イ・サン 第42話「衝撃の処分」

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今回のイ・サンは「大人の事情」

イ・サンの今回の判断は間違いだと思うぞ! イ・サンの孝行の部分が強く出た判断だと思うけど国の頂点に立とうかという人物にとっては孝行よりも民にとって何が大事かという部分の方が優先度は高いと思う。老論派は私利私欲を肥やす利権集団であり、国を引っ張っていくというよりも自分の利益を第一に考える集団であり国を停滞させる集団となってしまっている。この際は血の嵐により老論派パージをして政治を刷新するのが民のためなんではないかな。

イ・サンが英祖の名誉のために認知症であることを隠すという大義名分は英祖自身の認知症を明かにしてよいという言葉によりなくなっている。さらに言えば英祖の願いを踏みにじることであり、あえて己れの恥の部分をさらけ出してでも民のためを思って政治を行った聖君という評価もでてくるはず。

イ・サン 君の選択は間違っている!

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チェ・ソクチュ 老獪なり

断罪を選択した場合に取調べの中で英祖の認知症が明らかにされ、後世に記録として残ってしまう。ひいては英祖の名誉が損なわれてしまうという論理により、イ・サンの孝行というウィークポイントをついたチェ・ソクチュの根回しはさすが。組織に生きる人の手本のようなうまいやり方でした。私はチェ・ソクチュのこのような論理の進め方は嫌いではない。イ・サンに選択するための重要な判断材料を提供したと考えれば正しいこと。

むしろ、イ・サン側のホン・グギョンやチェ・ジェゴンが老論派を断罪するだろうと思い込んで、イ・サンに重要な判断ポイントを提示しなかったことこそが大きな誤り。孝行に対しては、民の視点という対立軸をきちんと提示すべきであった。その上でイ・サンがどちらを選択するかを明確にしていき。どちらかを選択した場合のリスクを低減できる打ち手を考えていくべきであった。

英祖、老いても聖君

イ・サンの決定に納得できない恵嬪(ヘビン)が英祖の元にやってきて問いただすことにより英祖はイ・サンが英祖の名誉のために今回の件を実質的に不問に付すことを決定していることを初めて知る。

そこで英祖がとった行動は貞純(チョンスン)王妃を呼び出し王妃を廃位し平民にするという王命を出す。ルンルン気分でやってきた貞純(チョンスン)王妃の天国から地獄へ突き落とされた表情がカタルシスを覚えます。やはりリーダさるものこれくらいの決断はしてみせろという英祖の最後のイ・サンへの教えかな。

さてさて、この後、イ・サンの配慮により生き残った老論派はいかなる動きに出るのでしょうか?

コメント

  1. セソン様~ より:

    王妃が王様なら分かってくれる~、って思うのはそれまでの経緯で分からなくもないのですが、今回問題になってるのは謀反の疑い。
    王妃の今までの周到さからすると、残念でした。
    王妃の陰謀はこの物語で一番面白いところですから、王妃の巻き返しは今後出てくると思いますので、この残念さを覆すような悪女っぷりをみせて欲しいです。

  2. Sayopee より:

    こんばんは。
    43話で部下が先走ってしまいますが、それも42話のサンの処分がぬるかったことが原因なんだろうなあ。
    いよいよ王になったとき、思い切った決断ができない性格が変わることを期待しよう…。

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