージ図です。なかなか3Dメガネがファッションアイテムとなっておしゃれです。3Dに対する熱い思いを聞いてきましたのでその思いを書きとめてみたいと思います。

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3Dコンテンツはあるのか?

3Dコンテンツを立ち上げるには

3Dを楽しむにはコンテンツ、ディストリビューション、ディスブレイが揃っていないと楽しめません。そのうち、やっぱり気になるのはコンテンツですよね。どれくらい用意されるかで3Dテレビが普及するかどうかが決まる。以下のようなコンテンツが用意されるようだとお聞きしました。

  1. ブルーレイ
  2. PS3用ゲーム
  3. スカパーHDにて南アのワールドカップ
  4. BS-11試験放送
  5. J-COM
  6. アクトビラ

テレビ局もソニーさんに相談が来ている様です。アバターの成功でコンテンツ制作者側がどれくらい3Dコンテンツを作る気になっているかがポイントかな? ソニーはコンテンツ制作から配信までグループとして持っていますからかなり有利なポジションにありますよね。

ソニーのこだわり

ソニーは

  • 家庭用でも画質・使い勝手に妥協しない
  • テレビなので3Dもいつもの家庭環境で見るのは当たり前

という前提から出発して導き出されたのが以下のスペックというわけ

ソニーのこだわり

でも、その道のりは平坦ではなく、特に高画質3Dを実現するには以下の3点の壁がある

  1. Full HDの維持
    →右用、左用の2画面を表示してもFull HDを実現しなくてはいかん!
  2. クロストークを低減し立体感の低下を防ぐ
  3. 輝度をキープ
    映画館のような暗い部屋ではなくリビングのように明かりのある環境でみなくてはならない

で、この中で気になったものを取り上げていくと

3Dのクロストークってなんぞや?

クロストークって、電話だと混線となるけど3Dだと何?と頭の中が???だらけだったのだけど以下の説明で氷解。

クロストーク

  1. 3Dを実現するために左目用の画面と右目用の画面を高速に切り替えて表示している
  2. 液晶では画面の切り替えは一瞬ではなく上から順次塗り替えていく
  3. 2倍速で1/120秒毎に左・右・左・右と切り替えると左用画面でも右用の画面が残っていることになる。これがクロストーク。
  4. 4倍速にして、1/240秒毎に左1・左2・右1・右2とすると左2、右2は完全に左もしくは右用画面のみが表示されているのでクロストークは発生しないフレームが存在する。
  5. その完全な左右画面の時のみに3Dメガネのそれぞれの目のシャッターを開けるようにすればよい。

な~るほど。

高輝度3D映像

輝度の高さは家庭で使われるテレビということで重要。

高輝度3D

先ほどの4倍速とからむのだけど完全な左右画面の時にだけLEDを光らせる。オン・オフを繰り返すのでオンの時はより明るく光らせることができるそうです。

プラズマと比べて液晶の優位点

  1. プラズマは縦波と横波の両方に対して、液晶は縦波のみ。
    3Dメガネは横波をブロックするのでプラズマは横波分が減光してしまう。
  2. 階調表現をプラズマは単位時間あたりの点滅回数なので左右用で倍の速度で点滅させているため既に限界。
    液晶は印加電圧のため3Dによる制約はない。

こだわりの3Dメガネ

3Dメガネ

一番右がノーマルサイズで左のカラフルなメガネがスモールサイズ。ここに到達するまでにかなりの紆余曲折があったそうな。

頭のサイズの測定

頭に当てているのが頭のサイズを測る道具です。ソニーの商品は全世界で販売されるので全世界の人に使える3Dメガネを作成する必要がありました。それでプロトタイプの3Dメガネで試着してもらうとイギリスの女性の方がかけ心地が悪いと言われたそうです。欧米の方は頭のサイズが小さく、アジアは大きいがインドの人たちはでも小さいということがあるそうです。結局は一つのモデルでは対応できなくてスモールサイズ用を作ることになったそうです。

スモールサイズスモールサイズ

子供でもちゃんとかけ心地がよいというのが上の写真。

リビングは明るい光が満ち溢れているので、この外光をどうにか処理する必要があります。そんなポイントも考えられている3Dメガネ。

外光を遮断

かけ心地を良くするために鼻あて、ツルの微調整可能でサイドスイッチでツルの広がりを選べます。

3Dのデモ

デモ映像として用意されていたのはサッカー、旭山動物園、ゲーム、海中撮影など。

デモルーム

写真の部屋で3D映像を体験しました。特に3Dとして優れていたのは旭山動物園の水槽の映像がちょうど液晶画面が水槽のガラスとして見立てることができて、すぐに3Dを味わうことができました。臨場感があってよかったです。ゲームではレーシングゲームが3Dで迫力あってよかったです。ひょっとして3Dはゲームで流行するかもしれないと思わせるくらいの迫力。キラーアプリが出てくると、ゲームしたいために3Dテレビを購入するということになるかもしれませんね。PS3を持つソニーならそういう仕掛けを考えているのかな。

それで、気になるお値段ですが、3D標準対応のLX900シリーズ46インチで35万円だそうです。意外
と高くないというのが印象です。とはいっても、私に買えるかどうかは別ですが。

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